使徒の働き1章3〜8節「聖霊の力」2023.5.14守谷キリスト教会礼拝説教
イエスは使徒たちを神の国を述べ伝えさせるために、
世界中に遣わされました。
しかし彼らは、すぐに出て行ったのではありません。
イエスから「父の約束を待ちなさい」と言われていたからです。
彼らは天の父からの約束としての聖霊が与えられました。
それまでは、
本当の神を信じる人の一部にしか与えられなかった聖霊が、
イエスを救い主として信じるすべての人の内に住まわれるようになりました。
このことを祝うのがペンテコステです。
聖霊の働きの一つは、
私たちにイエスとは一体だれであるのかを確信させることです。
聖霊の助けなしに、
私たちはイエスを自分の救い主であると心からの告白はできません。
それはイエスが地上で生きられた期間においてもそうでした。
イエスの両親であるマリヤとヨセフは、
聖霊によって満たされたエリサベツやシメオン、
アンナといった人たちの証言によって、
イエスが神の子であることの確証を得ました。
また、公生涯に入られたイエスを神の子として受け入れたのも、
聖霊による導きを受けたバプテスマのヨハネが最初でした。
使徒たちはこの聖霊の力によって変えられ、
イエスの福音を大胆に伝える者となりました。
ペンテコステに、
私たちはイエスが命じられた「父の約束」が実現したことを祝います。
聖霊が私たちの内側に存在するということは、
神が私たちと一緒にいて、
私たちの生活の中に関与してくださっているということを意味します。
私たちは神の家、つまり"聖霊の宮"と呼ばれるのです。
それは神が私たちの心と生活に深く関わり、
私たちを通して働いてくださっているからです。
教会という存在そのものが、
聖霊が来られたと言う約束の実現を表した場所です。
聖霊によって、私たちは御言葉を理解することができます。
聖霊によって、私たちには交わりが与えられています。
すべてイエスが約束してくださったことです。
私たちの人生に、聖霊の影響はどのように表されているでしょうか。
「父の約束」がペンテコステに実現し、私たちはその後の時代を生きています。
だからこそ、私たちはこれから先にある、
父なる神の権威によって定められている希望を信じることができるのです。
宣教は、もう既に実現した約束を宣言していくことです。
そして宣教はこれから実現する希望を常に持ちながら進めていくものです。
私たちの教会にとって既に実現したこととは一体何でしょうか?