シャベルとキクのお話　その14

このお話は、しゃべるの大好きシャベル(S)と、聴くの大好きキク(K)が、気になったことを2人で気ままに話した記録です。今日は、言わないと伝わらない！について。

シャベル(以下S)こんにちは。
キク(以下K)こんにちは。
S 今日は、言わないと伝わらない！、について話そう。
K ほう。どの場面を想定してる？
S まずは仕事。忙しいときに、頼まれたらつい引き受けちゃって、あとで苦しくなったことない？
K あるある。この件終わった！と思ってつぎの仕事に取りかかろうとすると、終わったと思っていた件で急に作業が発生することがあるから、そうなると次の仕事にとりかかれず、遅れていく現象ね。
S おおー、キクも経験者だね。どうしたらいいかな。
K そういうことが往々にして起こるから、仕事を頼まれたときに、まずは自分の状況を確認することが必要ではないだろうか？本当に今週中にその頼まれた仕事を終わらせられるか、他の件の状況に少し余裕を持たせてもまだ時間があるか、家庭の事情とかも考えても大丈夫か、とか。
S そうねー、断るのも勇気いるし気がひけるけど、一度引き受けてからやっぱりできません！というのはもっと勇気いるし嫌な感じになるもんね。そこで！やっぱり言わないと伝わらないんだ。
K なにを言えばいいだろう。
S 結論を言うしかない。できます、またはできません、またはこの締切では無理だけどここまでならできます。
K そんな自信を持って言えるかな…根拠あるの？と言われたら答えられなくない？
S 根拠はあってなきがごとく。あらゆる可能性を考えたら、一つも仕事できないじゃん。
K 例えば？
S 自分が怪我して入院するかもしれないからできません、家族に何かあるかもしれないからできません、明日隕石が落ちてくるから…
K それは気にしすぎっぽいね。
S でも境目は難しいよね。気にしすぎだと思うかもしれないけど、自分にとってはその理由で締切を守れなかったことがあるかもしれない。だから、一緒に仕事している人が仕事をあんまり引き受けてくれなくても、何か事情があるかも。
K そうかー、でも引き受けてよ！と思っちゃうときもあるよね。
S それは言わなくちゃ！
K つい、察してちゃんになっちゃうんだよね。
S 何か事情があるかもしれないもんね。わからないけれど。聞いてみるよりほかないね。
K 了解。さようならー
S さようなら。