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生成AIは万能ではないです。何故なら…!?

 最近、大病をしているわりには食欲旺盛なのである。つい最近まで一人で外食をするのが困難であった。何故なら一人前食べられない、どこに行っても半本残しちゃう。しかし今日はひとりで食える気がするのだ。で、脳裏に浮かんだのが「松屋のカレー」。

ずいぶん前から大ファンで、私の中ではもはや松屋は牛丼チェーンではなくカレーチェーンになっているのだ(笑)。もう脳裏に浮かんだ以上食わずにいられない。まだ朝4時だというのにそそくさと義替え松屋に一直線!当然店内はガラガラだった。自販機でカレーの食券を買ってものの5分程度待っていると、おお、来た来た、カレーだ!もしかすると今年初かも?

スプーンでルーとご飯をまぜる。少しの福神漬けを乗せて口に運ぶと、うへ、これこれ、松屋のカレーやんか!最初は甘い。で、少したつとピリッとしたスパイスの辛さが口に広がる。いや幸せだわ。そしてペロリと完食だ。うん、また来よう!しかし考えてみれば松屋のカレーごとき(松屋さんゴメン!)で至福の気分になれるとはめでたい人間だ。銀座の高級寿司屋の立場はどうなるのだ!いやいや、こんな自分がちょっと好きだったりするのである(笑)。

さて、今日は「生成IAは万能ではないです!何故なら…!?」というお話し。

最近話題の「生成AI」。私も動画を作ってみた。元々動画制作は時間がかかる。PCのカメラやスマホで撮影し、動画編集ソフトで編集。テロップ入れたり音楽入れたりで10分程度の動画でも仕上げるのに1週間程度かかっちゃう。私みたいにネット上で情報提供している人間にとって動画は必須。しかし最も手間のかかる作業、だから気が滅入るんだな。

で、生成AIを試してみた。まずは過去のウェビナービデオとテキスト原稿ををソフトにダウンロードする。しばらくすると、おお~っ、出来あがったではないの!しかも仕上がりはパーフェクト!もうこれからはこれしかないな。大幅に時短できるので他のことがたくさんできるし。

しかし、何本が作った後、見返してみると何か物足りない。なんだこの違和感は。そしてよく考えてみてわかった。それは出来栄えがスマートすぎてつまらないのだ。

元々私は、動画や文章は下手でいい、大切なのはいかにして本気で伝えたいことを発信できるかを重要視している。だから、文章に自分らしさが全く出ていないのだ。

こんな話もある。ずいぶん前だが下町の小さな畳屋さんの店主が独学でコード入力を学びHPを作った。実際見たのだが、お世辞にもカッコいいとは言えない、むしろダサいHPである。そんな時、EU圏のとある国で大きなイベントがあり、「日本館」のブースを作ることになった。大量の畳が必要になり、日本から輸入しようということでネットで検索を始めたのだ。

こういう場合、普通は大企業が選ばれるはずなのだが、担当者がこのダサいHPを見て「これは本物の職人さんに違いない。HPに時間をかけられないだけだ!」」と、この下町の小さな畳屋さんに大量の畳を注文したのである。それ以来、この小さな畳屋さんは需要の減る国内販売から輸出メインの畳屋さんに成長していったのである。

いかがですか?出来栄えがいいからってお客さんが増えるわけではないのだ。いかにして本気度を伝えるか?自分らしさを伝えるか?の方が重要なのである。

だから私は、AIで制作した文章に、自分なりの「毒」を入れて訂正している。そう、生成AIは万能ではない。必ず自分らしさと本気度を加えて訂正しよう!

それでは今日はこの辺で!

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