本物のスピリチュアル
YouTubeでスピリチュアル系の動画をみていて思うこと。
「本物のスピリチュアルを広めたい」
「世の中、間違ったスピリチュアルが多すぎる」
「ここだけが本当のスピリチュアルを説いています」
そういう動画、結構多いなと。
そういう先生に会ったこともあります。
どの方も他の方を痛烈に批判しているわけでもありませんし、仰ってることは正しいと感じます。
それでもボクは、そこはかとなく違和感を覚えます。
例えば10人のスピリチュアル先生がいるとしましょう。
1「私のスピリチュアルこそがホンモノです!」
2「私のスピリチュアルこそがホンモノです!」
3「私のスピリチュアルこそがホンモノです!」
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9「私のスピリチュアルこそがホンモノです!」
10「どの方の言ってることも一理ありますよね」
こんな状況のとき、ホンモノは1~9の中にいるのか、あるいは10なのか。
あるいは全員がホンモノなのか、全員がニセモノなのか。
ボクは10がホンモノだと思ってしまいます。
また、スピリチュアルの網羅する範囲は広大であり、言葉を使う必要がある以上、伝えられる範囲は極々狭いことでしょう。
以上を客観視してみたら「私のスピリチュアルこそがホンモノです」なんて、ボクならとても言えないなと思うのです。
視野の狭さと説いてることの大きさがアンバランスだなと感じるので、そのあたりに違和感を覚えています。
極端なことを言えば、スピリチュアル初心者には、正しいスピリチュアルより、優しいスピリチュアルの方が効果が高いでしょう。
そんな感じで、その人のレベルや個性に合わせて、必要とする内容や、効果の高いレッスンは異なってくると思います。
世の中、正しければいいってわけじゃない。
正しくはないけど、より多くの心を救うスピリチュアルがあるかもしれない。
正しくはないけど、より愛の込められたスピリチュアルがあるかもしれない。
自分がスピリチュアルを教える側になるパラレルがあるのか分かりませんが、仮にそうなったら
「私のスピリチュアルこそがホンモノです」なんて言わないようにしなきゃなと、捕らぬ狸の皮算用ながら、いま思っています。
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