僕らは夢見てるか。
今日の稽古は物語の終盤、アンドロイドと人間との違い、と言うか、そう言うのを考えさせられる、そんなシーンの稽古でした。
いつも暑苦しい芝居の白井サンが、珍しく穏やかな切ない表情をして、静かに話すシーン。
こんなにも静かなシーンなのに、白井さんの中に宿る熱い想いがビシビシ伝わってくる‼︎
その後の主役二人のシーン‼︎
熱い‼︎熱い‼︎熱い‼︎
アンドロイドと人間の違いは何か、そんなことをふと考える。
アンドロイドはプログラミングされたことしか出来ない。心が無くて、自分で思考、判断が下せないから…
でも僕たち人間は生きているから自分たちで判断して、自分すら知らない自分に出会えたり、誰もが想像し得ない行動を起こしたり。
でも、本当に僕たちは自分の心の赴くままに行動出来ているのか…と考えると、僕はそんなことはないと思う。
社会にでると、大人になると、思ったことを言得なくなる。誰かの言葉に縛られて、自分の感情に縛られて、思うように動けなくなる。
この作品にはそんな僕らへのエールが込められているのでは無いか…そんなことを思った。
若き、青春時代に立ち返り、真っ直ぐ夢を語ろうじゃないか。
僕たちはまだまだ若いんだから。
この作品は100年後の未来の話ではなくて、現代の話なのかもしれないなぁ…