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Niantic:AR技術と開発者キットの現在とこれから @XRKaigi 2020 をまとめてみました。 【1万3000文字】

この記事は、AR Advent Calendar 2020 の 11日目です。

XR Kaigi 2020、2020年12月9日(水)13:00~13:50 のセッション「Niantic:AR技術と開発者キットの現在とこれから」を視聴した内容をまとめてみました。

Niantic Real World Platform

Niantic社が用意している開発者向けの様々なサービスの総称。こちらの紹介を中心に話は進んでいきます。

Niantic が目指すもの

Nianticは、みなさんと一緒に成し遂げたいゴールがあります。大きく分けて3つのゴールをNianticの目指す理念として3つ掲げています。

・Exploration

町を探検するような体験をしていただきたい!

何年も住んでいる町でもひとつ違う道を通っても、いろんな新発見があります。これまで知らなかったお店ができたいたり、或いは今まで気づかなったお地蔵さんなど。。。このような体験をNianticが作るもの、みなさんが作ったアプリや経験を通じて、みなさんに冒険の旅に出て頂きたい。

・Exercise

アプリを通じてみなさんが少しでも健康になっていただきたい!!ポケモンGOやイングレス、ハリーポッターを使っている方で「余分に歩いてしまったな」とゲームをしているうちに気づき、「ちょっと運動してしまったな」のような経験がおありの方は多いのではないでしょうか?

このように運動のためのアプリではないのですが、使って楽しく遊んでいるうちに気づくと運動してしまっている。そんなような経験を通じて、みなさまの健康づくりのお役に立ちたいというのがExerciseに込めた思いです。

・Social

アプリを通じて色んな人が仲良くなったり、家族の絆が深まったり、そうったことみなさまに教えて頂く機会が多いです。人と人をつなぐアプリケーションを作りたい。そしてそれを通じて仲良くなったり、知らない人と知り合いになったり、或いはご友人ご家族とより仲良くなったり、そうした人をつなぐサービスを提供したい。これがSocialにかける想いです。

Nianticはこれを使命として掲げ、みなさんと一緒に実現できればと思ってます。

Niantic がはじめにやったこと

まず、Nianticがはじめに取り掛かったことは「ゲームを作る」という所からはじめました。

一番、初めに作ったアプリは「Ingress」というゲーム

次に作成したゲームが「Pokemon GO」。

次に作成したゲームが「ハリーポッター魔法同盟」。

https://harrypotterwizardsunite.com/ja/

次に現在開発中の「CATAN - World Explorers」になります。

https://www.catan.com/game/catan-world-explorers

Niantic Next Action

Nianticは2015年に設立した時からゲーム会社であると同時にみなさまに様々な開発ができるようなサービスや仕組みを用意をして、多くの方にこういった面白い世界を動き回るような体験を作っていただける開発者プラットフォームを作りたいという思いがありました。

Nianticが開発したゲームは「Niantic Real World PLATFORM」上で実現しています。

この Niantic Real World PLATFORM の開発キットをできるだけ早く、開発者さまにお届けできるようになりたいと思っています。ここからは今までお見せできなかったことも含めて、開発キットについてお見せしたいと思います。

Niantic の Niantic Real World PLATFORM はゲームだけでなく、様々な世界中で使えるAR体験を可能にするプラットフォームです。

Niantic Publishing & Platform

Nianticは大きく2つのプラットフォームを分けています。

Niantic Publishing

これはNianticのゲーム開発者やゲームのパブリッシャーになって、みなさんにゲームをお届けするというひとつのビジネスです。

Niantic Real World PLATFORM

これからNianticがみなさまにご提供を開始したいと思っている Niantic Real World PLATFORM の開発者向けサービス。

この2つを提供したいと思っています。

Niantic AR Developer Platform

Niantic の ARプラットフォームはゲームを動かすものであり、もちろん世界で最も人気なARゲーム、Pokemon GO。それはここのAR経験のコアにありプレイヤーがとても好む楽しくてクールなAR経験を可能にしてくれます。

