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作品の軸となれ(池治)

おはようございます。
日が空いていますが、6/3の稽古場ブログをお届けします。担当は池治徹也です、よろしくお願いいたします!

この日は初めて通し稽古で、見学には剛さんとりかちが来てくれました。

鋭い眼差しで見つめる剛さん(写真右)
にこやかな笑顔のりかち(写真右)

通しを終えたあとは円になってそれぞれが抱いた感想などを共有。僕は「速いテンポ、リズム感でポンポンポンと会話を繋ぐことが出来た。速すぎると感じた箇所もあったので、そこを調整して見やすくしていきたい。」と感想を述べました。修正箇所はあるけれど概ね好感触だったからです。
しかし順番に言っていく中で「何を見せたいのか分からない」という感想が出ました。理由は、作品の軸がどこにあるのか分からなかったから(意訳)。僕はこれを聞いてとっても悔しくなりました。

大阪の警察本部からミアタリ捜査班に飛ばされてきた伊勢治が、これまでの自分の常識が通用しない先輩や状況などに葛藤を抱きつつ、自分の新しい道を模索していく….
と、作品の流れはこのような感じなので、作品の軸も僕が演じる伊勢治テツヤが大きく担っていると思うんです。それでも伝わらなかったということは、僕の役の作り込みが足らず、作品のねらいが十分に伝えられなかったということに他なりません。僕だけの問題ではないのかも知れませんが、これでは作品の魅力を引き出すことなんて夢のまた夢です。
それから、出番的に僕よりもかなり少ないはずの小野さん、白井さんの方が印象に残ったという感想も出て、お二人の存在感は凄いなあと思いつつもとても悔しかったです。悔しいことばっかりの感想戦でした。

でも、そんな存在感が凄い二人を見ている僕を見てほしい。見てもらえるように残りの稽古を過ごします。

作品の軸となれ、池治。

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