SixTONESの新曲「ABARERO」が強すぎる | あなたにこの愛を注いでいこう
2023年2月25日のSixTONESANNで4月に発売される新曲「ABARERO」の音源が解禁された。
音源解禁前から度々“とんでもなくやばい”といった趣旨の話をラジオ等で聞いていたが実際“やばかった”。
これはもう、滾る!疼く!ドーム入れる人羨ましい~!(涙) な感じである(※筆者は全滅組)。
とにかくよすぎる。
私に財力さえあれば発売以降私は人類という人類に“ABARERO”を配り歩いていただろう。
今回はそんな「ABARERO」のファーストインプレッションを備忘録的に書き記しておこうと思う。
今回もradikoのリンク(ニッポン放送)を貼っておくので、まだ聴いていない方ももう一度聴きたい方もぜひ。3月4日23:30まではradikoで、それ以降はSixTONES公式サイトから。
「公式から聴く」こと、大事です。
さて、新曲「ABARERO」はSixTONES公式サイトによると、『誰にも止められない衝動・溢れ出す本能を解き放つ、型破りな”超攻撃型”HIPHOPチューン』だ。
この“超攻撃型”という言葉を見て期待に胸を膨らませていたファンも(私を含めて)たくさんいたに違いない。
いざ音源を聴いてみると、まぁうん、“怖い”。
でもそれは決してネガティブな意味ではなく、ポジティブな怖さだった(ポジティブな怖さとは?というツッコミは禁止である)。
樹くんがときどき使う日本語を真似て表現するなら、こういう感じの曲は“怖けりゃ怖いだけいい”といった感じだろうか。
「全員を黙らせるつもりで作った」とのことだったが、これはスト担どころか、今はマブダチだけど最初はめちゃくちゃ怖かった「Special Order」や「WHIP THAT」あたりなんかも黙る怖さだろう。結構強い。
しかもこういう系統の曲がシングルとして、A面として世に放たれる時が来たのだ。
これまでなら確実にカップリングやアルバムに入っていたであろう毛色の曲といえるだろう。
私はまだこの曲をMステその他音楽番組で披露する姿を全く想像することができずにいるが、ここまで重低音を響かせてゴリゴリのHIPHOPで攻めるSixTONESを観ることができるのは今から楽しみで仕方ない。
「声」が発売されたばかりなのに気が早すぎるとさすがに自分でも思うが、先日のBandwagon Asiaさんのインタビューで北斗くんがちらっと話題にしていた“SixTONESのため”の4枚目のアルバムにこの曲が入ると思うと今からうずうずしてくる。
私は新曲が解禁されるたび(特にこの“ABARERO”のようなバチバチ系の曲のとき)に、“家系図”を作るのが好きだ。家系図といってもなんとなく過去曲と照らし合わせて“これはあの曲とあの曲の子供っぽいな”とか、“親戚にあの曲いるだろうな”と考えるだけである。
今回の「ABARERO」で私が家族だ!と感じた過去曲は、「Outrageous」、「STAMP IT」、「RAM-PAM-PAM」、「IN THE STORM」、「Waves Crash」だった。
まず「Outrageous」だが、多分いちばん近い曲を選ぶならこれだ。メロディの雰囲気がなんとなく近い感じがする。
といっても、あくまで雰囲気で私の感覚での話になるので言語化が難しいため、“そういうの”を感じ取ってもらえるとありがたい。
加えて私は「RAM-PAM-PAM」や「STAMP IT」のギラギラした感じも感じたのだが、どうだろう。「ABARERO」のどっしりした感じもここに所以しているように思える。
あとは「IN THE STORM」と「Waves Crash」だが、私はこの2曲を「ABARERO」の歌詞に感じた。
「ABARERO」の歌詞は過去にラジオで解禁された曲と比較するとはじめてでも聞き取りやすく、なんとなくのニュアンスをとることが可能だと思える。そしてその歌詞には「IN THE STORM」の周りを寄せ付けないような、色で例えるなら冷たい銀色のような、鋭利な刃物に似た尖った強さのようなものを感じるのだ。
また、繰り返される“Monstors”を使ったフレーズや何かを威嚇するような感じからは、“animals”を何度も繰り返していたり“So say what you say. Cuz we don't care”と豪語したりする「Waves Crash」を感じた。また、Waves Crashでたびたび登場する“chain”は「ABARERO」でカギになるであろう“鎖”とも共通していると考えることができる。
つまり、私が「ABARERO」をまとめるとするなら、『OutrageousのメロディにRAM-PAM-PAMとSTAMP ITのギラギラ感とどっしり感、IN THE STORMの尖った強さを纏わせ、Waves Crashのエッセンスを足してめっちゃ怖くしたやつ』ということになる。
解禁されたANN内では、“タイアップなし”との言葉があった。
SixTONESのシングルでタイアップがつかないものはKing Gnu/millennium parade 常田大希さん書き下ろしの5th SG「マスカラ」以来約1年半振りとなる。シングルでのタイアップなしはそのマスカラと、SixTONESの決意のようなものが込められた今回のABAREROの2曲のみ。そこからも、SixTONESとソニーがどれだけこの曲に“本気”なのかが伝わってくる。
また、「ABARERO」はまさに“ドームのために作られた曲”ともいえる。
“俺らがやりたいことをソニーがサポートしてくれた”とも言っていたが、“原点回帰”と“現在地”と“未来への展望”が詰まった9枚目のシングルは、相当すごいことになる。
最近彼らが何度も口にしている、“今年が勝負”という言葉。
この「ABARERO」もその一環に違いない。
今回解禁されたのはおそらくフル尺ではないだろう。SixTONESあるあるの“フルで聴くとまた印象が変わる”も、きっとある。
今の私たちにできることはradiko(や公式サイトの公式な方法)でたくさん聴くことと、4月12日の発売を楽しみに待つことだ。MVへの期待も高まる。
さぁ、私たちもSixTONESと共にABARERU準備を整えておこう。