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伝説の演奏家 月森蓮「ウィーンの風にのせて」感想




※台詞ネタバレあり




朝日奈さんが卒業生の功績に想いを馳せてたらノノが魔法で過去を少し見せてくれました。
月森蓮みたいな演奏家に!って意気込む朝日奈さん可愛い。
ミニキャラに香穂子の姿も!
日野ちゃん世代の時代から一応ノノは存在してたんですね。


◆演奏台詞
「いくぞ」「全力を尽くそう」
「音楽にまつわる思い出はいいことばかりじゃないけど、全て自分の糧になっている」
→アッー!!!!!!(尊泣)
音楽といえば楽譜に正確に…というかどこか無機質だった…いやなんていえばいいんだ、とにかく他者との関わりを自分の糧に、なんて想像もつかなかった月森蓮が思い出や人生を自分の糧(音)にした……数年の重みというか、確かな月森蓮の人生の台詞が聞けて嬉しい。


◆ストーリー
1話は火原先輩と、2話は土浦くんと。
どこか懐かしい相変わらずな雰囲気の会話が展開。
BGMが月森君のテーマなのがよかったです。
コルダ…に限らずネオロマ全体に言える事だけど、各キャラのテーマBGMがどれもキャラらしくて最高ですよね。


そして3話。
月森君と香穂子が海辺を歩いている。
絵柄変更後の手繋ぎ!よかった!背格好からして日野香穂子だった!さすがに朝日奈さんではないだろうと思ってたので安堵。(やっぱり各ヒロインは
分けて欲しい派なので)

海辺で月日といえば桜貝なんですが、桜貝を見て懐かしいな、という台詞。
あの時しゃがんでいた月森君と今は肩を並べて歩いている。遠い存在だった二人が目線が近づいたようにもとれて嬉しかったです。
(ところで私は月日が大好きで、私の中ではまだ付き合ってなくて、一生月森君は待っていてほしいし、日野さんは一生追いかけててほしいという解釈を十数年こじらせマンなんですが、この再びの桜貝で過去を懐かしむ様子が日野さんの成長というか『音楽を続けていればいつか交わる時が来る』に近づいた感じにも、やっと同じ所に立てて結ばれた感じにもどちらにも取れて胸が熱くなりました)


話戻して。


後輩たちの演奏会前に海辺を歩く月日。
それで後輩のオケだから少し感傷的になったのだろうかという月森君。
「他人との関わりもまた、自分の音楽を高めてくれるのだと教えてくれた」
いや〜ほんとこれ無印からは想像できない台詞。
この十数年の歩みが確実に月森蓮の中にある。その事が嬉しいです。

しかもスタオケの子達に対して
彼らもあの頃の俺たちのように迷い、もがいているのだろうか」と言って、
音楽は孤独だ。いつも最後には独りで挑まなければならない
けど、「同じ場所を、目指す途中で共に歩む仲間との時間が彼らの中に残るといい
と言うから泣けてしまった…。
昔の月森蓮なら音楽はどこまでも孤独だ。なのよ、それが仲間との時間によって生まれた変化を語っている。

月森蓮の成長台詞としても、後輩達への祈りのようなエールも、正直想像以上にめちゃくちゃいい3話ストーリーでした。
これからも月森君には色々な景色に出会って色んな音色を生み出してほしいです。

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