開いた扉、その先へ(兄組編)
JO1 LIVE "OPEN THE DOOR"
11/19(金)〜21(日)まで、幕張メッセでの3日間全5公演が無事に終了。JO1、JAM、ライブに関わって下さった皆様、その他関係者の皆様、まずは本当にお疲れ様でした。
ありがたいことにご縁を頂き2公演参加させて頂き、JO1のパフォーマンスをこの目に焼き付けてきました。たくさんの愛を全身に受けて溢れる思いが止まらないし、でもツイッターでは文字数が足りなすぎて向こう2年ぐらいずっとこの話しそうだし、だからといって書かずにいる内にこの気持ちを忘れてしまうのも嫌なので、拙い文章ながらここに書き留めたいと思います。
※以下、セットリストやメンバーの発言等を含む文章があります。アーカイブ配信終了までネタバレを見たくない方はご注意ください。
奨くん。
初日はマイクが不調だったのか、純喜とふたりで披露した「STAY」の序盤で少し歌いにくそうにしていたのが気になったけれど、サビからは問題なく伸び伸びと歌ってくれていて安心した。
特に後半のふたりでのハモリは圧巻だった。目の前に待ち焦がれたJAMがいる空間が、あの日限りのメロディーを紡いでくれたのだろうなと思う。どこまでも優しい奨くんの歌声が、力強い純喜の歌声にそっと寄り添っているようで、人柄がそのまま反映されたようなふたりの歌声だからこその、特別なSTAYだった。
そして、メンバーも言っていたけれど、奨くんが泣くのはずるい。「こんなリーダーに着いてきてくれてありがとう」と泣いた奨くんが、約2年間一体どれだけの不安を抱えてグループをまとめようと奮闘してきたのか、想像しただけでわたしまで泣けてきてしまった。
「こんなリーダー」なんて言わせたくなかった、そんな風に思わないで欲しかった。奨くん以外の誰にJO1のリーダーが務まるのかと本気で思っているし、奨くんにしかできないメンバーとの関わり方があることも知っている。メンバーにもたくさんのスタッフさんにもJAMにも、奨くんが思うよりずっとずっと愛されているんだと叫び出したくなった。
いつかの動画内で瑠姫から送られた「あまりひとりで抱え込まずに相談してほしい」という言葉を、今一度届けたいと思った。奨くんが頼ってくれたら、甘えてくれたら、きっとみんな心から喜んで惜しみなく手を差し伸べてくれると思うから。
10人の弟たちはみんな芯が強くて逞しい子たちばかりだから、奨くんひとりが寄りかかったところで潰れたりしない。そして、その10人の後ろにはたくさんのJAMがいる。いつだってJO1を見守ってる。ほらね、何も怖くないでしょう?
奨くんがJO1のリーダーでよかった。
何度でもそう思うし、伝えたい。
蓮くん。
声が出しづらい、というとても心配な知らせが4thシングル「STRANGER」の特典会前に公表されて以来、ライブの幕が開くまで安心できずにいた。幸い実際に現地で聴いた蓮くんの歌声は変わらず透き通っていて、大事に至らず本当によかったと胸を撫で下ろしたのが、蓮くんの生パフォーマンスを受けての正直なファーストインプレッションだった。
驚いたのが、まずその体の薄さ。成人男性にしてはかなり細い方だと思ってはいたものの、実際にこの目で蓮くんの全身を捉えたときは何事かと驚愕した。ただ、それが存在感を薄めるようなことは一切ないし、逆にそんな細い体のどこから?と疑問が湧いて止まらないのが、Blooming Againでの純喜との高音の掛け合いだった。
純喜が伸びやかに高音を歌い上げる姿をしっかりとその目に捉えながら、両手で強く握りしめたマイクに吹き込む渾身の歌声は、いつも飄々とした蓮くんとは真逆で。痛いほど想いが伝わってきて、胸が苦しくなった。
同じくらい驚いたのは、初日の挨拶で真っ先に涙を流したことだった。もしかしたら誰か泣くかもしれないな、とは思っていたけれど、蓮くんが誰より早く決壊するとはさすがに予想外だった。いつも優しく、時に鋭く細められている目がみるみる内に潤み始めて、止める間もなく流れた涙は本当に綺麗で。メンバーどころか泣いた本人にさえ少し驚きの色が見えたのは、蓮くん自身本当にその瞬間まで泣いてしまうなんて思っていなかったからなんだろうなと思った。
涙に濡れた目で「死ぬまで忘れない日になったでしょ?」と微笑んだ蓮くんが、本当に本当に愛おしくて。心配しなくても、死んだって忘れられそうにないよ。
瑠姫。
まず何よりも、お誕生日おめでとう。一生に一度しかない24歳のお誕生日を、記念すべきJO1として初の有観客単独ライブの初日に迎えるなんて、あまりにも持ちすぎてるなと思います。でも、それでこそ「白岩瑠姫」だね。
始めて地に足をつけて立つ瑠姫をこの目で見た時、ありきたり過ぎるけれど「本当にこの人はこの世に存在していたんだ」と思ってしまった。公式TwitterやYouTubeで観たままどころか、画面越しに抱く印象を軽々と越えてくる美しさに息が止まりそうになったことを覚えている。
表情管理が完璧なのはもちろんのこと、Dreaming NightやRun&Goなど、日によって動きが違うもの、メンバーとの絡みがあるものでは笑顔が弾けていて。いつも通りの完璧な姿と、その場で生まれる一瞬一瞬を楽しんでくれている姿が両方楽しめて、この人は本当になるべくしてアイドルになったんだなと実感した。
