Ⅱサムエル記7章1〜18節契約を守ってくださる神⑨「祝福で満たされる神のしもべ」 2022.10.2 守谷キリスト教会礼拝説教
私はいったい何者なのでしょう。
これは私たちの人生にあって大きなテーマの一つです。
若い時には、何者であるかを探し続けます。
大人になればコミュニティでの役割や社会的立場から、
自分が何者であるのかは比較的容易に説明できる気がします。
しかし多くの場合、
それらの役割は時と共に、あるいは能力の衰えによって変化していきます。
その不安を隠すようにして、
自分が何者かであるかのようにして振る舞うこともあります。
ダビデは、
今日の箇所に至るまで一生懸命に走り続けてきた人です。
その結果、ダビデが何者であるのかは、
彼の所有物や実績、人間関係が証明します。
彼には祝福として安息が与えられました。
そういう中で、王ダビデは神のために神殿を建てることを計画します。
それは預言者ナタンの目にも良いと思われたことでした。
しかし神はこの申し出を明確に断られました。
そしてその反対に、
神がダビデのために家(王朝)を確立させると約束してくださったのです。
この約束によって、
やがて私たちに与えられたのがダビデの子と呼ばれるイエス・キリストです。
これがダビデ契約です。
ここに至るまで、
神は幕屋にあってイスラエルの民と共に歩まれ、
ご自身が良いお方であることを証し続けてくださいました。
そしてこれからも良いもので満たしてくださる。
ダビデは、
「祈る勇気を得て(7:27)」大胆に、祝福を求めます。
お語りになった通りに行ってください。
ここに神が喜ばれるしもべの姿があるのです。
神のことばがダビデとその家に実現したことを通して、
神はご自身が何者であられるかを証詞されました。
神は、ご自分の約束について、誠実であり、忠実であり、必ず守られるお方です。私たちが神を周りの人に証明する方法は、
私たちが背伸びをするようにして立派な行いに邁進することでも、
立派な教会堂を建てることでもありません。
神の祝福の約束と、
そのことばが、私たちの人生に実現することを通してです。
今週もこの方に信頼しましょう。
神は、この恵みの上に、さらに恵みを増し加えてくださる方です。
【本日の説教を振り返るために】
① もしかしたら神は良いものを取り上げるのではないかという恐怖に苛まれることはありますか?
② これまで与えられてきた神の祝福を数えてみましょう。