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難聴が含まれる傷病名とは

音や声が聞こえない、または聞こえにくくなる病気って、いくつくらい種類があるんだろう。そんな疑問が生まれたので、調べてみたことをまとめてみました。

傷病名とは

昨年、妻が一人で立ち上がることもできないほどめまいがあり、病院で診てもらったときも、医師に「前庭神経炎ですね」と診断して頂いたことがあります。「前庭神経に炎症が起きて・・・」と大まかな病気のことについて説明をしてもらいました。

ほとんどの人が、人生に1度ならずとも診断され傷病名を付けてもらったことがあると思いますが、この日常生活で何気なく使っている傷病名は、患者の病気の状態をカルテに記録され、社会保険診療報酬支払基金に診療報酬を診療報酬明細書(レセプト)に記載し医療機関等が診療報酬を請求するときに使われるようです。

傷病名の一覧

医療機関は、社会保険診療報酬支払基金にレセプトを提出し、報酬を請求するということは、社会保険診療報酬支払基金は傷病名の一覧表を持っているはず!と思い調べてみると、ありました。社会保険診療報酬支払基金のホームページに「傷病名マスター」という傷病名の一覧を作成し公表していました。

<社会保険診療報酬支払基金 傷病名マスターのホームページ>https://www.ssk.or.jp/seikyushiharai/tensuhyo/kihonmasta/kihonmasta_07.html

私が確認したときでは、2020年4月1日更新分が最新としてアップされていました。傷病件数は26,165件登録されているようです。

難聴を含む傷病名の一覧

この傷病名マスターから、難聴を含む傷病名で検索すると、次の41の傷病名がありました。

<社会保険診療報酬支払基金傷病名マスター抜粋(2020年4月1日時点)>
1 一過性虚血性難聴
2 一側性感音難聴
3 一側性混合性難聴
4 一側性伝音難聴
5 遺伝性難聴
6 蝸牛神経性難聴
7 カナマイ難聴
8 感音難聴
9 外傷性難聴
10 器質性難聴
11 急性低音障害型感音難聴
12 軽度難聴
13 高音障害型難聴
14 高度難聴
15 後迷路性難聴
16 混合性難聴
17 職業性難聴
18 心因性難聴
19 神経性難聴
20 進行性難聴
21 若年発症型両側性感音難聴
22 ストマイ難聴
23 先天性難聴
24 騒音性難聴
25 中枢性難聴
26 中等度難聴
27 中毒性難聴
28 低音障害型難聴
29 伝音難聴
30 特発性両側性感音難聴
31 突発性難聴
32 難聴
33 無難聴性耳鳴
34 ムンプス難聴
35 迷路性難聴
36 両側性感音難聴
37 両側性高音障害急墜型感音難聴
38 両側性高音障害漸傾型感音難聴
39 両側性混合性難聴
40 両側性伝音難聴
41 老年性難聴
※番号は筆者が整理用につけているだけで意味はありません。

まとめ

私は、医師ではありませんので、傷病名について正確に理解できるわけではありませんが、社会保険診療報酬支払基金41の傷病名を眺めてみると、32番目の「難聴」と他のすべてを包含しそうな傷病名、両側や一側などの難聴が表れている耳側を含む傷病名、難聴の原因となっている器官を含む傷病名、難聴の原因となった薬剤名を含む傷病名がありました。私が一番驚いたことは、加齢性難聴ではなく、老年性難聴だということですかね。1つ、33番目の無難聴性耳鳴は、難聴ではなく耳鳴の傷病が含まれていました。お読みいただき、ありがとうございました。よろしければ、ツイッター(@StandByHearing)をしています。徒然を紛らわせる程度にフォローして、読んでいただけたら光栄です。

https://twitter.com/StandByHearin

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