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封筒から飛び出した愛が届いた

先週の火曜日に電話で上司に伝え、翌日直接話して一旦持ち帰りになり、木曜日病院で結構な処置をされ鼻血を出しながら帰ったのが関係あったのかなかったのかあっという間に体力を持っていかれて背中から風邪をひいた。24時間休んで急遽連絡した友人に話を聞いてもらって、ゆっくり起きた日曜日に返事をした。

週明けの今日、まだ伝えられていないであろうPLと来期の話をするタイミングがあり嘘をついているようで心苦しかった。自分で決めたことなのに身勝手だ。

あんなに居心地が良かったのに、急に全てがひっくり返ってしまった。もしかしたら私はとんでもない間違いをしたんじゃないか?と考え始め、放っておくと泥沼にはまる気がしたのでドトールに寄って手帳を開いた。
名残惜しいと感じるのはそれだけ時間を積み重ね、心を割いてきたからだし、とんでもない間違いになるかどうかは今後の自分次第だ、と言い聞かせる。

伝えた直後2日間くらいは、靄が晴れたように世界がくっきり見えて、目の前の時間が捻れたり欠けたりせず元の質量のまま捉えられるような不思議な感覚があった。今はもう薄れてしまったけど、時間感覚の方はまだ少し残っている。よっぽど心に引っかかっていたんだろう。

家に帰ると口が開いた封筒が郵便受けに入っていた。土曜日に会ったのとはまた別の友人からのクリスマスカードとプレゼントだった。
目に見える愛だ、とぼんやりした頭に言葉が浮かび、じわじわと指先が体温を取り戻した。

昔は想い想われることが愛だと思い込んでいたけど、今の自分にとっては一方的に想うことも何なら思い出すことすら充分な愛だ。

人に親切にするみたいに、自分にも親切に出来たらいいのにな。

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