見出し画像

【ダーツ】Bフライト・Aフライトになる為には?

どうもすたん。です。
ダーツ歴7年(2024年3月現在)でダーツライブレーティング11の♂。

Bフライト、Aフライトになる為にどうしたらいいのか、
特別に上手いわけでも才能があったわけでもない自分だから伝えられる内容もあると思い書いていきたいと思います。

もっと上手い人はたくさんいるし言語化が得意な人もいると思いますが、
何かの参考になれば幸いです。

①ダーツ歴とレーティング変遷


まず初めに自身のダーツ歴について触れていこうと思います。
そんなことよりどうやってダーツ練習するんだよという方は②から読んでいただければと思います

7年前にダーツに触れた時の年齢は26歳と決して早くからダーツを始めたわけではありませんでした。
きっかけは大学生時代にダーツをしたことがあるという友人の誘いでダーツバーに遊びに行ったことでした。
その日は何も考えることもなくダーツを楽しみました。
もちろん何を狙って投げるなどできず、
ゲームのルールもよく分かってなかったです。
それでも友人や店員さんと話しながら楽しめたダーツに魅力を感じ、
翌週にはマイダーツを購入しひとりでダーツバーに遊びに行きました。

最初の3か月はレーティング3と月の半分程投げている割には上手くなることもなく経過していました。
そこから2か月で週3~6とダーツを投げてレーティング6まで行くことができました。
その頃はダーツバーやネカフェで知り合った人に対戦を申し込み続けて、
交友関係が最も広がっていた時期でした。

そしてダーツを始めて半年経った時にひとつの転機が訪れました。
自分には2歳下の弟がいるのですが、
ダーツの漫画(エンバンメイズ)を読んでダーツしてみたくなったとのことで一緒に投げに行くことになりました。
最初こそ教えながら投げていたのですが、
2か月が経ち自身のレーティングが7と中々上達してきたのでは?と思っていた時に弟のレーティングが追いつきました。
その後4~5か月で自身のレーティングも8と伸びてきたもののイップスを発症し停滞することになり、
弟はレーティング10と半年で完全に追い越されてしまいました。
(そこからレーティング13までほぼノンストップで到達しておりました。)

ダーツを始めて1年と3か月時点で前述したイップスもありレーティング6~8から大きく動くことはなく足踏みを続けておりました。
それでもダーツは好きだったので投げ続け、
苦しいながらもレーティング9まで到達した時にイップスが重症化しました。
それまでは投げすくみがありつつも時間をかければ投げられていたのですが、
その時点からは全くと言っていい程投げることができなくなり、
テイクバックしたが最後で腕を前に倒すこともできなくなっていました。
そこから1年半近く重度のイップスに悩まされ続け、
一時はレーティングが6まで下がりました。

ダーツやダーツを取り巻く環境は好きだったのですがその頃からダーツを投げるペースは目に見えて落ちて月に数回投げる程度でした。
しかしペースを落としたこととフォームを1から作り直したことでまずまずの距離感でダーツを付き合えていたので完全にやめるには至りませんでした。
それでも以前のようなモチベーションは湧いてこず、
ダーツを始めて6年目になろうかというタイミングで自身の仕事の都合で転勤となりました。
その時期がふたつ目の転機でした。

転勤先では以前からオンラインのゲームで交流のあった友人と実際に会う機会がありました。
その友人が昔ダーツをやっていたとのことで一緒にダーツを投げることになり、
そこから転勤先でのダーツ仲間ができました。
友人はレーティング5で昔やっていた時もそのくらいであったとのことでした。
友人のおかげもありダーツは楽しんで投げるという基本に立ち返ってのびのびと遊ぶことができました。
1年経過し自身のレーティングは8~9と調子を取り戻していったものの、
レーティング10は見えてこないといった状況でした。
そして転勤先から地元に帰る時がやってきました。

ダーツを始めて7年目である日ダーツバーに行く前のアップとして近くのお店で投げていたところ数年前に一緒に遊んだことのある方がいらっしゃり対戦することになりました。
そこで1~2時間程投げた結果アベレージが01で90、クリケットで3.6と伸びレーティング10となりました。
6年以上到達できなかったAフライトは大きな自信となりその後2か月程でレーティング11となり現在に至ります。

思ったよりも長くなったので次いきます。

②Bフライトになる為には?


