第3回 簡単な『偽DX』の見分け方
簡単な『偽DX』の見分け方の前に
まずは前回お伝えした以下の3つを思い出してください。
・内部エコシステムの変革
・デジタル技術を利用
・競合優位性を確立すること
思い出しましたか?
この中で今回は【競合優位性を確立すること】に注目します。
では、本題の見分けかたですが、
『DX』といってくるベンダーに対して、そのサービスやその製品で
「自社の競合優位性をどうやって確立するのか?」
をきいてみてください。これだけです。
ここで、明確な答えがでればそれは『DX』につながるが、
出ない場合は『DX』は売り文句でしかありません。
また、ベンダー側の担当者が一般的な『DX』の説明だったり、回答できない場合も同様にサービス、製品を売るために
『DX』という言葉は売り文句であり、もしかすると当人も『DX』が何かわかっていないかもしれないです。
結論として何かを導入するだけで『DX』は不可能。簡単に導入できるものであればあるほど『競争上の優位性を確立』とは程遠いものとなります。
なぜなら簡単に導入できるものは他の企業も導入できる。
つまり『競争上の優位性を確立』できないこととなります。
今回の内容を意識するだけでもかなりの
『偽DX』を進めるベンダーを撃退できます。
「御社の同業他社もこの製品を導入してDX成功しました。貴社も導入してはいかがでしょうか?」にはもうだまされませんよね。
こんな時は、
「同じものを導入してどうやって弊社の競合優位性を確立するのですか?」です。
「競合優位性をどうやって確立するのですか?」ときいてみよう