モーセの幕屋 ヘブル人への手紙9章9〜15節契約を守ってくださる神⑦「聖なる神の前に、平安はありますか?」 2022.9.18 守谷キリスト教会礼拝説教
モーセ契約は、
神がイスラエルの民と共に歩み、
イスラエルの民の間に住んでくださるという約束です。
共に歩むことは律法(出エ20-23章)が示します。
そして幕屋(出エ25-31章)が、
神がイスラエルのただ中に住まわれたことを示しています。
神の臨在で満ちていた場所はエデンです。
罪によって、
この臨在という祝福は失われました。
聖書全体のストーリーは、
その失われた臨在を神が再び回復させるという、
黙示録21章3節で描写されているゴールに向かって進んでいきます。
「見よ、神の幕屋が人々とともにある。神は人々とともに住み、人々は神の民となる。神ご自身が彼らの神として、ともにおられる。(黙示21:3)」
そのための一つの段階として与えられたのが幕屋です。
幕屋は「天にあるものの移しと影(ヘブル8:5)」であるため、
イスラエルの民は示された型通りに作ることが求められました。
幕屋によって、
イスラエルの民は
神の聖さについて五感を通して学びました。
私たちには理解しにくい聖所と至聖所、
その2つの部屋を区切る垂れ幕、
入るための条件と神の選び、
捧げられる犠牲、
普段食べるものの規定、
祭司の行動様式は神の聖さを指し示しました。
そしてその聖さが、
犠牲の血によって彼らに付与されることによって(ヘブル9:13)、
彼らは当時の世界で祭司の王国としての役割を担ったのです。
イエス・キリストは、
旧約の幕屋が示していた
「完全な幕屋を通り、永遠の贖いを成し遂げられました」(ヘブル9:11-12)。
これがモーセ契約を更新した、イエス契約です。
イエス様の十字架による犠牲が、
私たちに「約束された永遠の資産を受け継がせ」、
「生ける神に仕える者」とし、
聖霊が固く保ってくださるのです。
ヘブル人の手紙の記者は、
信仰の先達の生き方から生まれたものを見て、その信仰に倣いなさい(ヘブル13:7)と語ります。
あなたに影響を与えた信仰者はいますか?
彼らは希望を告白し、
互いに励まし合い、
恐れ退かず、信じて命を保った者です(ヘブル11:19-39)。
私たちも大胆に、この祝福の道を歩みましょう。
【本日の説教を振り返るために】
① 今日、五感を持って神様の恵みと聖さを受け取る場面はありますか?
② あなたがこれまで影響を受けとった信仰者はいますか??彼らの生き方から生まれた実について、思い巡らしましょう。