多様性を考える
かつて、障害は個性だと言われた時代がありました。当事者にとっては困りごとであることを、第三者がそうのたまうことに賛否両論あったとは思いますが。
そのちょっぴり面倒な「個性」、すっかり多様性に置き換わったと思いませんか。
個性というのは、本来、障害の有無、他人に認められるかどうかに関わらずあるものです。でも多様性とは、マジョリティーからマイノリティーと認められたもののことではないですか。十人十色だねではなく、異色の人がいるねという考え方ではないですか。社会福祉だの、合理的配慮するとかいう場面では、多様性って考え方は便利かもしれないけども、あなたとわたしっていう、個人的な付き合いでは、ちょっと違うんじゃないか。そのひとの個性と向き合えばいいんじゃないか。そのときは多様性ってレッテルは別にいらないんじゃないか。
そんなことを考えてみたりします