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【保存版】AWS S3のバージョニング機能を使って、誤った削除からデータを守ろう!
こんにちは、CryptoGamesの高橋です。
クリスペというサービスを行っている会社です。
本日は、S3のバージョニング機能を見てみましょう。
人の手によってS3を操作しているケースではうっかりした上書きや削除は起こり得ます。
このバージョニング機能を有効にすれば、そのようなケースでも簡単に復元ができます。
0 料金の確認を行う
事前に料金を確認した上で進む事を推奨します。
1 S3を立ち上げる
では、始めましょう。
AWSアカウントがない方はアカウントを作成後、下のようにS3を立ち上げましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1657056279957-RgETR4R5hl.png?width=1200)
2 バケットの作成とオブジェクトの保存を行う
2ー1 バケットを作成する
では、まずはオブジェクトを入れるバケットを作りましょう。
任意の名前を入れて、「バケットを作成」です。
![](https://assets.st-note.com/img/1657056384703-y9lHEXN8Wz.png?width=1200)
そして、今回は「バケットのバージョニング」を「有効にする」にしましょう。
それができたら、「バケットを作成」です。
![](https://assets.st-note.com/img/1657056400518-TIll69xwWV.png?width=1200)
2ー2 オブジェクトを保存する
では、バケットができたのでオブジェクトを保存しましょう。
下の場所に任意のオブジェクトをドラッグ&ドロップします。
![](https://assets.st-note.com/img/1657056470008-5bCGGkmWDq.png?width=1200)
あとは「アップロード」で保存が完了です。
![](https://assets.st-note.com/img/1657056490845-Q6CULrCbGi.png?width=1200)
このようにアップロードができました。
![](https://assets.st-note.com/img/1657056743478-GacP8couA4.png?width=1200)
約114KBのサイズのデータのようです。
3 誤って上書きをしてしまった!
下のように、誤って同じファイル名でアップロードを行い、上書きしてしまいました。
サイズも違うので、別物であることがわかります。
![](https://assets.st-note.com/img/1657056792550-JTJJhoXbdl.png?width=1200)
しかし、「事前に」バージョニング機能を有効にしていれば、復元することができます。
下のように「バージョンの表示」を有効にしましょう。
すると過去のバージョンが出てきました!
![](https://assets.st-note.com/img/1657056810457-NZgyAQw97E.png?width=1200)
これで、ダウンロードなどを実施することが可能です。
4 誤って「削除」で消してしまった!
こちらも、「事前に」バージョニング機能を有効にしていれば、復元することができます。
下のように、「バージョンの表示」を一旦戻し、「削除」を行います。
![](https://assets.st-note.com/img/1657057076068-vY5Ye1SpaF.png?width=1200)
下のように、「オブジェクトの削除」を実施
![](https://assets.st-note.com/img/1657057089582-8WGzWHfaiW.png?width=1200)
このように、削除されてしまいました。
でも、「バージョンの表示」を有効にすると。。
![](https://assets.st-note.com/img/1657057099379-XydkfMjSGe.png?width=1200)
出てきました!
そして、「削除マーカー」を「削除」すると。。
![](https://assets.st-note.com/img/1657057200364-wn9zeLoyCE.png?width=1200)
このように、復活しました!
![](https://assets.st-note.com/img/1657057208527-kpACaL8381.png?width=1200)
5 誤って「空にする」で消してしまった!(この場合は戻りません!!)
では、バケット内を「空にする」で消した場合はどうでしょう?
![](https://assets.st-note.com/img/1657057217748-so3PXGomDo.png?width=1200)
警告にも元に戻すことができない旨が出ています。
![](https://assets.st-note.com/img/1657057228964-gncAZujyOp.png?width=1200)
これで、空にした場合、「バージョンの表示」を有効にしても元に戻りません。
これは過去のバージョンも全て消えてしまったためためです。
![](https://assets.st-note.com/img/1657057237568-fMUeG7G2vJ.png?width=1200)
そのため、バージョニング機能を有効にしている場合でも「空にする」は慎重に行う必要があります。
6 クリーンアップを行おう
テストが終わり、不要になったS3は適切に削除を行いましょう。
継続的に料金が発生しないように、とても大事な処理です。
もしやり方がご不明なら、下記の最後の章をご参考ください。
今回は以上です。
最後までありがとうございました!
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