【完全保存版】Anchorを使わずにSolanaのプログラムを作ろう（Hello Solana）

この記事では、Solana Playground の「Hello Solana」を用いて、簡単なプログラムを作っています。

Solana Playgroundの最初の立ち上げやテストトークンについて不明な場合は、こちらもご確認ください。

１　プログラムの作成

１　Hello Solanaを開こう

まずは、こちらのSolana Playgroundのチュートリアルから、「Hello Solana」を選択します。

「START」から進めていきます。

すると、このような画面になりました。

２　use キーワード

まずこちらで、「use」キーワードを使うことで、インポートを行っていることがわかります。

次に、下のように貼り付けます。

３　関数の作成

ここでは「process_instruction」という関数を宣言しています。

引数として、「プログラムID」「アカウント」「指示のためのデータ」を指定しています。（結局、後者２つはこの関数では使わないですが。）

そして、下のようにして、「msg」マクロを貼り付けます。

これで、この関数で、「Hello World」の表示が行われるようになります。

４　エントリーポイントの設定

次に、下のようにして、「エントリーポイント」を設定します。

一番最初に実行する関数を設定しており、このプログラムでは、唯一の関数である「process_instruction」を設定しています。

５　デプロイの実行

これで準備ができましたので、「Build」を行います。

できましたら、「デプロイ」を行います。

これで完了です。

２　clientからの実行

１　clientを開こう

次に、「client」を作り、このプログラムの関数を実行してみましょう。

「client」に移動します。

２　プログラムIDの表示

まずは、下のように貼り付けました。

これによって、プログラムIDを表示することができます。

３　最新のブロックハッシュの取得

次はこちらです。

「getLatestBlockhash」関数を用いて、最新のブロックハッシュを取得しています。

これはトランザクションの作成に必要です。

４　トランザクションの作成

次は、こちらでトランザクションを作成しています。

スプレッド構文（…）を使って、「blockhashInfo」の中身を設定しています。

なお、スプレッド構文を使っているのは、このように、「blockhash」と「lastValidBlockHeight」という２つの情報があるためです。

５　Instruction（命令）の追加

そして、下のようにして、今回実行する、Instruction（命令）を設定しています。

とはいえ、今回はアカウントも使わず、追加データも必要ないので、「keys」と「data」は空白になっています。

６　署名の作成

そして、下のようにして、署名を行なっています。

このプレイグラウンドのウォレットによって署名しています。

７　トランザクションの実行

最後に、トランザクションを実行しています。

ちなみに、「serialize」関数でバイナリ形式に変換しているので、「sendRawTransaction」を実行しています。

８　clientの実行

こちらの「Run」で実行することができます。

９　トランザクションの確認

最後に、下のようにして、トランザクションを確認することができます。（エクスプローラによる確認でも大丈夫です。）

solana confirm -v <transactionのシグネチャ>