幸せってなんですか?聖書からの答え。 ルカの福音書1章39〜56節「幸いな人」 2022.12.18 守谷キリスト教会礼拝説
「〜を祝福してください。祝福がありますように。」
私たちはよくそのように祈ります。
祝福された状態のことをギリシャ語でμακάριοςと記されています。
これを英語ではBlessed,日本語では幸いと訳しています。
「幸い」と呼ばれる状態について、
ルカの福音書ではエリサベツと、後にイエスがこう言っています。
「主によって語られたことは必ず実現すると信じた人は、幸いです。(1:46)」「幸いなのは、むしろ神のことばを聞いてそれを守る人たちです。(11:28)」
祝福される、あるいは幸いな状態とは、
みことばによって約束されている神の性質が、
その人の
人格や
人間関係に向き合う態度に
表されていることを言います。
救い主イエスの母となることによってマリアが直面した現実は、
幸いよりもむしろ困難が大きかったように見えます。
結婚外で妊娠することは、
当時のユダヤ人社会の中では許されざることでした。
マリアも夫のヨセフも、
人に説明しても到底理解されることはない状況でした。
また、
救い主を生むために十分と言えるような環境は用意されず、
経済的に豊かになることもありませんでした。
マリアは自分が救い主の母となることについて、
そして生まれてくるイエスがどのような歩みをするのか、
すべてはわかっていなかったでしょう。
それでも彼女は、「私のたましいは主をあがめ」と賛美を始めました。
それは、主を大きくするという意味です。
そして彼女自身はその人生の主導権を、まだ見ぬイエスに明け渡したのです。
人となったイエスを通して100%現された神の性質が、
私たちの人生や人格にも表されるとき、
私たちは幸いです。
私たちに求められている応答は、
自分が座っている心の王座を主に明け渡し、
それからの歩みの中で従い続けることです。
その応答を続けるための助けをも、神は与えてくださいました。
マリアにとっては、ヨセフやエリサベツといった仲間たちです。
私たちにも、互いに励まし合う兄弟姉妹が与えられています。
そして日々、幸いな人へと造り変えられていきます。
【本日の説教を振り返るために】
① 困難に直面した時、友に分かち合うことのできた経験はありますか?
②明け渡すことが難しく思えるような領域はありますか?
「幸いな人」ルカの福音書1章39〜56節 2022/12/18 守谷キリスト教会礼拝説教
https://youtu.be/wQ8hlDVTpos
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