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余白(ホワイトスペース)の大切さ

余白はデザインにおいてとても重要と言われています。

余白があまりなく窮屈なデザインだと安っぽい印象を与えがちですが、余白を多くとることで高級感が生まれます。

これは、ホワイトスペース効果とも呼ばれ、スペースを贅沢に使うことにより下記のような印象を与えることができます。
ちなみにホワイトスペースは『ホワイト』と名付けられていますが、背景の色が何色でも、余白をとった空間をホワイトスペースと呼びます。

<ホワイトスペース効果の印象>
●高級感
●開放感
●ゆったりした
●かっこいい
●インパクト
●洗練された

ホワイトスペースがあるデザインだと、クライアントや担当者に
「ここスカスカだから何か埋めて。」
と言われることがありますが、そのスカスカなホワイトスペースにはきちんと意味があるのです。

伝えたいことがたくさんある依頼者は情報をとにかく詰め込みたくなってしまい、窮屈になるまでテキストや情報を入れがちですが、一番伝えたいことのために使うホワイトスペースは「スカスカな無駄なスペース」ではなく「伝えたい情報をきちんと伝えるための意味のあるスペース」です。

ホワイトスペースは伝わりやすさに強く影響するのです。

余白を取り入れることで伝えたいものを明確化し、目に留まる箇所を意図的に作る事が可能です。

直感的に、左側はなんだか窮屈で読みづらく、安っぽい印象ではないでしょうか。一方、右側は読みやすく洗練された印象を受けるかと思います。

このように、余白をうまく入れることによって色を変えたり大きくしたりしなくても情報がより分かりやすくなったり、いい印象を与えることができます。

文字・テキストの周りに贅沢に余白を設けると、その余白が引き立て役となり文字・テキストを目立たせることができます。

情報を目立たせるにはテキストの色を変える、サイズを大きくする、太さを太くするなどの方法がありますが、それらをしなくても、周りに余白をしっかり作ることで目立たせたい情報に目線がいくようにすることができるのです。

与えたいイメージによって余白量を調整して印象を操作するつもりでデザインをしたり資料を作成すると、今までと違った見やすいものが作れるかもしれませんのでぜひ意識してみてください。

最後に、WEBデザインにおいてもホワイトスペースはとても重要ですので、ボタンにおける余白の取り方を比べてみてください。


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