LSVT®LOUD 〜パーキンソン病の方が自らの声を周囲に伝え、より良い人生を生きる支えとなる~
皆さん、いかがお過ごしですか。
言語聴覚士(ST)の八田です。
今日は、"LSVT®"の紹介です。
Lee Silverman Voice Treatment(LSVT®)とは?
米国のRamigらが考案した、
パーキンソン病に特化した
リハビリプログラムです。
最近はさらに、理学療法(PT)領域
への応用が進んでおり、以下の様に
区別して呼ぶようになりました。
LSVT® LOUD
パーキンソン病の発話障害に対する
治療法
LSVT® BIG
パーキンソン病の運動療法に対する
治療法
LSVT® LOUD発話療法
LSVT LOUDは、大きな声を出す
ことを意識するリハビリテーション
プログラムです。
パーキンソン病の方は、会話する声が
小さくなりがちなため、声を大きく
出す習慣を身に着けて、日常会話の
音声と発話の両方を改善していきます。
ST領域で初めて、訓練効果に関する
エビデンスが臨床研究では最高の
"レベルⅠ"と認められた手法です。
LSVT® BIGとLSVT® LOUDの実施
LSVT® BIG、LSVT® LOUD共に
資格認定された理学療法士(PT )
作業療法士(OT )、言語聴覚士
(ST)がマンツーマンで行います。
訓練回数
・週に練習4日を4回
・1ヵ月に16回のセッション
・1回60分のセッション
・毎日の効果持続のための課題
・毎日の宿題(月に30日)
※個別訓練がない時は、1日2回の
宿題があります。
終わりに
今日は、Lee Silverman Voice Treatment(LSVT®)の紹介をごく
ごく簡単に書きました。
私も、LSVT® LOUDを持って
いますが、訪問リハビリでは、
訓練回数の制約もあり、実施は
難しいです。
今後はLSVT®を受けられた方のお家
でのサポートがもっと出来たらと
思います。
また、LSVT®に限らず、多くの方が
言葉や飲み込みのリハビリを経て、
その方らしく生活出来るように支援
していきたいです。
世の中に、あまり知られていない
言葉や飲み込みのリハビリのこと。
私たち言語聴覚士(ST )のこと。
訪問リハビリのST のこと。
まずは、知っていただけるように。
noteを書いていきます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?