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ワンランク上の嚥下調整食
皆さん、いかがお過ごしですか。
言語聴覚士(ST)の八田です。
私は京滋摂食嚥下を考える会の
世話人をしています。
昨日食文化ミュージアムあじわい館
のお話を書いて、思い出したことが
あったので書きます。
嚥下食調理実施
2019年にこのような会がありました。
講師は、平八茶屋の園部さんです。
参加された栄養士さんは、嚥下食が
見た目も味も美味しくなるように
努力されています。また、学んだ
事を各施設で作って提供されています。
当日は、鮭の幽庵焼き、南瓜の煮物、
ほうれん草のごま和えを作りました。
ミキサーにかけ、ゼリー固めにして
います。
当日教えていただきたワンランク上の
嚥下食のポイントの一部分紹介します。
南瓜の煮物
①南瓜の見た目を再現する
流す型をボウルにし、南瓜に見立てる。皮と身を二層にする。
②皮の色を再現するのに青寄せを使用
市販の色粉ではなく、自然な緑になる。(青寄せはほうれん草で作る)
③盛付けにも和食のポイントを。
和食は基本的に奇数で盛付けるので、3切に盛付ける。
幽庵焼きは、鮭も皮と身をわけて、
バーナーで焼き目をつけます。
ほうれん草は、包丁で切れ目を
入れてほうれん草を再現しました。
私は、STなので嚥下食を作る工程は
詳しく知りません。この実習を通して
嚥下食を作る工程や、和食の基本を学ぶ
ことが出来ました。
また、園部さんのお話から、私たちは
お料理を味だけではなく、温度や食感
でも楽しんでいる。ミキサー食には
それらがない事を改めて考えさせられ
ました。
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あなたは、ミキサー食を食べ続ける
事が出来るしょうか?
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(写真がなくて、すみません。)
イメージしにくいと思うので、
当日参加されていて、ご指導いただいた
辻調理師のちょうど同じ時期に掲載
された新聞記事を載せます。
京都の宝 辻調理師
京都には、見た目も味も美味しい
嚥下食を作って下さり、研究されて
いる調理師さんがいます。
辻さんの作る料理は、私もご馳走に
なった事がありますが美味しいです。
おわりに
またリアルでこのような会に参加したい
です。
在宅では、このようなこのような食の
提供は簡単ではないですが、どうしたら
お家でも美味しい食事が提供できるか、
引き続き考えていきたいです。