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アイ、フロムヘブン、本当に?(白井)

もう、ちゃんとしっかりと書いちゃいますけれど、2回目の通し稽古で、どえらい間違いをしてしまって、大事なシーン、1つ飛ばしかけてしまって、毎日思い出しては「あアアアアーーー」って夢野久作の小説に出てくる女性の雄叫びのような声をあげてしまう白井です。
とまれ、通し稽古を経て、少しずつ、もちろんお芝居もよろしくなってきて、簡単な言葉を使ってしまうと「アがって」きたんですが、ちょっと今日の稽古で「本当か?」って思ったところがあったんで。
死から舞い戻ったとうちゃんが娘のために一肌脱ぐぜってお話なんだけれど、だから「アイ、フロムヘブン」なんだけれど、それって本当に本当か?って気持ちが出てきちゃったんですな。

譲っちゃっていいのかい?って思い。
これ本当に、ヘブンからのアイ待ちでいーのかって思ったんです。物語に遠慮しておさまろうとする必要なくって、まだまだ、もっと、個々持っている愛情を出せるところで出していかないといけないんじゃないかなーと。勝手に滲み出るもんなんじゃないかなーって。
そんな風に思いました。

やっぱり生きてる人間の人生が物語だと思うんで。
譲っちゃダメですよ。

演劇って怖くって、
その人が生きてきた人生みたいなものが見えるような気がしていて、僕は結構ずっと怖いなーって思ってて。立ち方ひとつ、声ひとつで、場合によっちゃ判断されちゃう事もあるし、だからこそ愛される事もあるかもしれんけれど。
だから人間の役の人に、とんでもなく広がる可能性を感じていたりもします。

自分の役も、僕自身は大分好きで、大変だけど。本当に大変だけど。でも、いるだけでいろいろと見て学んで、貰いながら。少しづつ変化していくところとか、楽しみながら作っています。

で、今日はアクションの稽古を別室で、メインの部屋では芝居の稽古を各所、やっていました。殺陣にもたくさん理由があって、手でそれを埋めに来てくれる平ちゃんに感謝。
それを活かすのは、手をつけてもらった僕らで。カッコよさもさる事ながら、自然さ?不自然でなさ?綻びがないように考えて作ってくれてます。
ちょっと設定は飛んだファンタジーみたいな印象ですが、根は人の心ですから。

見に来ていただける人は、
お楽しみにしていてください。
おまちしております。
色々詳しくは、特設ページをご覧くださいませ。

それでは、また。劇場でお会いいたしましょう。

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