ここでNianticが行おうとしているポイントは、他の開発者やゲーム開発者やサードパーティ開発者が新しいタイプのAR体験を作成するのを簡単にさせること。

そのためにNiantic AR Developer Platformを作りました。

Developers can focus on building experiences

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最初に異なるタイプのAPIを抽象化して引き取るトップレイヤーがあります。あなたがどのようなプラットフォームにいるかは心配する必要はありません。iOSやAndroid、サードパーティハードウェアなら独自のハードウェアに最適化があり、たくさんのコンピュータービジョン処理を行い、できるだけ簡単にして素晴らしいAR体験を届けるのにコンピュータービジョン専門家である必要をなくします。このプラットフォームは、数百万のプレイヤーに対応します。前述した通り、Pokemon GOの動力となるプラットフォームであり、数千万のユーザー達が毎日、NianticのプラットフォームでARを利用しており、これは実践テスト済みプラットフォームであると言う事ができます。

iOS、Android、将来の他のARハードウェアにも対応できるように作っています。

Nitanticのゴールは、体験を作ることにフォーカスできることで、Nianticのプラットフォームで作るなら、どのハードでもデプロイしているのか心配する必要はありません。それはNianticが対応します。

Cross Platform APIs and Tools

Nianticのプラットフォーム SDKは実践テスト済みプラットフォームであり、あなたが作成するARアプリケーションの開発を容易に行うことができます。NianticはARCoreやARKitにある機能をとりまとめ、クロスプラットフォームで扱えるような形でDeveloper Toolのセットを提供します。これにより、例えば、Unityでモックシステムを使う事で、毎回あなたのデバイスにデプロイする必要がなくなるほど、全体の開発コストを下げることができます。

ここまでの機能は当たり前にあるべきだと考えてます。既にあるテクノロジーをみなさんが利用できるようにしているだけです。

しかし、Nianticはその上に更に多くのサービスや機能を提供します。みなさんがどういったAR体験が作れるのかを考えはじめることができるように、これらの機能について説明させていただきます。これを考えるにあたり、これら各種の機能や特徴を3つの異なる分類に分けます。

Sharing AR Experiences

ARでこれらのマルチプレイヤー体験を作成するのにNianticが持っているAPIを提供します。マルチプレイヤーAR体験をできるだけ簡単に開発するお手伝いをするために私達が提供するものについて説明します。クロスプラットフォームで最大8人のマルチプレイヤーセッションを作成する機能があり、ネットワーキングAPI全体レイヤーを提供して、リアルタイムでプレイヤー間の状態を共有し、オブジェクトを共有するのを簡単に作れます。また、体験時にレイテンシーが低いことはとても大切です。なのでほぼリアルタイムでAR体験が持つことができ、みなさんのプレイヤーは全く同じものを目にします。もちろん、Nianticはゲームデベロッパーなため、全てのビューが安全にシェアされていることは、とても大切と考えてます。みなさんが必要なセキュリティと認証機能は備わっています。

Understanding Reality To Battle Augment It

AR体験を作る上で基礎となるのが、開発者やアプリケーションが周囲の世界を認識できることだと考えています。それが椅子なのか?テーブルなのか?を理解すれば、デジタルキャラクターがその上に飛び回ったりすることができます。これはNianticが提供する様々なコンピュータービジョンサービスで実現します。

- Understanding Reality

- Depth Estimation and Occlusions

この機能についていくつかのポイントを説明します。まずは、深度と遮蔽といったような概念があります。ARコンテンツがリアルに見えるには私たちの環境に溶け込まなければなりません。そして最初に必要なことは深度を理解してカメラ映像の中にある物理的なオブジェクトたちがどこにあるのか?そしてお互いにどう関連しているのかを理解する必要があります。よりリアルにバーチャルなコンテンツを表示するようにするためです。