ダーツを始めてから半年と決して早くはないですがBフライトとなった時の練習や環境などについて振り返りながら書いていきます。

1⃣たくさん投げる


当たり前のことではあるんですがとにかくダーツに触れる時間を設けていました。
週の半分以上はダーツを投げていました。
1回の練習時間は短くて1時間で長いときは8時間と幅はありました。

2⃣セッティング、グリップ、フォームなどは気にしない


気にしないというと大げさですがそこまでこだわってはいませんでした。
もちろん振り返ってみるとある程度のイメージがあると良かったのかなとは思いましたが、
例えば今ダーツを始めて数か月~数年でいろいろなことに悩みながらもCフライトを抜けられないという方であれば細かいことは置いていてもいいと思います。
ダーツを購入するのであればピーキーなものではなく所謂スタンダードなものとして紹介されているものを選ぶことをおすすめします。
また上級者などから「肘を固定して。」「フライトのお尻をブルと視線の高さに合わせて。」なんていろんなことをアドバイスされると思いますが、
自分に合った投げ方は様々なので一旦流してもいいです。
そのあたりを気にするのは次の段階に進む時で十分です。

3⃣ブルを狙う


この時期の練習は極端に言えばこれに尽きると思っています。
ダブル、トリプルでのチェックやクリケットでのアワードなんかよりも1本のブルの方が圧倒的に価値が高いです。
もちろん楽しむという面での価値はこれに限りませんが、
Bフライトになる為にとなった場合にはとにかくブルです。

4⃣力の抜き方とフォロースルーを覚える


じゃあ技術的なことは何もないのかというとそうではないです。
型に拘ってしまうのではなく自身の身体の使い方を覚えることが重要です。
「力を抜いて、投げるんじゃなくて手を放すイメージで。」と言うと多くの人はボードに届かなくなる程に力を伝えるのが難しくなっている印象です。
自分がよく言うのは「腕を挙げた状態から脱力して自然に腕が下りるときの感覚で腕を振る。」という表現です。
それに合わせて「最後はブルに指を延ばす。」です。
後者のイメージを持っておくと自然と腕を振る力を逃がさずダーツに伝えることができます。
それができるようになると後述するAフライトになる為に必要なリリースポイントを探る段階に進めるようになります。

5⃣環境について


レーティングが同程度のフレンドと投げるのは大切です。
当然と言えば当然ですが楽しくないと続かないのが趣味です。
上手な人に教えてもらって伸びるというのもあるにはあるのですが、
その人に教えてもらって対戦して上達するというのには一種の才能が必要と考えます。
上達したいというモチベーションを高く保って負けを積み重ねてでも折れずに練習できるというストイックさがあるのであればいいですが、
多くの人は友人やお店で出会った人といい勝負がしたい、勝ちたいというのが大きいと思います。
教わるという体裁でなくレーティングが上の人と投げるのであればハンデはもらって対戦するということも大切と考えます。
自身の感覚としてはレーティングが3~4以上離れるのであればハンデをもらった方がよいです。
理由としては同程度のレーティングの人と投げるということと通ずるのですが、
勝つということは成長する上でかなり大きいイベントである為です。
負けが込むと趣味といえど嫌になってしまいます。

6⃣まとめ


Bフライトになる為には楽しみながらたくさん投げる。
悩みすぎず、イメージすることは少なめにして、まずはダーツに力を伝える方法を掴む。
洒落っ気は出さずにブルに入れられるようにする。
以上です。

③Aフライトになる為には?


Aフライトになるのに7年かかりましたがAフライト直前頃に意識していたこと、
現在意識していることをお伝えします。

1⃣量より質


自身の経験を踏まえてなので一般的にはどうなのかわかりませんが、
多くの時間投げるよりも1回のダーツで理論的に考えながら投げることが重要であると思います。
所謂投げ感を掴むというのも考えていることがベースにあってこそです。
それが身につくと1回1回考えることなく投げることができるようになります。
Aフライトになった時の練習のペースとしては週に1~2回程で時間も2~3時間程でした。

2⃣セッティング、グリップ、フォームの気を付けるところは少ない


ダーツのセッティングに関しては余程変わったものでなければあまり気にしなくてもいいと思っています。
自分も何度かバレル、シャフト、フライトを変えてみましたが基本的には劇的には変わらないどころか「何投げても一緒だな。」という感想です。
もちろんさらに上のレベルを目指すとなれば重要な選択だと思うのですが、
正直この時期にセッティングを拘るのは早いです。
グリップに関しては本人に合うものがあると思います。
指の長さや可動域などは人それぞれなので、
と言ってしまうと元も子もないのですが、
実際注意すべきことは握る形ではなく力加減です。
まず普段通り握って手首をスナップさせる要領で振ってダーツが落ちない程度に握れていれば大丈夫です。

フォームに関してですが、これもそこまで気にする必要はないと思います。
最低限意識することと言えば、
『前に出した足にある程度体重を乗せる』
『ダーツを投げない方の脇を締める』
『投げる際には腕ではなく肘から先を使う』
『手や指で弾くように投げない』
といった程度です。
後述する投げ勘さえ掴めれば大体どうやっても投げられます。

