解熱剤
解熱剤が欲しい時、それはどんな時ですか?
風邪を引いたとき? 頭が痛い時?
僕はイライラしてどうしようもない時、解熱剤が欲しくなる。
僕は毎日、配送業者の荷物の仕分けをしている。
単純作業だから慣れてくると頭の中で別のことを考える時間が増える。
頭の中で創作活動が出来ているときはまだ良くって、たまにね、過去にされたことを思い出して腹が立ってしょうがなくなる時がある。
そんな時に解熱剤が欲しくなるんだ。
怒りの感情が世界から少しでもなくなっていけばいいのに。
そんなことを思って、僕は解熱剤を書いた。
そして、この解熱剤の調合には、たくさんの人が関わってくれた。
台本制作から、演出、音楽、照明、音響、美術、宣伝に制作…色んなところでたくさんアドバイスをいただいたり、助けてもらったり。
そのおかげで、良く効く解熱剤が出来たんじゃないかなぁ…
まもなく開幕、この作品があなたにとっての解熱剤になりますように。
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