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ボードゲーム「呪術逃走」について④ 呪霊プレイヤーの動きを考察してみた

前回の記事

今回は呪霊編を行います。

呪霊の立ち回り

いどう・かいだん・とどまる・領域展延の4枚が共通。

簡明な大前提として
・移動・階段の二枚が使える状態
・全員が人間がいる場所(茈無効) の状態を保ちたい。

このことから
・呪霊はなるべくバラバラに配置(同じエリアなら茈で二体同時処理)
・アクション後も人間が同じエリアに存在

この二つの条件があると強い。

領域展延は蒼・赫にも強いが、茈に勝てない

また、領域展延もあればも防げて鬼に金棒。

初手の3呪霊おすすめ移動先は(⚀・⚃等の意味は3人遊び用のメカ丸投入時のために用意されたサイコロのイラストが書かれたエリアを表す)
上階広場(花御)・⚃・⚅
※これは後述のプランの動きにつながります

呪霊側の強い順,重要なポジション
真人≧漏瑚>>>>>花御

五条側は真人を早いところ狙わなければならなくなってくる。
真人が呪霊を生き返らせる能力をもっているから、圧倒的に真人を生かす動きを二人は最優先しなければならない。

人間の捕食も茈を常に念頭に置いて行うかを選択する。

また、五条側の使用できないカードから、ある程度行動が決定できる。

それぞれの役目

漏瑚遠ざけ役。火礫蟲は最強カード。
五条強制移動させ、4つの選択肢【
いどう(かいだん)or蒼or赫】から全員を守ることができ、他のメンバーの呪力消費を抑える。
高速移動も五条のいどう(かいだん)or蒼or赫から逃れることができる。
味方がいなくなり巻き込み事故がおこらない終盤で輝く。

最強の火礫蟲。レイス的立ち位置。

真人蘇生・無量空処対策役
たまに他が身動きがとれない時に「人間落下」で人間を置くことで茈を逃れる場面を作ることができる。早々に死んでしまうと負け確してしまう。
呪霊側として、場に一番最後まで残ってほしい。

人間降下・無為転変はどちらも有用な解決策。頑張って生き残りたい。ライフライン。


花御
おとり役五条に最も倒されやすい。狙われやすい。
花畑」で五条のいどう・かいだんを無効化できるが、最も使用される蒼・赫・茈に無意味
木の根」も使用されていた場合の赫ボードを取り除くということだが、それこそ五条に蒼で動かれては意味がない。が、それ故に領域天延が様になりチームの勝利へ貢献する

圧倒的おとり役。よく言えばいぶし銀的活躍、悪く言えば特徴なし。ワットソン。


強いチームプランは火礫蟲プラン


漏瑚、本領発揮!!

簡単に説明すると、
五条が茈発動ターン後、高確率で全員をコスパ良く守れるプラン。

上階に集結後、五条を漏瑚の火礫蟲で出戻りさせ、その間に呪力をためては呪力消費技を繰り出す。中盤以降は真人・漏瑚優先で生き残り、ゲーム展開を有利に進める。

五条プレイヤーのスキをつけ!


ある程度遊ぶと、下記のような例が常套手段となった。

火礫蟲プラン壱


五条:いどう→蒼orかいだん→赫or茈or…
花御:階段→とどまる→いどう(⚁)…
漏瑚:いどう(⚅)+人間捕食→階段→火礫蟲…
真人:いどう(⚃)+人間捕食→階段→とどまる(⚀)…

1ターン目捕食は、五条の安定ムーヴと思われる、1ターン目移動を潰す。

火礫蟲プラン弐

五条:いどう→蒼orかいだん→赫or茈or…
花御:階段→いどう(⚁)+人間捕食→いどう(⚀)…
漏瑚:階段→いどう(⚂)+人間捕食→火礫蟲→階段(⚅)…
真人:階段→いどう(⚀)+人間捕食→人間降下(⚀)→階段(⚃)…

こちらは初手階段型。一機に上階へ上る。


この二つの戦法の共通点とは一体



どちらも3ターン目火礫蟲に繋がる。

2ターン目までに全員が呪力を持つことを目的としたとき、
プラン壱>プラン弐のほうが不利な状況になりにくい

プラン壱は人間捕食エリアを分散し、真人の人間降下を使用させない。

呪力の無駄遣い


プラン弐は1ターン目に安全であることに着目し、全員が上を真ん中の階段から上るプラン。

しかし、五条の動きも上記の通りなら、4/7無量空処が達成され、実は圧倒的不利な動きをしていることに。人間捕食をしないなら花御には呪力獲得は控えてもらい、おとり役になってもらうしかない。

無量空処も考慮に入れて考えると下手に人間を”喰らえない”!

よってプラン壱が応用も効き、おススメとなる。

花御が3ターン目で死んでも、真人が呪力を持っている状態で生き残っていれば巻き返しは可能五条側は蘇生か領域展延の二択プレッシャーを3ターン以降与えられるときつく真人の手のひらの上からだ。

呪霊が払われた後に即復活するとさすがにこたえるものがある


ここまで、様々な場面で対処可能な火礫蟲+初食のプラン壱を説明したが、なんと弱点が。前述の五条サイドの立ち回り、初手「茈」で死んでしまう。コムギの孤狐狸固のように。


危機感の欠如はお互いさま

ここで、人間捕食のタイミングは初手「」を警戒するのであれば後々、という考えもある。例えば流れは以下のようになる。


五条(空打ち)→(空打ち)→茈orいどうorかいだん
花御:階段→いどう+人間捕食→とどまる
漏瑚:いどう(⚅)→階段+人間捕食→いどう(⚁)
真人:いどう(⚃)→階段+人間捕食→いどう(⚁)

どちらにしろ花見は捨て駒

こうなると五条側の動きは難しく、3ターン以上のロスによって五条側の負けは確実となるだろう。真人を狙われた場合に空打ちさせた最適な行動例だったが、このゲーム展開はより呪霊側の圧倒的アドで勝ちに近づく。

よって、初手茈が五条側にとって得策
呪霊は、最初に捕食するか、2手目で捕食するかの選択肢がある。


これってつまり、、、

次回、ゲームの結論編に移ります。


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