ようやく有観客でのライブ開催を掴み取ったタイミングで初のセンター曲をもらったことも、MVより先にステージでのパフォーマンスを見せることができたのも、本当に全てがうまく噛み合った結果で。今年の冬は瑠姫が彩ってくれるから、絶対に楽しくて幸せな冬になるね。
ずっとずっと追い続けた夢を叶えて、ステージの上で迎えた24回目のお誕生日を、わたしたちは忘れられないものにしてあげられたかな?きっともっと早くスポットライトを浴びるべき人だったのに、こうしてステージに立つまでたくさんの苦労をしてきたからこそ、愛され続ける努力、選ばれ続ける努力を惜しまない瑠姫を、本当に尊敬しています。
毎公演違う挨拶を考えてきてくれるマメな瑠姫が、毎公演必ず「大好きです」と言ってくれたこと、この先ずっと覚えているよ。次こそはわたしたちからの大好きを受け取ってください。
純喜。
スクリーンに映し出された扉が開いた瞬間のどよめき。それが収まらないうちに、画面いっぱいに映ったのは我らがメインボーカル・河野純喜。軽く伏せた目があげられ、カメラを捉えた瞬間の「始まる!」という予感と、次の瞬間響き渡った渾身のBorn To Be Wildの歌い出しに全身に鳥肌が立った。
普段からうるさいといじられがちだけれど、ステージの上でひとたびマイクを握れば、あっという間に主人公になってしまう。歌の女神が純喜を溺愛して離さない理由が分かった気がした。あんなにも幸せそうに、嬉しそうに、楽しそうにメロディーを追いかけている人を、純喜以外に知らない。
アレンジのバリエーションの豊富さにも驚かされた。初日、2日目、3日目、どれを取っても同じものはひとつとしてなくて。その瞬間に感じた気持ちをそのまま音に乗せることができる純喜だからこそのアレンジだった。純喜がマイクを握り続ける限り、あの幸せそうな笑顔を守り続けたいし、いつまでもJO1と共にJAMの前で、いずれはJAM以外の人の前でも、歌い続けていてほしいと願わずにはいられなかった。
次こそは声を出せるライブにしたいと強く思う。純喜の歌声にたくさんの歓声を贈りたかったし、高らかに告げられる「テンション上げてこう!」に全力で応えたかった。それだけが悔やまれる。
何もしなければそのまま就職して社会人として働いていたはずの純喜が、JO1としてステージに立っている奇跡に改めて感謝したいなと思った3日間でした。大切な大切な弟の涙につられて泣いてしまう優しすぎる純喜。いつまでもその名のまま、優しく温かく、まっすぐでいて。
景瑚。
「JAM愛してるよ」「ずっと会いたかった」「JAM大好きだよ」「もう僕たちは家族です」
これは全部、景瑚がくれた言葉。
実際に目の前で誰よりもわたしたちに愛を伝えてくれたのは、景瑚だった。曲終わり暗転する直前、最初の挨拶、最後の挨拶、どの瞬間にもとても自然に挟まれる惜しみない愛情が嬉しくて、少しくすぐったくて、優しく微笑んでいる表情を見た瞬間にもう涙腺は限界で。どんなに美しく飾り付けられた文章を読み上げられるより、景瑚がくれるシンプルな「愛してるよ」の一言で涙が止まらないほど幸せになれた。
そして、カメラアピールがいちばん上手なのも景瑚だった。これはアーカイブを観て気づいたけれど、自分を捉えるカメラはもちろんのこと離れた位置にあるカメラも逃さず見つけて、すかさずアピールをしていた。バリエーションも豊富で、色々な理由で現地に来ることを泣く泣く断念したJAMがいることをよく分かっていてくれるんだなと胸を打たれた。
パフォーマンスでは、碧海のパートカバーに入る機会が多い印象だった。自分のパートの練習に加えてフォーメーションの変更、ボーカル部分の追加と、普段よりずっと練習量が増えたはずなのに、いつもと変わらない高いクオリティで披露してくれた。「練習が辛くて嫌い」だけど、「それでもJAMに会いたいから、みんなとステージに立ちたいから」、きっと今日も練習に励んでいるであろう景瑚が本当に愛おしくて。
オーラス最後の挨拶、純喜のふわふわした過去エピソードを一言で締めてくれてありがとう。汐恩の大切な夢のはじまりの話を「聞きたい」と言ってくれてありがとう。翔也が可愛すぎるあまりほっぺにチューしちゃうのも、景瑚らしくて大好きだよ。
想像以上に長くなりそうな気配がしてきたので、今回は一旦ここまで。弟組への感想はまとめきれたらまた書き留めたいと思います。
最後に、JO1のお兄ちゃんたちへ
本当に信頼しています。
いくらオーディション中に多少関わりがあったとはいえ、年齢も性格も生まれ育った場所も環境もまるで違う11人がある日突然グループになったわけで。思う所は多少なりとあったと思うけれど、それでも精一杯みんなをまとめようとしてくれていたね。
ありがとう。
奨くんが、蓮くんが、瑠姫が、純喜が、景瑚が、JO1にいてくれて本当によかった。
5人がいろんな形で支えてくれているから、弟たちが伸び伸びと過ごせる、遠慮なく意見を交換し合える素敵なグループになりました。これからも優しく、温かく、時に厳しく、そして力強く、JO1を引っ張っていってください。
心の底から、大好きです。
p.s.優秀すぎて必要ないかもしれないけど、多少なりとわたしたちにも手伝う余地はください(笑)
ゆり。