日記(4/29〜5/2)
4/29(日)
午後から幡野さんの写真展へ。
休日の神田は少し脇道に入ると人がいなくて、ベタ塗りしたような青空と合わさり急に目の前の景色が間延びして見えるような、妙な感覚を味わう。
写真展はすごく良かった。狩猟の様子と、処理された(されている最中の)動物の写真がメインだったんだけど、ただただ綺麗だった。写真越しで毛や内臓の匂いや質感、重さを感じていないからかもしれないけど、どうしても美しく見えた。
来ている人たちの様子も心地よかった。普段見ないでおこうと思ったら見ないで済むものを、みんな静かにじっと見つめていた。
写真を見ながら、歌人の穂村弘さんが色んな所で書かれてる「生きのびることと生きることの違い」について考えていた。生きのびることっていうのはつまりコンビニ的価値観に代表される合理性、生きることっていうのはその枠からはみ出たもののことなんだけど。
いただく命をその手で扱うのはどうしようもなく真摯であらなければならないのだと思った。冬の朝みたいな気持ち良さと厳しさがあった。
ちょっと上手くまとまらないのであとで追記するかも。
4/30(月)
月末までにやらなければと思っていた諸々の解約や契約変更等。どうしていつもこうギリギリなのか。
映画ビフォアサンライズを観る。予備知識なしで観たらとんでも王道恋愛映画だった。20年以上前の作品だけど、ストンと入ってくる台詞が多かった。
夜、コンフィデンスマンJPのボクちゃんが脚本直しに苦しむシーンを見ながら、「そういえば不思議と脚本家になりたいとは思ったことなかったな」と思ったんだけどドラマとか映画を好きになったのはつい最近で、何事もタイミングなのだろう。
脚本を書いている古沢さんのnoteを見つけてフォローした。
5/1(火)
GWの谷間。朝の通勤時間の電車にもどこかゆるい空気が潜り込んでいるようで、平日の戦闘モードが少し崩れる。
同期と外で昼食。いつもと何が違うでもないのに話す元気がなく黙々と日替り定食を食べた。1ヶ月ならと思っていたけど今月も続くことを思うとどこかのタイミングで1人でデスクで食べ始めたい。伝え方に悩む。
ファンデーションが午後になると剥がれ落ちそうなくらい頬の乾燥が酷かったので帰りに駅前の薬局でちふれの美容液を買う。640円なら効かなくても落ち込まずに済むから助かる、と効かない前提でいる自分に気付いて苦笑。
「根を詰めすぎないように」と言われたけど、丁度いい具合に頑張る方が難しい。実際全力でやらないと身につかないだろうし。
書くことや読むこと、出かけることが日常になるくらいの余裕が早くほしい。
5/2(水)
谷間2日目。やっぱりいまいち気合が入らない。出勤してすぐブラウスの袖のところがほつれているのに気付く。知らない間にどこかに引っ掛けたのかもしれない。
お昼の会話のままならなさに来週からお弁当を持っていくことを決意。人といるのにスマホを触っていないと間が持たない時間ってなんであんなに消耗するんだろう。
退勤後は小雨の中気になってた喫茶店へ。内装が簡素なのもあるんだけど地下でほとんど外の音が聞こえなくて、作業が捗りそうな空間だった。
なんだか気持ちがぐったりしてるので今日は早くお風呂に入って寝る。
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