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オウカフルさんでイメージコンサルティングを受けてきた話

とある秋の日、オウカフルさんでイメージコンサルティング(パーソナルカラー分析・パーソナルデザイン分析)を受けてきました。

あくまでも素人が書いたものなので、的を射ていない部分もあるかもしれませんが、ご興味があればご覧になってください。なお、ここに書くアナリストさんの言葉は私に向けての表現であって、イメコンの捉え方も完全に個人的なものです。いろいろな向き合い方のうちの一つという認識で読み進めていただけると幸いです。


当日の流れと結果だけ読みたいという方はからどうぞ。

①PD受診のきっかけ・悩み


大きなきっかけは、パーソナルカラー診断を受診したことでした。そもそもPCを受けたのは、しっくりくる(≒似合うと思える)コスメにいつまでたっても出会えず、その答え合わせをしたかったから。診断結果には非常に納得しており、「色」についての解像度は高まりました。ところが、ここで別の課題が生じたわけです。

例えば、服や靴、バッグ、アクセサリー、髪型は、「似合う」を考えるにあたってもっと幅広く意識を向ける点(色・質感・形・柄・素材など)がありそう。だとしたら、顔の雰囲気や骨格も重要になってくるのでは?と考えるに至りました。具体的な悩みとしてはこんな感じです。

・似合う色(コスメ)はわかったけど、似合う服や小物を選び取れない
・PCと顔タイプと骨格がちぐはぐっぽいので、何を基準に選べばいいかがわからない
・自分の好きと似合うに距離がありそう
・好き⇔似合うを近づけるには?
・効率よく服を選びたい、迷いたくない、失敗したくない



②これまでの診断歴と自スペック


イメコンかじりたての自スペックはこちら。

パーソナルカラー(プロ診断)
・1st ミューテッドサマー/2nd ミューテッドオータム

この時の診断士さん曰く、くすみが重要なタイプのようです。
青み/黄みに寄りすぎず、明るすぎ/暗すぎなければ幅広くOK。
やや高~中明度の濁色が特に似合っていたようです。

顔タイプ(自己診断)
・ソフトエレガント?
某アプリでは3×3のど真ん中にきます。
ただ、↑のPC診断の時に「直線寄りっぽい、フレッシュみも感じる」というニュアンスの言葉をいただいたこともあります。はっきりと診断されたものではないにせよ、専門家の見立ては自己診断と正反対。もうわからん。

顔面の特徴としては、面長、中顔面長い、目と眉の間めちゃめちゃ離れてる、頬の丸みがない。パーツだけ見るとつり目なものの、表情も含めた印象としては丸みがあるようで、切れ長とも丸いとも。

骨格(自己診断)
・ナチュラル?
ストレートの要素もウェーブの要素もなくほねほねしているので、3タイプであれば迷わずナチュラルと言えそうです。

自分を一言で表すと、見た目も性格も何もかも「中途半端」なんですが、もはやこの中途半端さが自分らしさなのかもと思い始めたところです。あとイメコン全然関係ないけど、うお座です。ロジカルとフィーリングの間でぐらぐらしながら生きています。



③「オウカフル」さんを選んだ理由


PC診断の次に、骨格や顔タイプをプロに診てもらう道もありました。ただ、骨格に関してはいわゆる「事故」がわかりやすく起きるので、ある程度自力で避けられていそうです。顔も直線/曲線どちらかに極端に寄っていることはないだろうと踏み、「今の私にはPD診断が向いていそう、必要そう」という結論に至ります。

というわけで、少し時間をかけてPD診断の情報収集をしました。他のサロンも含めいろいろな方のレポートを拝見しましたが、オウカフルさんの受診レポでは「イズミ先生の言葉選びが好き」と書いておられる方が多い印象を受けました。特に私が参考にさせていただいたのが、フォロイーのうめさんのレポートです。

私のレポートで紹介させていただくことを快く許可してくださいました。解像度が高いのはもちろん、イズミ先生の魅力がばしばし伝わってきますのでぜひ。ちょこちょこ挟まれるエピソードがまたおもしろいんです。

さらに補足するとこんな感じです。

・レポートを読んで、素直に「すてき!私も受けたい!」と思った
・端々に表れるエレガントさとスマートさ、それでいてユーモアのある表現が刺さった
・いつかのインライでの「外は人混みだから今日は家にいようと思って(意訳)」に大いなる親近感を抱いた
・単にイズミ先生とお話をしてみたい
・魅力あふれるお人柄を感じて、会ってもないのに好きになりかけている(人としてね?)

