読書体験を損ねずに情報を拡充させる「カジュアライティング」 / AAAA(Anonymous Ask And Answer)
1: カジュアライティング
そろそろ本という概念から脱したい
というのも、本は読書体験を与えてはくれますが、情報の提供手段としては優秀ではないからです。
たとえば(Scrapbox脳ですが)箇条書きで列挙した方が高密度だがシンプルですよね。別の言い方をすると、自己啓発書は1テーマを1冊に引き伸ばしたものとも言えると思います。そのテーマについてわかればいいのに、1冊分も読まされるわけです。もちろん読む側が取捨選択すればいいのですが、じゃあ本質が10ページだとして、10ページの本を700円以上出して買うか、というと、尻込みすると思うのです。
じゃあ箇条書きを売ればいい?
そういう試みは既にあって、たとえば以下がそうです。
500円で、7500字(印刷するとA4で8~9ページ)。
個人的には良いと思いましたが、流行っていないようです。やはり求められているのは情報よりも読書体験だからのようですね。
じゃあ読書体験を損ねず、でも情報も拡充させればいい?
そこで考えたのがカジュアライティングです。
カジュアライティングでは、以下のような書き方をします。
普通に記事や本を書くように、本文を(シーケンシャルに)書く
ただし補足や脱線は直接本文としては書かない
かわりに「本文をリンクし」「リンク先でまとめる」ようにする
私は「逃がす」と表現しています
これにより、(普通の本文なので)読書体験は損なわれません。しかし周辺情報はリンク先にてしっかりと確保されているので、見たい人は見ることができます。
ここでポイントとなるのがカジュアリンクという概念です。リンクというと、通常は単語に対して行うイメージがあると思います。カジュアリンクはそうではなく、文章に対してもリンクします。たとえばこんな風にリンクしてもいいのです。
このようなリンクのやり方を前提とした上で、周辺情報(本文で直接語りたい情報以外)をリンクでガンガン逃がすのです。
そのうち例を示したい
カジュアライティングの有効性を示すため、そのうち何か書いてみたいです。
電子書籍か、あるいは「GTDを噛み砕く」みたいなHTMLが良いかなぁと思ってます。
2: AAAA(Anonymous Ask And Answer)
AAAAとは
匿名下で二者間で質疑応答できたら面白いのではないか、というわけで考えてみたものです。
Clubhouseではないですが、SNSのポテンシャルもあるかなぁと思っています。
具体的には、こんな感じです。
利用者は各自、自分が答えられるキーワードを登録する
私の場合だと「プログラミング」「知的生産」「タスク管理」「GTD」「秀丸エディタ」……
やり取りは「マッチング」にて行う
たとえばタスク管理について知りたければ、キーワード「タスク管理」でマッチングを開始する
すると、キーワードを登録している人がランダムに選ばれて、二者間のやりとりが開始される
やりとりは音声で、かつ10秒ボールファシリーテーション
音声でやりとりするわけだが、お互い10秒ごとにターンが切り替わる
匿名とボールファシリテーションがポイントだと見ています。
なぜAAAA?
もっとコミュニケーションを加速させたいからです。
現実ってそうもいかないじゃないですか。いちいち仲良くならないといけないし、テキストで書けるリテラシーを持ってる人は少ないし、はいどうぞとお膳立てしても(仲良くなければ)空気読み合って遠慮しあって中々進みませんし……ともどかしいのです。
人間の性質上、仕方ないですが、もうちょっと賢くできてもいいんじゃないかと思うわけです。で、普段から色々考えていますが、このAAAAもその一案です。
音声、匿名、ボールファシリテーションがポイントですね。まず音声によりテキストリテラシーがない人でも使えます。次に、匿名によりなかよくなる必要がありません。最後に、ボールファシリテーションによりお互いが遠慮して……みたいな膠着を打破できます。
まあSNSつくる力なんてないのでアイデアだけで止まっちゃいますけど……
近況と日常
皆さんは気分転換として何をされていますか?
私は音ゲーをしています。ゲーセンで遊ぶ音楽ゲームというジャンルで、音に合わせてボタンやタッチパネルを叩いたり、滑らせたり、あるいは踊ったり足で踏んだりします。
以前はダンスラというダンスゲームをしていたのですが、コロナ禍と適性の無さでやりづらくなって遠のいてます。今はチュウニズムというゲームをしています。
音ゲーの魅力は音楽と運動とゲームを全部楽しめることだと思っています。どれか一つ、あるいは二つを楽しむ趣味は多いでしょうが、三つ全部楽しめるものは中々ありません。現代の偉大な発明だとさえ思います。
性質上、(特に脳の)瞬発力が要求されるせいで若者(20代以下)じゃないと正直キツイのですが、それでも遊ぶ価値があります。良い歳した大人が子供に混じって遊ぶ、という絵図になったりもしますが、それでも遊ぶ価値があります。皆さんもぜひ遊んでみてください。
今日も昼飯食ってから遊びに行くぞ~