【完全保存版】IDLについて学ぼう!
1 IDLとは
IDL (Interface Definition Language) とは、プログラミング言語に依存しない言語です。
異なるプログラムやコンポーネント間で通信を行うためのインターフェースを定義するために使用されます。
IDLは主に分散コンピューティングや分散システムにおいて利用され、異なるプラットフォームや異なるプログラミング言語で書かれたソフトウェアコンポーネントが相互に通信できるようにします。
2 主な特徴
IDLは以下のような特徴を持っています:
1 言語非依存性
IDLは特定のプログラミング言語に依存せず、異なる言語間での通信を可能にします。
2 分散システムのサポート
IDLは分散システムでの使用を目的として設計されており、遠隔手続き呼び出し(RPC)をサポートします。
3 データ型の定義
IDLでは、通信に使用するデータ型や構造体、配列などの定義が行えます。
4 インターフェースの定義
リモートメソッドやリモートオブジェクトのインターフェースを定義し、どのメソッドが利用可能であるかを示します。
3 具体例
IDLの具体例としては、以下のようなものがあります:
1 CORBA(Common Object Request Broker Architecture) IDL
CORBAの標準に基づくIDLで、異なるプログラミング言語で書かれたオブジェクトが通信できるようにします。
2 gRPC(Google Remote Procedure Call) IDL
gRPCでは、プロトコルバッファ(Protocol Buffers)を使ってサービスのインターフェースを定義します。
3 Web IDL
ウェブブラウザ環境で使われるIDLで、JavaScriptとブラウザAPIのインターフェースを定義します。
IDLを使用することで、異なるシステムやプログラムがスムーズに連携できるようになり、分散アプリケーションの開発が容易になります。
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