- Walkable Plane

「歩ける平面」というのも同様のアイディアです。リアリティの取り込みとして、「自分が歩けるのはどこか、歩いて自然なんどはどこか」をキャラクターが把握できるようにするには、どうすればいいか。

-Semantic Segmentation

セマンティック セグメンテーションというのもあります。これはキャラが世界とインタラクションできるように提供する機能のひとつで、そのためには意味的な理解が必要です。つまり、ある物体が椅子なのか、またはテーブル、あるいは花なのかなどを理解すればそれらの物理オブジェクトに反応し、インタラクションできます。バーチャルキャラクターが物理的オブジェクトとインタラクションを可能にします。セマンティクスを理解することで更に一歩先に進めることができます。物体がお互いに関連してどこにあるのかを理解するだけでなく、シーン内の様々な物体が「何なのか?」を見ることができます。例えば建物のセグメンテーションを見るとこれを建物と検知します。犬を見るとセマンティク セグメンテーションは動物と検知します。例えば動物に対して反応するキャラクターを作りたければ、動物のシーン内にいることを知ることができるため、それに応じて反応します。

-Meshing

最後に今年、6D.ai から来る楽しいテクノロジーとそれをどうARプラットフォームと統合するかについて周囲の空間リアルタイムでメッシュを作成する機能についてお話します。キャラクターやバーチャルコンテンツが空間とインタラクションできます。Meshing テクノロジーはカメラから映像をもとに世界の三次元データをつくりあげます。そしてそれをインタラクションするバーチャルオブジェクトを持つようになります。この機能の注目点は、例えば道を歩くとリアルタイムにメッシュが生成される点です。カメラがこの情報を取り込んで、現実の世界によるメッシュが生成されます。そしてこの世界が作成されたら、生成したメッシュの全体像を見ることができます。プレイヤーはただ歩き回るだけで、リアルタイムで世界をスキャンして現実世界のメッシュが生成できます。これで複数のプレイヤーで行うことができ、複数人で同じ環境をリアルタイムにスキャンすることもできます。そしてこのメッシュがあるともちろん現実世界とインタラクションするバーチャルオブジェクトを持つことができます。例えばバーチャルなボールは壁や地面ではねかえって、草の上をころがり、水の中に落ちることができます。先程のセマンティック セグメンテーションと組み合わせることによって、これは6D.aiのテクノロジーですが、Niantic AR プラットフォームとの総合作業を進めており、近日中に利用可能になる予定です。

Connecting The Bits To The Atoms

これはバーチャルを現実世界のロケーションにつなげる方法。これはプレイヤーや開発者たちとNianticが行っているARを次のレベルに引き上げるための大きな投資です。それはビットをアトムにつなげることです。キャラクターが現実世界や動的な世界とインタラクションから更にリッチにするには、キャラクターが文脈を持って、今いる世界について理解することができたら最高です!現実世界の場所とバーチャルコンテンツを紐づけることができます。それがビットとアトムの結び付けです。これはそれがどんなものになるうるのかのひとつの例を示します。例えば、Ingressのポータルが実際に目に見えて、全ての情報が現実世界の物理的な場所に紐づくような世界が考えられます。このような応用方法は沢山考えられます。様々なSF映画でも事例が出てくると思いますが、例えばモニュメントを見てそれが何のモニュメントなのかを知る。あるいは公共交通機関を見てその時刻表の情報を取得するなど。そしてこういったユースケースを実現するには、テクノロジーを前に押し進める必要があります。

