モーセの律法って私たちに関係あるの?? エレミヤ書31章31〜34節契約を守ってくださる神⑤「旧い契約にとどまっていませんか?」 2022.9.4 守谷キリスト教会礼拝説教
イスラエルの歴史は
アブラハム契約とモーセ契約を主軸にして進みます。
後の時代を生きたエレミヤが語った
破られた契約とは、
モーセ契約のことです。
「わたしの声に聞き従い、契約を守るなら、あなたはあらゆる民族の中にあって、わたしの宝となる(出エジ19:4-6)」
というモーセ契約は、
救われた者が
神の前にどのように生きれば良いかを示した
模型です。
「救われるためにどうすれば良いか」
ではありません。
神は、
エジプトで奴隷とされていた
イスラエルの民を、
アブラハムとの契約に基づいて
救い出されたからです(出エジ2:24)。
また、
この契約には違反した場合の「のろい」と、
悔い改めによる祝福の回復も語られました(申命記30:1-20)。
この契約によって、
イスラエルの歴史は、
祝福とのろい、そして悔い改めという
サイクルを辿りました。
そして遂に国が滅ぼされ、
バビロンに
捕囚として連れて行かれたのです。
それが、エレミヤが預言した時代でした。
律法は、
神の前の善悪を示します。
しかし
その善悪を知って
こう生きればよいと示されたとしても、
罪ある私たちはそう生きることができません。
その基準は遥かに高いからです。
自分はできていると思う時には、
できていないと見える誰かと比べることによって
判断していることもあります。
一時そう進めてるように見えても
継続できません。
私たちに与えられているのは、
イエス様による新しい契約です。
モーセ契約は旧いものとされ、
私たちは私たちを罪に定める律法の下にはもういません(ローマ3:20,ヘブル8:13)。
この新しい契約は十字架によってもたらされました。
イエス様は
モーセ契約によって求められていたことを完成させ(マタイ5:17)、
一方で律法によって罪に定められて(ヨハネ19:7)
そののろいを十字架の上で引き受けてくださったのです。
そして私達の心に新しい律法が記されたのです。
信仰生活に、喜びはありますか?
罪意識や競争意識に駆り立てられてはいませんか?
預言された約束が成就した時代に、
私たちは今生かされているのです。
感謝と喜びの応答を持って礼拝を捧げましょう。
【本日の説教を振り返るために】
① 信仰生活の中で、喜びがあるのはどのような時ですか?
「彼らの罪を思い起こさない」という約束を、信じていますか?