小説『中林さんの天球儀』の話
そういやこっちでは一切話したことがなかったな、ということで。
昔なろうで完結まで書いた作品ですが、このたびカクヨムでリメイク版を公開し始めました。
自分的にはめちゃくちゃ手間をかけた作品で、「異世界を科学する」というキーワードで徹底的に作り込んだ。
元はと言うと、まだ若い頃にSF作家の誰かが言っていた次の言葉にあります。
「科学者が物理法則の異なる異世界に行ったら、大喜びでその世界の法則を研究し始めるだろう」
年食ったいまの僕から見ると、いやあ……人次第じゃないですかね? と言いたくなる文言だけど、その当時は馬鹿正直に信じた。そこで、じゃあ科学者が本気で異世界の物理法則を解析したらどういう話になるだろう? と考えたところから出てきたのがこの話。
書き換えがまだ終わってないし、そもそもまだ公開部分が少ないから3月2日現在だとまだアレですが、たとえば「物理法則を超越しているはずの魔法の矢が、なんで放物線で飛ぶのか?」とか、「なんで魔法攻撃は光っているのか? 隠せないのか?」とか、「そもそも物理実体でない魔法なら超光速で飛ばせるんじゃないか?」とか、そういったことをガチで真面目に研究し、それを活かして(ここ重要)異世界を冒険する話になっています。
というわけで、上のような話にぴぴっと来た方がいたら、ぜひ読んでみてください。
僕自身は自信作だと思ってるんで!