- Position Technology

上記の大きな要素は測位システムにあります。VPSと呼んでいるものです。Nianticが作っているテクノロジーです。もちろん多くの方はGPSをご存知だと思います。これは地球の周りを回る測位衛星を利用した測位システムで私達がどこにいるのかを三角測量の手助けになります。そして最良の方法は1~5メートル以内の精度で比較的正確な位置を得られます。現実の世界ではAssisted GPSと言うものも使われ始めており、これは衛星に加えて基地局からの信号も利用して三角測量を行い、さらに正確な位置を求められます。しかし、これでもまだ精度が足りないのが難点です。ビルの谷間などでは特にそうです。数十メートルも間違うことがあります。また、姿勢の情報を得ることができません。カメラを使用中の場合、どちらを向ているのか教えてくれません。なぜなら 特に、カメラを手に揚げてランドスケープモードやポートレートモードにしているなら、コンパスの情報は正確ではないからです。VPSは次世代の測位システムであり、視覚的な特徴をカメラが認識してあなたが見ているものを理解します。6DoFの位置検出です。つまり、先程と同じ建物を見ていたらサンフランシスコのフェリービルディングを見ていることがわかり、それに付随する情報もわかります。

-VPS

これがNianticが作っているVPSでビジュアルポジショニングシステムはカメラから来る映像の中から認識可能な特徴を検出し、センチメートルレベルの高精度でユーザーの位置および何を見ているのかを正確に特定します。そして6DoFの姿勢情報はコンテンツを重畳表示したり、そこから情報を取得したいのなら非常に重要です。これはコンテクスチュアル コンピューティングの概念を実現する上での鍵となります。ユーザーがただ何かを見るだけで開発者はユーザーが何を見ているのかを知り、その場所に関わりのある状況に合った関連情報やコンテンツを引き出して提供することができます。

-Building the AR Map with our Players

これをどのように作るのか?既にプレイヤーと共にマップを作りました。これらのあらゆる興味深い目標物、あらゆるポケストップやポケモンジムあらゆるIngressのポータル、これらについて、プレイヤーが大事あると教えてくれた場所です。彼らがプレイした場所であり、現実世界でインタラクションするためにARゲームボードや持ちたい場所です。ゲームで見ているこれらの場所はプレイヤーたちを通してNianticに提供されており、彼らは私達にこの場所は大事であると言いました。Nianticはこれらを調べて検証し、ゲーム内で有効化しました。これからやろうとしていることもそれと同じような仕組みで、プレイヤーたちに力を与えてともにマップを作ろうとしています。今日あるような2Dのものでなく3Dマップです。NianticはPokemon GOやIngressで新機能をリリースしました。プレイヤーは世界に出て、例えばサンフランシスコのガンジー像といったようなお気に入りの場所をスキャンして動画をNianticに送信することができます、Niantic側でそれを受け取り、センシティブな情報を除去します。人やナンバープレートが写っていたら、そこにぼかしを入れます。それを3Dモデルに変換して機械により読み取り可能にします。これは要するにこういった世界のマップを作ることで、3D世界の目録を作ることができるということです。これはリアルタイムで更新可能でプレイヤーはその場所を利用して位置検出ができるようになります。Niantic VPS を作るにあたり肝心な点は、Nianticはこれをプレイヤーや開発者と共に作るという点で、これにより最新のマップを持てるようになります。

-Niantic AR Cloud

これらすべてはNiantic AR Cloudと呼ばれるものに結び付きます。これは次世代のAR体験を可能にするコアになります。AR Cloudは、ARコンテンツが現実世界の場に紐付けされるという概念です。AR Cloudを可能にする以下について説明していきます。

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作成するのには沢山のデータが必要です。ここではNianticが行っていることは、プレイヤーにプレイしてもらうことで、収集やスキャンをクラウドソーシングしたり、これらの場所やインタラクトし続けるようプレイヤーに促すような持続可能なゲームメカニクスを作ったりしています。これが最新のデータを提供し続づけるエンジンとなり、Nianticはそれに基づいて、世界の新鮮なマップを作ることができます。

これが最新のデータを提供し続づけるエンジンとなり、Nianticはそれに基づいて、世界の新鮮なマップを作ることができます。

次にこのデータをとって、先程からお話している3Dモデルに変換します。このコンテンツを集約して機械が読み取ることのできるPoint Cloudを作成します。これがマップの力となるビジュアルポジショニングシステムに与えてくれます。それらが持つ特徴として位置検出を行えるからです。Nianticはたくさんの投資と研究を行っており、CVPRをはじめとした主要な学会でも発表しています。

