クロス×シーン姫路、最終稽古
虎本です。
昨日、クロス×シーン芸術鑑賞公演、姫路工業高校バージョンの最終稽古にして3回目の通しをしました。
場所が変われば演出も変わる…ということで、福島公演から2ヶ月。
新しい発見と挑戦を重ねてきました。
中でも最大の変化はアミジロウに変わって石井テル子さんが入ったことだと思います。永田というキャラクターの質感が変わり、それに伴い他の人物達の縁起も変わっていきました。
台詞も段取りも同じなのに…。ここが演劇の面白いところです。
というか石井さんがとても面白いです。
そして全体的にパワー、スピード、テンションをUP。
曖昧だった箇所をより明確に、丁寧に仕上げていきました。
その結果、今までで一番いい通しができたのではないでしょうか。
もちろんまだまだ課題も発見もあるので、幕が開くその瞬間まで皆で探し続けたいと思います。
さて、どこかのお寺が選ぶ今年の1字は『戦』だそうですね。
また流行語大賞も、おそらく最もメディアを騒がせたネガティブな話題を意図的に避けるかのように、野球の言葉が選ばれていました。
そんな世の中に、僕はこの作品を届けたいと思います。
今を生きる高校生に、自己肯定…というと少し重たいのですが、この作品が「今の自分」を受け止める時間とキッカケになればいいと願います。
クロス×シーン初演は5年前ですが、あの時に出しきれなかったかもしれない想いは全て形になりました。
さあ、荷造りは済んだ。
旅立ってきます!
虎本剛
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?