変わりゆく世の中でやっぱり、変わらないもの
こんにちは、バッキーです。
アイフロムヘブン、無事終演致しました。
このご時世に、満員御礼だったこと、無事終演できたこと本当に考え深いです。
今まであった当たり前が当たり前じゃ無くなっている昨今の世の中で、毎年恒例の近鉄アート館公演を出来ることが、なんだかとっても不思議な感覚でした。
そして、前回の公演、MATCHの時は、カーテンコールの時にステージから見たお客様がマスクをして居たのが、なんだか本当に世界が変わってしまった様で悲しかったんですが、今回は逆にステージ上で自分たちがマスクをしていないのがなんか違和感に感じてて、それはやっぱり当たり前が変わってしまっんだと思います。
今回の僕の役はスーツテーラーで、実はモデルになっている実在するスーツテーラーの方がいました。
役作りをする際に、彼の自伝を読んで居たのですが、その本にこんな言葉が書いてありました。
物作りは苦しい、苦しんで、苦しんで、いいものができるんだ、と書いてありました。
今回の物語の最後の、仁志のモーニング姿がめちゃくちゃかっこよかったのは、美玲がめちゃくちゃ苦しんでモーニングを作ったからだと思うんです。
そして、この作品が皆様の心に響いたのは、間違いなく、日本写真映像専門学校の学生の皆んなが沢山苦しんで悩んで、そして楽しんで作った結果だと思います。
当たり前が変わってしまった世の中でも、僕たち、物作りをする人間が作品をアイし、お客様へのアイを伝えるために苦しむ姿の美しさは変わらずそこに有るんだと思います。
※河西沙織(劇団壱劇屋)撮影