ARマップに対して3D位置の高速でロバストなルックアップを行う方法について、プレイヤーの位置が特定できて、どこにいるのかがわかったら、その場所を調べて、場所に紐付いたコンテンツを引き出すことができます。そして地理空間クエリと地理空間データベースのアイディアはNianticが長期間作成してきたものです。なぜならそれはPokemon GOに搭載している全てであり、Niantexの全てのゲームは常にこのような空間クエリを行っており、こうったソリューションの構築に関しては、優れた実績を持っています。非常に楽しみです。これらを統合すれば、新たなAR体験を可能にする魅力的なAR Cloudを提供できます。新しいスポンサーシップやユーザーがコンテンツとインタラクトする様子を見る方法なども、それがNianticが取り組んでいるもので、他の開発者たちがこのサービスでどんなものが作れるのかを楽しみです。

日本の開発者とのパートナーシップ

Nianticは開発者とのつながりを開拓中です。このプラットフォームをサードパーティの開発者に開いて、日本のいくつかの開発者は実際にアプリケーションを動かしています。

ソフトバンク

ソフトバンクは5GとNiantic SDKを組み合わせて、どのような体験が可能であるか?について検証しています。

バスキュール

2008年に開発したGyorolというGPSを持ち始めたケータイの頃に作った釣りを楽しむアプリケーションをARを使って再現。

ライゾマティクス

音を映像化して、いろんな人が作成した音と映像がひとつに昇華するようなアプリケーションを開発。今回はUnityでNianticのライブラリがUnityのプラグインパッケージに提供されています。そちらを利用させてもらいました。あとは、C++で開発できるクラスプラットフォーム用のネイティブのプラグインが作れるJuiceというフレームワークも使用しました。

開発したい方へ

Nianticは、他の開発者たちがこのプラットフォームで作るアプリケーションをすごく見てみたいと思ってます。興味がありましたら、以下の申し込みページにアクセスしてください。

あなたがNianticの最初の開発者になってください!来月、プラットフォームをベータデベロッパーに開放します!!ARの未来をつくる旅に参加いただけることを楽しみにしています。

質問コーナー

質問1.ARKitやARCoreを使わず、独自のAPIとして提供するのでしょうか?

回答1.Niantic が提供するSDK、ARDKはARKitとARCoreは使える所は使わせていただいてます。足りない所はNianticで開発しています。上に動くようなレイヤーになります。クロスプラットフォームを実現したいと考えています。ARグラス、将来的に出てくる色んなグラスですね。これは是非、サポートしていきたいと思ってます。いつ、どのデバイスでと言うのはこれからですけども多くの部分は共有して、アプリケーションを作ったら、ハンドセットというフォームファクタでもグラスというフォームファクタでも、それなりに動くようになって、インタラクションの部分は違うので、そこは色々とグラスの時には見つめたらアクションを起こすような電話ではできない所など、これから考えていかなければいけないところだと思います。

質問2.マップの生成は自分でやらないといけないのかな?

回答2.基本的にはPokemonGOやIngressのプレイヤーさんと一緒に世界中の地図を作っているわけですけども当然、ある所とない所の差が出てきます。開発者さんが足りない所は自分たちでアップしていただくとような仕組みを公開する時には用意したいと思い、準備をしていますので、あれば使って頂けるし、なければ作っていただくという風にしていきたいと思ってます。

質問3.セマンティックは今の所、12種類なのでしょうか?

回答3.これは色んなモデルのトレーニングをしていますので、どんな風にお使いになりたいのか、どんなシーン、例えば、空はちゃんとやりたいよとか、木はちゃんとやりたいよとか、開発者さんのお声を聞きながら、どのセットを開発キットに入れていくのかというのを決め、それを拡大していくということになるかと思います。

質問4.実際にNiantic Realworld Platform で作成されたデモ動画なのかな?

