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あたらしいiPhoneにときめかない

iPhone16が発売されましたね。以前ほどではないけど発売初日に店舗に並ぶ人たちのニュース映像も見かけます。

会社の携帯はiPhoneですが、個人携帯は1年半くらい前にAndroid機に移行しました。Androidのほうが良いとかそういうわけではありませんが、毎年発売される新iPhoneにはときめかなくなりました。

昔、iPhone3Gを購入したのはPCがMacだったからかほとんど躊躇しませんでした。それからは毎年新しいiPhoneに機種変更してきました。ただ、MacとiPhoneの関係性は今ほどシームレスではなく、iPhone3Gも最初はタイムリーなメール通知やコピペ機能さえできないダメダメ機種でした。
今にして思えばなぜあんなに熱狂したのか不思議に思うこともあります。

そう思わせたのはiPhoneなら何か新しい体験ができそうなワクワク感があったのだと思います。これは当時からよく言われていたことですが、「アップルは体験を売り、Samsungはモノを売る」だったと思います。

別にスティーブ・ジョブズ氏がいなくなってAppleが変わったとか言ってるわけではなく、単にスマートフォンが普及して当たり前のツールとなったことでそのワクワク感が薄れてきたように思います。iPhoneに限らず他のメーカーでもスペックやカメラ機能は年々進化していますが、日常使いには既にオーバースペック気味で価格は上がるいっぽうです。

iPhoneを更新し続けてこられたのはキャリアの販売手法のおかげかもしれません。やっぱりSoftBankの孫さんってすごいなぁ、なんて思ったりします。まぁ、そんな販売手法も今では規制で表向きは無くなったことや円安の影響もあり、ミドルクラスでも10万円くらい、ハイエンドモデルだと20万円くらいしますもんね...。

実際、こんなニュースが一般的かもしれませんね。新しくて良い機種は欲しいけど、そうそう買い換えるわけにもいかないってのが実情でしょうかね。


とは言え、気にはなる

そんなわけでiPhone16に機種変更しようとは思わないのですが、気にはなります。特にカメラ機能。カメラコントロールスイッチがブラスされたことで操作性がどれだけ良くなるんでしょうかね。あまりスマートフォンを横持ちして撮影することがありませんでしたが、このスイッチの存在でそれも変わるかもしれません。起動が速くなったり、露出や被写界深度の変更が可能であればスナップカメラとしての活躍が期待できます。

そのほかにはマクロモードが搭載されています。実際にはマクロレンズが搭載されているわけではなく、超広角レンズでクロップされているようですが、スムースな動作でマクロ撮影ができるのはブツ撮りなんかも楽しくなりそうです。


それでもiPhoneに戻れない理由

Zenfone10

長年使ってきたiPhone。最新機種でなくても「iPhoneな間違いはない」という安心感があります。自宅PCのMacとの連携も良いですしね。

アンドロイド機ではよくiPhoneより自由度が高いとか言われることはあります。別にそんなにマニアックに使用したいわけでなければ、iPhoneのほうがカメラロールなんかは使いやすいですし、その他の機能もシンプルで直感的に使いやすいと思っています。

それでもiPhoneに戻れない唯一の理由はAndroid OSのジェスチャー機能。昔からiPhoneとAndroid機との大きな違いとして戻るボタンの有無がありました。現在のAndroid OSではその機能がジェスチャー操作で可能です。

iPhoneでもSafariなどで進む、戻るのスワイプ操作は可能ですが、Android OSのジェスチャーは「ひとつ前の動作に戻る」 Webアプリでは前のページに戻ったり、その他のアプリでは一つ前の動作に戻ったり、アプリを閉じたりすることになります。
iPhoneとの大きな違いはiPhoneでは液晶画面の左から中央にかけてスワイプしますが、Android OSではそれだけでなく右から中央へのスワイプでも同様になります。要は右手でスマートフォンを持って大きな液晶の左端まで指を伸ばさなくても、右手で右端から中央に弾くようにスワイプするだけでアプリを閉じたりできます。

この機能があれば操作は楽だし、スマートフォンの落下などの危険性も低くなります。手の小さい私には必須の機能になってしまいました。

スマートフォンの大型化が当たり前の今、手に負担のかからない動作は日々使うツールだからこそ大事ですね。操作性が上がればiPhoneに戻ることもやぶさかではないのですが、個人的にときめかないのはそんな理由からかもしれません。



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