Amazon広告ってどうなの？
皆さま、こんにちは！
今回は、Amazonスポンサー広告についてお話します。
■はじめに
D2Cに限らずECで商機拡大を狙うなら最大級のECショッピングモールAmazonへの出店が必須級です。
しかし出店後、「競合が多く自社商品を購入に繋げられない」と悩まれる方も多いのではないでしょうか。そんな時、必要になってくるのがAmazonスポンサー広告です。
■Amazonスポンサー広告とは？
大きくスポンサー広告とよく言いますが、スポンサー広告には以下の3種類あります。
・スポンサープロダクト広告
・スポンサーディスプレイ広告
・スポンサーブランド広告
①スポンサープロダクト広告
指定したキーワードにて検索されると表示されるため、探している商品の類似商品としてユーザーの目にとまりやすい広告です。
検索結果ページに表示されるため、広告表示とわかりにくくクリックされやすい広告となります。
広告は商品詳細ページより自動作成されます。
※この広告は小口出品の場合配信ができません。大口出品へ変更する必要があります。
キーワードの設定方法には3種類あります。
◆オートターゲティング
Amazonが広告商品に関連したキーワードや商品を自動で選定し広告を配信してくれる方法となります。
初めてAmazon広告を設定する方や、キーワードが明確になっていない方にオススメの設定方法となります。
オートターゲティングでは、幅広いキーワードが選出されるので、より幅広いユーザーに露出できる可能性があります。
また、どの関連商品で反応が良かったか？といった、データ収集に役立てるととても効果的です。
◆キーワードターゲティング
指定したキーワードで検索結果や商品ページに掲載されます。
検索キーワード・入札額を手動で設定する事ができるため、キーワードが明確になっている場合に効果的な方法となります。
ビックワードは入札単価が高くなる傾向にあります。スモールワードは検索のボリュームは少ないですが競合が少なく単価を抑え、検索された際に上位表示されやすくなります。
弊社で販売しているlulumoヒアルロン酸原液を例に挙げると
ビックワードである「美容液」は検索ボリュームが多く入札単価も高くなる傾向にあります。
またスモールワードである「ヒアルロン酸 美容液」と2ワード複合すると検索ボリュームは少なくなりますが、入札単価を抑え見てもらいたいユーザーに届ける事ができます。
部分一致
指定したキーワードが部分的に一致している語句に表示されます。
「ヒアルロン酸 美容液」を設定した場合
「ヒアルロン酸 美容液 安い」○
「安い ヒアルロン酸 美容液」○
「ヒアルロン酸 安い 美容液」○
「ヒアルロン酸美容液」○
フレーズ一致
設定したキーワードの並びが含まれた検索語句に表示されます。
「ヒアルロン酸 美容液」を設定した場合
フレーズの前後にキーワードが追加されても表示されますが、間に言葉が表示されてしまうと表示されません。
「ヒアルロン酸 美容液 安い」○
「安い ヒアルロン酸 美容液」○
「ヒアルロン酸 安い 美容液」×
「ヒアルロン酸 安い」×
完全一致
指定したキーワードに完全に一致した検索語句に表示されます。
「ヒアルロン酸 美容液」と検索した場合のみ表示されます。他に言葉が含まれた場合は表示されません。
「ヒアルロン酸 美容液」○
「ヒアルロン酸 美容液 安い」×
「安い ヒアルロン酸 美容液」×
「ヒアルロン酸 安い 美容液」×
②スポンサーディスプレイ広告
広告掲載商品に関連する商品カテゴリーに関心を示したユーザーや商品ページを閲覧したが購入に至らなかったユーザーに有効な広告です。クリエイティブはロゴ・見出し・画像を登録する必要があります。
競合他社の商品を見ている人を自社商品ページに誘導する事ができるため、競合が明確になっている場合に有効な設定方法です。
Amazon広告では競合を設定することが推奨されています。具体的には、
「この商品を見た人に、この広告商品を出す」
「このカテゴリーを見にきた人にこの広告商品を出す」
「○日以内にこの商品を買った人/閲覧した人にこの広告商品を出す」
といったことが設定できます。
◆商品ターゲティング
・商品カテゴリー
（ブランド・価格帯）・特定の商品に設定する方法です。
商品カテゴリーはAmazonが設定している商品カテゴリーから選択する事ができます。また、ブランドや価格帯で絞り込むこともできます。
・特定の商品
広告商品に関連性の高い商品を指定、または、広告商品に類似する推奨商品を設定する事が出来ます。
「lulumoヒアルロン酸原液」は、ヒアルロン酸原液というカテゴリーの商品が検索された時に出します。
価格帯が大幅に違うと購入されないので、価格帯が同程度のものに出すのが良いでしょう。同価格帯の競合商品は指定可能で、競合商品を検索したユーザーに見せることが可能です。
