【保存版】zshrcって何だろう?中身を見てみましょう。

前回、Shellのソフトの一つである、「zsh」「bash」について、簡単に見てみました。(前回の記事はこちら)

本日はこれに関連する「zshrc」について見ていきたいと思います。

① zshrcの「rc」って何?

zshrcに限らず、bashrc、vimrcなどがありますが、こちらは「Run Command」の略になります。

そのため、zshrcは「zshを実行するためのコマンド」といった意味になります。

② zshrcを見てみよう。

viエディタを使ってzshrcを見てみましょう。

ちなみに、「viエディタって何?」という方は、こちらの記事をご参照ください。

ターミナルに次のコマンドを入力してみます。

vi ~/.zshrc

開いてみると、こんな画面になりました。

スクリーンショット 2021-05-31 7.35.25

まずは、左側に注目です。

③ export  コマンドとは

こちらの、「export」とはなんでしょう。

スクリーンショット 2021-05-31 6.50.43

export PS1="%~ %n " ・・・

「export」は「環境変数」を定義するためのコマンドです。

「環境変数って何?」という場合はぜひこちらから。

https://wa3.i-3-i.info/word11027.html

このサイトによると、「OSが持っている変数」となっていました。

では、今から、そのOSが持っている変数である環境変数の設定を見てみましょう。

④ PS1とは

次に、こちらを見てみましょう。

スクリーンショット 2021-05-31 6.58.54

export PS1="%~ %n " ・・・

まず、PSとは「Prompt Statement」の略のようです。

こちらはその名の通り、プロンプトの表示形式を表しています。

"%~ %n "

という表示形式であることを示しています。

例えば「%n」はユーザー名を表しています。ターミナルを見てみると

スクリーンショット 2021-05-31 7.14.54

このように私のユーザー名が示されています。


⑤ PATH の設定

こちらも見てみましょう。

スクリーンショット 2021-05-31 6.41.06

まず、PATHとは英語で「道」のことなので、ファイルがどこにあるのかを示している環境変数になります。

PATH=$HOME/.nodebrew/current/bin:$PATH

つまり「$HOME/.nodebrew/current/bin」の場所にあるよーというのを示しているに過ぎません。

どこにあるかが分かればファイルを実行することができますね。


⑥ sourceコマンドとは?

④で触れたPS1はターミナルの表示形式でした。

ということは、表示形式を変更したいときも出てきます。そんな時、③で触れた「export」だけでは、変更が反映されません。

そんな時に変更を「反映」させるのが「source」コマンドです。

スクリーンショット 2021-05-31 7.31.40

表面的な部分でなく「source(源、根本)」からきちんと変更するためのコマンドになっているのですね。


いかがでしたでしょうか。

コマンドは一見難しそうですが、一つ一つ見ていけば、きちんと読み解いていくことができそうですね。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。



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