#3 暗黒の高校時代


前回の記事(〜中学時代)


見事に進学校に受かった私は、期待に満ちながら高校に通いました。

しかし、初っ端から出鼻を挫かれることになります。

中学3年生の時に休憩時間も遊ぶことなく猛烈勉強していたことが裏目に出て、クラスの前の席の子(男子)に話しかけることすらできなくなっていました。

「そのうち向こうが友達になりたがって話しかけてくるでしょ」
そんなよく分からない驕りから、最初は独りで昼食を摂りました。

寂しさが極まって「一緒にご飯食べてもいい?」と声をかけることができたのは入学から1ヶ月後でした。

そんな感じで始まった高校生活でしたが、予想だにしなかった現実はそんなことではありません。

更に私を絶望に追いやる環境がそこにはあったのです。
私は、それまで無縁だった偏差値という名の格差社会に初めて入り、同レベルの人が集まるということがどういうことなのかを、身をもって体験します。

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