回答4.どの映像のことをおっしゃっているのかわかりませんが、少なくとも日本の開発者とのパートナーシップで紹介した3社のデモアプリケーションは全てARDKの今日あるバージョンを使って、お作りいただいたものを実際の動画になっています。なので、これをみなさまにお届けしたいと思って、今、準備を進めています。

質問5.VPSの回転精度は何度くらいなんだろう?

回答5.いろんなアプローチを今、試されて競争されて研究されている所だと思います。Nianticもなるべく正面から見たらできるけれど、横から見ても同じ場所になるべくサポートしたいという所で、いろんなアプローチを試していることろです。具体的には申し上げれないですが、できるだけ上手く動くようにしたい、他より上手く動くようになっているのかなと思っていますが、今も様々なアプローチを試している所です。

質問6.ユーザーにAPI提供されますか?

回答6.みなさんにご案内した申し込みフォームに是非、ご登録を頂いて、クローズドベータということで、順番にご案内をしていきます。みなさんにお使いいただきたいと思っております。

質問7.ライセンス形態と費用はどうなりますか?

回答7.今までPokemonGOやIngressやハリーポッターを開発していたチームが使用していたライブラリを提供するということで、これをどういう風に費用回収についてはまさに議論しているところで、具体的にご案内できる程、まだ、ないのですけれども、なるべくお使いになりやすい形でお届けしたいなと思っております。

質問8.Sharing AR Experienceに関して、狭い範囲のP2Pでなくて、MMO的なサーバクライアントでのSharingに仕組みに関する取り組みはありますか?

回答8.六本木ヒルズでデモをやらせていただきました。それは、P2Pを使った、その場所でのネットワークを使い、みなさまで光の玉を打ち合っていただくというアプリケーションでした。これは本当にその場で作れるアドホックのP2Pのネットワークですけれども、これが多くの人が、例えば東京全体でゴジラが攻めてくるみたいなのは、最後のセクションでご案内したVPSとコンテントアンカリングの組み合わせみたいな形で実現するのが良いのかなという風に思ってます。これはまさにNianticが是非、実現したいと思っているAR Cloud、その上でのサービス。こういったものを使うと、多くの人達が同時に同じものを見て、同じものが同じように動いているという、そういうARの場所に紐付いた経験というのを実現したいなと思ってます。

質問9.ユーザーのプライバシーデーターのポリシーは、開発者側が取得するのでしょうか?それともNianticでしょうか?

回答9.基本的には開発者さまが開発したアプリケーションに対してお客様とお約束を結んでいただくというのが当然ですけども、部品屋さんとしてのNianticとしては、Nianticが作る3Dの地図をユーザーのみなさんで作っているというNianticについては、Nianticとプレイヤーさんとの間の関係になりますから、当然、プライバシーポリシーとNianticのポリシーをお約束で作っていくということになります。プライバシーには、丁寧に丁寧に議論重ねながら、みなさまがスキャンしているのをハッキリわかる形で今回も気を付けて心がけてやってきたところではあります。

質問10.朝、昼、夜、春夏秋冬などデータ変化にどう対応していきますか?

回答10.葉っぱが散っちゃたら動かない、ビジュアルポジショニングシステムとかは寂しいですし、昼は動くけど夜は動かないビジュアルポジショニングシステムも寂しいですが、天候とか色んな自然物とか色んなものが世界にはあって、それでも視覚カメラを通じて今、どこにいてどちらを向いているかをわかる仕組み、これは、夢として実現したいと勿論、思っています。最初のバージョンでどこまでできるか?言うのはわかりません。ただ、春夏秋冬通じて、みなさんが送ってくださる場所の画像なり映像というものは、段々とNianticも蓄積していけると思いますので、そういった意味では冬の夕方のこの噴水は、こういう風に見えますよと風にわかれば、ある零度、そういう形でカバーできるのかなと思っております。

質問11.現実の特定の場所にユーザーがデータを残すような位置と紐づいたデータ永続化の仕組みは含まれていますか?

