Etherscan 備忘録②(2021年5月17日) (概要など)
前回はEtherscanで「Contract」から「Read Contract」(コントラクトを読む)を確認しました。
「Read Contract」によって、コントラクトの情報を見たり、検索ができることがわかりました。
では、今回はそもそものこちらの「Contract」を探ってみようと思います。
ここを選択すると。。
こんな画面になりました。
①Contract Overview(コントラクトの概要)
まずは左の「Contract Overview」(コントラクトの概要)を見てみましょう
①Balance(残高)
②Ether Value(Etherの量⇒おそらく$表示をしたもの)
③Token: (これはなんだろう。。)
③Tokenを見てみましょう。
$178.50【6】とありますが、
ERCー20 Token(4)
ERCー721 Token(2)
となっています。そのままの意味でしょうが、このコントラクトはERC20は4つ(種類)、ERC721は2つ持っているのですね。
そのうち、一番上の「Name Change Token」(NCT)は1830NCT所持しており、その$価格が$103.88のようです。
このようにこの部分は、いくつTokenを保持しており、その価格がいくらになるのかを示しているのですね。
では、続いて下の部分も見ていきます。
②Transactions(取引)
まずはピンクの部分を見ると、こちらの一覧には25行が表示されているようです。内容としては
①Txs Hash(この取引の詳細)
②Method(何が行われたか)
③Block(どのブロック)
④Age(いつ)
⑤From(どのアドレスから)
⑥To(どのアドレスに)
⑦Value(いくら)
⑧Txn Fee(取引手数料)
いろいろ見ることができるのですが、気になるのが、Valueがどれも0であるということ。
なぜだろう、と思ってみてみると、「To」が全て「Hashmasks: HM Token」というのが気になります。
想定としては、「AアドレスからBアドレスにNFTが1ETHで送られた」というようなイメージでした。
この理由はこちらが「コントラクトであるから」だと考えられます。(この推測は後に修正が入ります。)
コントラクトは、あくまでもNFTをミントするなどの用途に使われます。
そのため、「いくらで取引されたか」については
①NFTそのもの
②NFTを持っている人のウォレット
から確認できる物だと推測されます。(後ほど確認します。)
では、気を取り直して、このコントラクトにはどのような取引が記録されているのでしょうか。
Methodをいくつか確認してみます。
①Set Approval For All(全てへの承認を設定する)
②Change Name(名前を変える)
③Transfer From(~から送る)
④Approve(承認する)
そして、これってどこにあるのだろう。。と探してみると、ここにありました。
「Contract」の「Write Contract」の中です。
この中に、このContractで出来ることが書いてあり、実際にされた処理がTransaction上に残っているということですね。
どれか見てみようと思います。
私は「Transfer from」が気になったので、こちらを確認します。「Transfer from」の適当なTxn Hashを選択してみます。
このようになりました。
From (このアドレスから)
0xeb67cff4ea13a1685f2aed6d57a07d54a1eb4ba6
To(このアドレスへ)
0x1502601ea6f1a4fb8601e2494e06fc0836142226
このトークンが
ERC-721 TokenID [15252]
送られているようです。ちなみにValueは0ETHとなっています。
ということは上で推測した「コントラクトにはやりとりは記録されない」という推測が違っていたことがわかりました。
続いて、なぜ0ETHなのかということが次の疑問点です。
この続きは次回とします。