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代表の著作「不登校そうだんしつ」より

不登校の子どもの生活が不規則になることはよくあります。
夜中までゲームをして、朝は起きないし、お風呂や歯磨きまでサボって…
不登校だからって甘えすぎじゃないのか!と苛立ちを感じる親も多いでしょう。
しかし子どもの心の中には「怠けていると思わないで」という強い願いがあります。
起立性調節障害という言葉を、多くの親が知っている時代になりました、あるいはそのように診断されている子もいることでしょう。
起立性調節障害は、半数程度が遺伝性といわれていますが、どのようなケースであれ神経系の機能が低下している状態です。
そして神経系ということは、そこに大きく関わってくるのが「ストレス」や「プレッシャー」です。
ストレスが原因のひとつになり、またストレスが改善をさまたげる要因になることは知っておく必要があります。
仮に起立性調節障害だとしても、今その子に必要なのはストレスやプレッシャーを減らすことに尽きます。
ストレスを減らして、リラックスした時間を大切にして、それを感じられる安心安全な環境こそが必要なのです。
そう考えたとき、いちばん身近な親から「怠けている」と思われることは、とても大きなストレスとなります。
だからまずは「怠けている」と思わないであげましょう。

昼や夕方になって部屋から出てきたら「おはよう」と声をかけたり、温かい食事で栄養を取らせたり、お風呂に入れるよう準備をしたりしましょう。
時間はかかるかもしれませんが、ゆっくり回復していくはずです。


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