回答11.是非、実現したいと思ってます。最初のバージョンでお届けできるかと言うと、もうちょっと後になるかもしれません。ただ、バーチャルな木が公園の角にあって、誰かがお水をあげると次に来た人が実がなって取れるみたいなそんなようなPersistence(永続化)の仕組みというのは、ARの世界で実現するにあたっては、すごく大事なことだと思いますので、是非、チャレンジしたいし、チャレンジしている部分です。

質問12.ゴジラのような巨大なCGモデルに対して、建造物によるオクルージョンは可能ですか?

回答12.セマンティック セグメンテーションの空を抜き出すと、マスクがかけれるみたいな形での実現は多分可能だと思いますが、遠くて大きいものをどうするかについて、ちょっと考えないといけないですね。ただ、ゴジラが建物壊しちゃったらどうしようというのもあるので、まだ、考えなかいけない沢山あるなと思います。

質問13.位置毎にリッチなゲーム独自のメッシュ生成すると開発物量がとにかく増えると思うのですが、それを楽にするような仕組みは検討されていますでしょうか?

回答13.Pokemonも全て世界中にピカチュウを手で配置しているわけではないので、それはある程度の確率であったりとか、自然物のこの水の中だから魚がいるよねとか、そういうロジックで生成するような仕組み。Nianticのプラットフォームで実現するか、それを簡単に受け入れられるような口を開けるか、色々とやりかたはあるかと思いますが、そういった形でステージングは、マニュアルじゃなくてやっていけれるようにならないと、中々、物量性になってしまいますので、そこは是非、一緒に考えたいと思います。

質問14.ARDKの未来、開発者に期待していることが何ですか?

回答14.まだまだ、これからになると思います。最初のバージョンは、決してiPhoneの2020年版がいきなり出るわけでなく、iPhoneの2007年版が出るというようなイメージだと思います。これからみなさんと一緒にこんな使い方どうだろうとか、こういう所をNianticやってくれないか?とか、こんな風なものをセグメントしたいよとか、みなさんと対話を通じて育てていく。そんな開発者キットになると思いますし、やはり、開発者キットは開発者さんと一緒に作らないと思っています。みなさんと是非、やりたいという風に思っています。

質問15.車椅子ユーザーに関して、開発する時に何を配慮すべきか

回答15.車椅子のユーザーさんに限らず、いろんな方がお使いになる、なれる。と言う事を考えるとは大事だなと思っていますし、Nianticも人が歩くということを社是としている会社ですから、公園でも歩道みたいな人が歩く場所でもちゃんと位置が取れたりとか、ちょっと広場になっているところを車から取っていると、ちょっと見にくい所が、むしろちゃんと動く。そんなようなVPSであったり、AR開発キットを作りたいなと言う風に思っております。そういう意味では、もう少し使いやすくなるのかなと思いますし、あとはお子さんの持っているグラスや手の高さと車椅子を乗られている方の使っている時の高さは同じだと思うので、いろんな高さから使っても使えるよねと言う大事だと思いますので、そういった辺りは丁寧にできればと言う風に思います。

まとめ

最近、VPSやARクラウドのサービスが続々と増えていく中、Nianticも本格的に参入してきました。Nianticは今までヒットしたゲームの開発プラットフォームを開発者に開放し、ARの機能からマルチプレイヤー、VPSの機能まで盛り込んだ形のようです。ここまでパッケージ化されたサービスは恐らくNianticだけだと思います。是非、Nianticの開発キットを提供いただき、今までにないARクラウドを活用したアプリケーションを開発したいと思いました。

最後に

OnePlanetは、AR技術をベースに未来のユーザー体験/ユースケースを創造することに挑戦しているARスタートアップです。
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