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うちの積ん読紹介します

前回書いたじゃないですか。読んでない本の紹介ができるのか(いやできない)と…。まあ、嘘八百でいいならその限りではないですけどね。つまりこれは、積ん読だからだのとつべこべ言わず読めってことなのでは。

いや、しかし。我々は表紙やあらすじや巻末の解説やあとがきから情報を得て、あるいは他人のブクログだか読書メーターだかやら、レビューを読むことによって、本編を読まずに感想を捏造することも可能なわけですよ。つまり、積ん読の種類によっては紹介も不可能ではないね。

そう、積ん読にも種類があると思うのです。

とはいえざっくり、積ん読は読んでないって意味だから、作者や読者にとっては失礼な話になることに変わりはないのですけどね。積んでても購入してたら作者に印税は入るんだからいいんじゃないかとか、じゃあブックオフはどうなんだとか、まあ色々ありますが。

言い訳が済んだところで、私の思う積ん読の種類といいますのは

  1. 表紙もあらすじも何も見てないか覚えてない。一度もその本を開いてないし、なんならAmazonの箱開けてない。むしろなんで買ったの?

  2. あらすじ読んで買った。なんなら先にあとがきも読んだ。でも途中で挫折した。ソーニャって誰?

  3. 一度は読了した。もう一回読むつもりだったけど読めてない。

なんですけども。2と3はね、紹介できそうでしょ。3なんかね、積ん読じゃないと思う。問題は1だ…。

そう、私は1についてひとつ思い当たる節があるので、まずそれを紹介したいと思う。最悪だな。まず最悪のところから潰しておこうっていう寸法よ。

コンビニ人間(村田沙耶香)

「普通」とは何か?現代の実存を軽やかに問う第155回芥川賞受賞作36歳未婚、彼氏なし。コンビニのバイト歴18年目の古倉恵子。日々コンビニ食を食べ、夢の中でもレジを打ち、「店員」でいるときのみ世界の歯車になれる――。「いらっしゃいませー!!」お客様がたてる音に負けじと、今日も声を張り上げる。ある日、婚活目的の新入り男性・白羽がやってきて、そんなコンビニ的生き方は恥ずかしい、と突きつけられるが……。累計92万部突破&20カ国語に翻訳決定。世界各国でベストセラーの話題の書。解説・中村文則

いつだったかの芥川賞受賞作だから、読んでるひとも多いかもしれない。そう、私も芥川賞だから買ったんですよ。いつの芥川賞だか知らんけど。私は読書家ではないし、芥川賞だ直木賞だ本屋大賞だ、と買う人間ではない。でも買ってたんですよね…何故だったのか。あらすじに興味を持ったのかもしれない。とにかく、記憶にないんですよ。

なんなら…タイトルを「コンビニ家族」と記憶していたくらいだ…万引き家族か何かと混同している…。万引き家族、見てないけど。あるいはこう…あなたとコンビにファミリー……

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