訪問リハ|お家でも出来る飲み込みのリハビリ
皆さん、いかがお過ごしですか。
言語聴覚士(ST)の八田です。
今日はお家でも施設でも、
ご家族とも一緒に簡単に出来る
飲み込みのリハビリをお伝えします。
開口訓練
(対象)
脳血管疾患、高齢者全般で
飲み込みの機能が低下している方
意志疎通の図れる方
※顎関節症や顎関節脱臼のある方は
注意して行う、もしくは、適応を
控えるのが望ましい。
(やり方)
座位でも臥位でも良いが、体幹が
安定した姿勢で行う。
①口を最大限に開口し10秒保持
②口を閉じ10秒休憩
これを5回1セット、1日2回行う
Wada S, Tohara H, Iida T, Inoue M, Sato M, Ueda K: Jaw-opening exercise for insufficient opening of upper esophageal sphincter. Archives of physical medicine and rehabilitation. 2012.11; 93 (11): 1995-9.
訓練を実施した患者さんに、
舌骨挙上量、食道入口部開大量、
咽頭通過時間、咽頭残留等に改善が
見られた。
おわりに
今日は簡単に出来るリハビリを紹介
しました。簡単なので、ぜひ毎日の
生活の中に取り入れて下さい!
10秒、あなどるなかれ。
案外しんどいですよ。
まずは、1ヵ月継続目標に。
私自身、最近米粒やちょっとした物
が喉に残る時が出てきています。
高齢でない方も、ぜひ開口訓練を
やりましょう(笑)
私も外出の機会が減っていて、確実に
動かなくなり体力が落ちています。
我が家は、子どもたちも、ですね。
私も産後の体重が戻ってないこと
(何年経っているんだ?)もあり、
一度、生活を見直したいと思います。
どうなりたいか、から逆算して、
日々の生活に楽しく運動継続する
方法を考えたいと思います。
私の2月の行動計画作ります。
では、今日も素敵な1日に
なりますように。
(参考資料)
日本摂食嚥下リハビリテーション
学会の「訓練法のまとめ」に詳細
ありますので、お知りになりたい
方は参考にして下さい。