【保存版】zshrcって何だろう?中身を見てみましょう。
前回、Shellのソフトの一つである、「zsh」や「bash」について、簡単に見てみました。(前回の記事はこちら)
本日はこれに関連する「zshrc」について見ていきたいと思います。
① zshrcの「rc」って何?
zshrcに限らず、bashrc、vimrcなどがありますが、こちらは「Run Command」の略になります。
そのため、zshrcは「zshを実行するためのコマンド」といった意味になります。
② zshrcを見てみよう。
viエディタを使ってzshrcを見てみましょう。
ちなみに、「viエディタって何?」という方は、こちらの記事をご参照ください。
ターミナルに次のコマンドを入力してみます。
vi ~/.zshrc
開いてみると、こんな画面になりました。
まずは、左側に注目です。
③ export コマンドとは
こちらの、「export」とはなんでしょう。
export PS1="%~ %n " ・・・
「export」は「環境変数」を定義するためのコマンドです。
「環境変数って何?」という場合はぜひこちらから。
https://wa3.i-3-i.info/word11027.html
このサイトによると、「OSが持っている変数」となっていました。
では、今から、そのOSが持っている変数である環境変数の設定を見てみましょう。
④ PS1とは
次に、こちらを見てみましょう。
export PS1="%~ %n " ・・・
まず、PSとは「Prompt Statement」の略のようです。
こちらはその名の通り、プロンプトの表示形式を表しています。
"%~ %n "
という表示形式であることを示しています。
例えば「%n」はユーザー名を表しています。ターミナルを見てみると
このように私のユーザー名が示されています。
⑤ PATH の設定
こちらも見てみましょう。
まず、PATHとは英語で「道」のことなので、ファイルがどこにあるのかを示している環境変数になります。
PATH=$HOME/.nodebrew/current/bin:$PATH
つまり「$HOME/.nodebrew/current/bin」の場所にあるよーというのを示しているに過ぎません。
どこにあるかが分かればファイルを実行することができますね。
⑥ sourceコマンドとは?
④で触れたPS1はターミナルの表示形式でした。
ということは、表示形式を変更したいときも出てきます。そんな時、③で触れた「export」だけでは、変更が反映されません。
そんな時に変更を「反映」させるのが「source」コマンドです。
表面的な部分でなく「source(源、根本)」からきちんと変更するためのコマンドになっているのですね。
いかがでしたでしょうか。
コマンドは一見難しそうですが、一つ一つ見ていけば、きちんと読み解いていくことができそうですね。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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