3⃣投げ勘・リリースポイントを掴む


じゃあ投げ勘って何?という話になります。
Bフライトの項目で書いた力の抜き方・フォロースルーの延長線上にあるものです。

一旦再現性というものを置いておいて話すのですが、
『1メートルほど離れたゴミ箱にゴミを投げ入れる』『手に持っているボールを胸の高さから頭の高さ程度まで軽く上に放り投げて同じ場所でキャッチする』等のような動作をしたことがある人は多いと思います。
もしもしたことがない人は今やってみてください。
「ゴミ箱に入らなかった。」「変なところにボールが飛んで行った。」そうかもしれません。
しかしその動作をするときにしたことを振り返ってみてください。
大体このくらいの力で投げると入るかな?とか、
肘から先を動かす程度で後は手を離せばいいかな?みたいな思考のもとに動作しているかと思います。
そうすると全力で投げる必要もないですし、
ゴミ箱から大外れすることもボールをキャッチするために体ごと移動させることもなかったはずです。
(これにはもちろん目視での距離感の把握なども関わっているのですが)

ダーツを投げる際に意識することもこれらに近いと考えています。
投げ勘はそれに相当するもので、
「このくらいの力で大体こういう結果になるな。」と予想できる力は日常生活等でも無意識の内に利用しています。
Bフライトになる為にの項目で書いた『腕を脱力させた時の勢い』というのが『このくらいの力』に相当します。
これを掴むと概ねどのような投げ方をしてもある程度狙った位置の付近にダーツが刺さるようになります。

ではある程度の位置へ飛んでいくダーツをどのようにしてブルに指すのかというとリリースポイントを掴むことでできるようになります。

リリースポイントについてですが今度は再現性というものも含めた話になります。
分かりにくい話になるかもしれません。
ダーツをテイクバックする際に指ないしは手にダーツの重みを感じると思いますが、
手を前に倒していく過程でその重みが消えていきます。
重みが消える時に手を離すと自然とダーツは飛んでいきます。
手を離すタイミングを一定にすることで同じ場所にダーツが刺さり、
その位置を修正していくことで狙った位置に飛ばせるようになります。
早くに手を離すとダーツに勢いが十分に伝わらず、
軌道は安定せず失速しやすく時にはボードに届かないこともあります。
逆に手を離すのが遅いと狙った位置よりも低い位置に刺さりやすく、
腕の振りにも影響されて左右へのブレも増えます。
今述べたのは極端に早い場合や遅い場合に起こることですが、
実際には少しの早い遅いでダーツが飛ぶ軌道に影響が出ています。
この感覚を掴むことでより高い精度で狙えるようになってきます。

4⃣環境について


まず自身の環境についてお話しすると、
普段利用するお店はC~Bフライトの方が多くAフライトは極僅かで仲の良い友人と投げることが多いです。
もちろん上級者と対戦することも上達するために必要かもしれません。
しかし先の項目でも述べたように楽しいことが大前提です。

強いプレイヤーとの対戦で負けが込んで凹むことや、
自身の成長速度に焦ってしまって基本をないがしろにして対戦回数と負け数だけ増えてしまうなんてことになってはもったいないです。
繰り返しになってしまいますが趣味なので楽しまないと続きません。
義務でやっているわけではないので必要以上に追い込むことはありません。
「あのお店には強いプレイヤーが多いから。」なんて理由だけで環境を決めてしまうのではなく、
投げやすい環境を選びましょう。
その選択の結果で楽しいのが強いプレイヤーのいるお店であってもいいわけです。
自分の場合は、
楽しく遊べる友人がいるか、
気軽に話せる店員さんがいるか、
おいしいお酒を飲めるのかなんてことを考えています。

5⃣まとめ


Aフライトになる為には定期的な練習で投げ勘を掴み、
楽しく続けることが大切です。
自身の動作の言語化ができるようになると調子を崩したときにも基本に立ち返りやすく、
感覚として身に付きやすくなると思います。

④長い文章の終わりに


一部でも読んでくださった方はありがとうございました。

また文章だけでは伝わりにくい部分もあったかと思います。
中には「全くもっておかしなことを言っている。これを鵜吞みにしても上達なんてしない。」なんて意見もあるかもしれません。
実際自身の経験でしか語っていないのでそうかもしれません。

「こういう考えで投げていてもAフライトにはなれるんだなぁ。」くらいに思ってもらっても構いません。
結局一番伝えたいことは、
「レーティング上げるには楽しんで遊ぼう。」ってことです。

自己紹介も含めた文章で冗長だったかもしれませんが以上で終わります。
ではノシ


いいなと思ったら応援しよう!