◆興味関心ターゲティング
Amazon内でのユーザーの過去の行動に基づいて148の興味関心リストからユーザーの属性をターゲティングする方法です。直近14日間にそのカテゴリーを閲覧したユーザーに対して広告配信ができます。
・ライフスタイル
ユーザーの閲覧・購買行動から想定されるライフスタイルを持つカスタマーに配信ができます。
・興味・関心
ユーザーに共通する興味・関心に基づいて配信ができます。
・ライフイベント
ライフイベントのタイミングに応じて関連性の高いカスタマーへ配信ができます。
「lulumoヒアルロン酸原液」はスキンケア商品となるので、「ビューティー」カテゴリーの「スキンケア・ボディケア」に興味関心があるに該当するのでこちらを選んで配信すると閲覧履歴に基づいて表示されます。
◆リマーケティング
・購入リマーケティング
ユーザーの購入履歴を活用してリターゲティングする方法となります。
何日後に表示するといった設定が可能となるので、購入商品が手元になくなる頃を設定すると再注文（購入）へと繋がりやすく効率的に広告を出すことができます。
7日/14日/30日/60日/90日/180日/365日以内に広告商品や類似商品、特定のカテゴリーの商品を購入したユーザーに表示させることが可能です。
30日に設定した場合、広告商品を30日以内に購入したユーザーがターゲットとなります。
ECならではのターゲティングで、競合商品からの乗り換えを検討してもらいたい場合にもお勧めです。「lulumoヒアルロン酸原液」は、2,3か月で無くなりますので購入から60日経った人に広告を出すことでリピート購入を促すことができ、購買率が高まります。
◆閲覧リマーケティング
閲覧したが購入に至らなかったユーザーに再度アプローチができる広告となります。
閲覧してから7日/14日/30日/60日/90日以内に広告商品や類似商品、特定のカテゴリーの商品を閲覧したユーザーに表示させることが出来ます。どんな商品も商品ページを閲覧して購入に至るまでには検討期間があります。
検討期間は商品によって異なり、期間によりユーザーのモチベーションも異なります。例えば、商品を閲覧してから7日以内に購入に至る商品もあれば、検討期間が長く60日後くらいになってから購入に至る商品もあります。
高額商品になると、じっくり検討してから購入するので検討期間が長くなる傾向にあります。
③スポンサーブランド広告
ブランドの認知向上や複数の商品ラインナップを紹介したい場合に有効な広告です。
検索結果の上部に表示される商品コレクションとなり、ユーザーの視認率が高めることができる広告です。
ブランド登録を行うとAmazonがブランドを保護してくれます。
登録には商標の登録が必要となります。
■おわりに
Amazonの広告は、入札単価を設定できるので予算のなかで運用していく事も可能です。入札単価を高くすれば表示されやすくなるわけではなく、検索結果でのクリック率が高ければ高いほど上位表示されます。
自社商品がどんな検索キーワードでヒットするのかを考えて対策をする必要があるのです。
Google広告やYahoo!広告での検索広告はそのキーワードで入札をし、コンバージョンが発生してもSEOには基本的に影響がありませんが、Amazon広告では例えば、ヒアルロン酸というキーワードで広告出稿し、商品が売れれば、その商品は、オーガニックでヒアルロン酸と検索した場合に、検索結果の上に来やすいという特徴があり、広告を上手く使うと、オーガニックにも好影響を与えることが出来ます。
Amazonの広告には、その他にもディスプレイ広告/動画広告・カスタム広告・AmazonDSPと幅広い広告があります。
目的に合わせて複数の広告を組み合わせて効果的に広告配信を行うとよいでしょう。
Amazonでは、大きなイベントを行い様々な場所で告知し集客をしてくれます。このイベントという大きな波に乗るために、しっかり広告をだして認知してもらう必要があります。
ユーザーはイベント前から購入商品を検討しています。イベント時だけ広告配信をするのではなくイベント前から、広告を出して認知⇒購入に繋げられるよう設定をしておきましょう。
■□□─────────────────────────────────────────────株式会社スタビライザーはWebマーケティングの会社です。
インハウス出身社員が多く、
過去の自分たちが自信を持って発注出来る会社を目指しています。
コンサルティングからWebサイト制作、集客まで一貫して対応可能です。
自社で化粧品を製造しECで販売しています。
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