「人との接触」の「10%」を想像する
人との接触を8割減らせている という状態が今は理想とされていますね。
現状に対し、なにかアクションして、その理想に近づけていくこと。
今は、そのことが日本国民に、そして自分に求められているようです。
それでは、どうアクションするのか?
まず、その「どう」の中身を定めないといけないですね。
理想に近づけるためには、理想と現状の差を認識できなければなりません。
その認識をもって、自分のアクションを修正をかけていって、理想に至るからです。
問題だと思ったのは、
その「どう」を決めるために、不可欠で、にもかかわらず非常に高い障壁があるように思われます。
それは、質的なものを量的なものに翻訳する仕事です。
いいかえると、概念を数値に変換しなければならないのです。
これは、なかなかの難問です。ちょっと想像つきません。
そこで、ネットでニュースを調べてみました。
インストラクションを探して。
しかし、「コレで決まり!」といえる教示を見つけられませんでした。
じゃあ、その難事業は、今のところ個々人に任されてるってこと?
ベストアクションをさだめる難しさの背景には、ジレンマがある。
感染予防になるように振る舞いたい。
一方で、従来の生活も送りたい。あるいは、仕事などにより送らなければならない。
この両方の間をとった、丁度いいアクションを導きたい。
確かに、
テレビで一度、接触8割減らすを、出会う人数を8割減らす、のように
接触→出会う人数
に置き換えて説明しているのを見ました。
これならわかりやすいですね。
しかし、出会う人数を減らすことができないこともあります。職場です。
私は介護現場で仕事をしていますが、
スタッフも利用者も一定で、
接触人数に関しては、それを減らせることはほぼありません。
当面接触人数を減らせず、そうなると、
さしあたりは別の解で対処しなければなりません。
私は、どうすれば良いのか?
自力で、納得できる、答えを出さないといけない。
(で、自分なりにトライしてみたのですが、無理でした。)
とりあえず。
3密のそれぞれの要因を、今よりずっと減らすことを心がけます。
1/5にする。読み換えて、めっちゃ減らす。そういうことですよね。
少なくとも、「接触」よりは解像度が上がった気がします。
数理モデルを、元の現実に還元する作業は骨が折れました。
というか無理でした。
テレワークができれば、文句なしのベストアクションだけど、
それができない人はセカンドベストのアクションを探さないといけない。
そこで困る、8割減らすが良いのは分かってるけど、8割って何?
仕事でも、普段の業務で手一杯なのだから、プラスアルファで議論して、変革するとか起こりにくいのです。
色々、やれない要因があるところはあるのです。
世の中のために、具体的なアクションを知りたいし、
それは広まる必要があると思いますし、
そして、その役割はマスメディアや政治家や官僚や専門家やアカデミアに
私は期待しています。
しかし、ご教示は、少なくとも私には届いていません。
世の中には絶対計算できる/した人いるはず。もしいたら教えてほしい。
接触8割減という概念の具体的な手続きへの翻訳。
接触を減らす努力はするけれど、
自分が接触8割減の要請に沿えていないかどうか、
自己チェックもしたいと思うのですが...。
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自分なりに、
「接触8割減らす」という概念→具体的手続き
の翻訳にトライした、その痕跡。
まず、「接触」を定義しないといけないですかね。
想像をはたらかせてみます。
例えば、パソコンの画面越しに会話する形の(社会的な)「接触」は、減らすべき接触にはならないはず。
また、
10割の接触=従来のまんま生きてたら起こる接触、すなわち現状 ですよね。
じゃあ、
0割の接触=???一切誰とも交わらないこと?
でも極端な例、人と話す時、常に間隔10mを空けてメガホンで会話してたとしたら、接触0割だといえるでしょうか。
ここから、接触と社交は区別しないといけないですね。
ふつうに暮らしてて、でもどこかで感染リスクが高い場面がある。それがここで問題とされる「接触」に当たるのでは。
それは、3密が重なるところでしょうね。
接触=「3密のある場所に身を置くこと」に設定しときます。(妥当性が見えないけど、話を進めることを優先)
ここで定義を仮定した、というか「接触」が分かりにくいので読み換えました。
[接触]=f(*)??関数をおけばいいのかな?
もはや自分の知らない領域です。しかし、8割減アクションに厳密に従うためには、出すしかありません。
6,7割では不十分だそうですから、けっこう厳密なモデルが必要なのですね。
外出ゼロにできない人は、簡単に最適解が出せます。
統計でいう、分散分析の話とかなのでしょうが...。
とりあえず、[接触]要因は、3密より、他人との距離x、空間にある空気の循環具合y、空間内の人数zによって規定されるとしておきます。
....^^; x,y,zは独立じゃないですよね。
...妥当性が見いだせなさ過ぎて、ここでギブアップします。
心理統計学の教科書を片手に粘り抜けば、ゴールに辿り着くのかもしれないけど、疲れてしまいました。
3密回避と外出1回なら守りやすくアクションが明確なので、
そちらは確実に守れそうです。