あくまでも”個人の考え”と前置きしますが、自分を表現する一つの尺度を、ほぼ初めましての他人に決めてもらうのなら、この人の言葉なら受け入れられる、納得できると思えるような方に診てもらいたい。それが叶いそうなのがイズミ先生でした。PDは分類上6(8)タイプですが、「個性」はその中にグラデーションのように存在するはずです。もちろん、「好き」もその人によって異なります。イズミ先生はそこも大事に寄り添って、よりフォーカスしたアドバイスをしてくださるのかなと。もちろん、知識やノウハウも大切ですが、最終的には人対人のコミュニケーションです。もうフィーリングの域ではありますが、私はこういった理由でオウカフルさんを選びました。



④パーソナルデザインをどう活用したいのか


①の課題と悩みを踏まえて、パーソナルデザイン分析の結果を具体的にどう活かしたいのかというところです。

・節目のお祝いとしてもう一度ウエディングフォトを撮るつもりでいるので、今の自分に似合っていて、かつ、好きなドレスを着たい
・TPO重視のシーンで、好印象を持ってもらえそうなコーディネートを知りたい
・憧れているファッションと似合う系統が違う気がするので、「好き」の中から「似合う」範囲を知りたい
・この先、一生ものと呼べるくらいのバッグやアクセサリーを持つのなら、好きも似合うも諦めたくない
・無意識に手に取っている「ベター」だけでなく「ベスト」を見極める目を持ちたい
・顔の印象と骨格のアンバランスさをうまく取り扱いたい
・スペックバチバチど真ん中の服も知っておきたい
・イズミ先生のおっしゃる「ヤな女」(強い女)になりたい


ある意味、歳を重ねていくための準備みたいなところもあるんだろうなと思います。今はそれほど実感がないですが、徐々に着られる服が減っていく(ように感じる)と言われている中でも、PDがあれば軸を見失わずにいられるのかなと。

憧れの誰かになりたいとは思わないけど、自分の目にも他人の目にも「似合っている」「すてきだな」と感じられる人になれたらいいな、自分の持っているものを活かしながら好きなものを身につけられたら幸せだろうな、という気持ちで診断を受けることを決めました。

(だいぶ前向きに書くとこうなりますが、実際のところちょっとくらいマシな印象を持ってもらいたい、あわよくば好印象でありたい、くらいなのかもしれません。ブレブレ。)



⑤PDタイプ予想


パーソナルデザイン診断は、「こういう特徴があるからPD△△」と選び取るのではなく、自分から遠いと感じるタイプから順に一つずつ消していきます。残ったものがその人のPDという認識です。

受診前の消え順予想は、
ファッショナブル→ロマンス→ナチュラル→キュート→フェミニン→グレース
としました。実際の診断では、「これは…?」と感じたところがあったので順序を変えています。

・ファッショナブル
×そんな強さはない
×大きな柄に負ける自覚

・ロマンス
曲線はあっていいと思う
×重たい感じの甘さはなさそう
×肌を見せるおしゃれは向いてなさそう

・ナチュラル
○派手な見た目でもよく年配の方に道を聞かれる(親しみやすさ?)
△背は高くない、高くも見られない
×Tシャツパンツのラフコーデが決まらない
×快活そうなイメージは持たれない

・キュート
○「お兄ちゃんいそう」「妹っぽい」と言われがち(実際はいない)
○10~20代前半で着ていた服がキュート寄り(好みの問題?)
△小柄(小柄っぽくも見られない)
△ショートパンツはいけそう、膝丈スカートは無理がありそう
×かわいすぎるアクセサリーは似合わなさそう

・フェミニン
○持ってる服はたいがいシフォンかチュールが入ってる(手癖)
○ゆるいフリルがしっくりくる
○この系統が好き(願望100%)
△フェミニンど真ん中はなんか違う
×メインには来なさそうな感覚

・グレース
○顔・体の直線要素を考慮すると入っててもよさそう
○仕事ができそう、厳しそうなイメージを持たれる(できなくはないけどポンコツエピソードもある)
○「若いのにしっかりしてる」と言われていた(今は言われない)
○友人ら、周囲の人の予想でかならず出る
△スーツ・制服が似合いにくい(Tシャツパンツよりはマシ?)
×プリーツとの相性が壊滅的に良くない

・その他ヒントになりそうなこと
ウエディングは前撮りが王道Aライン×オーガンジーが重なったドレス(フェミグレくらい?)
挙式はソフトクリームみたいなタックとレースのついたアシメのクセ強Aライン(どうみてもキュート)
エタニティリングに憧れていたものの、いざ試着するとキラキラの大渋滞に負け「これは違うね……」と諦めた
さて、ドレスは伏線となるのか?

盛り耐性なし、ただしシンプル耐性もなし。中途半端。
大ぶりなアクセサリーに負ける。
かっちり/ゆるゆる、どっちでもなさそう。

願望を無視して考えると、直線⇔曲線のバランス的にはメイングレース・サブフェミニンくらいかな?
グレとフェミで行ったり来たりしてるような感じ。

といったところでPD事前予想は
本命:グレース・フェミニン
対抗:フェミニン・グレース
大穴:キュート
としてみます。
くすんでいればOKというところから、4PCはと予想。



⑥診断当日


さて、ここからはオウカフルさんでの診断当日のお話です。その日は快晴、冬の気配を感じる風に驚きつつ、薄着すぎたな……と少々反省しながらサロンに向かい、イズミ先生にお目にかかりました。なんて美しくて大きな瞳をお持ちなんでしょう。すてき。

今回は同席者さんと2名での診断。PCの説明を受けた後にPCを診断、少し休憩を挟んでPDの各タイプの紹介・診断、メイクレッスンという流れです。



⑦診断の流れ《パーソナルカラー分析・コサージュ》


一通りパーソナルカラーの分類について説明を受け、ドレープを当てて診断を行います。オウカフルさんは春夏秋冬の4シーズンの分類ですが、色相のほか明度・彩度(清濁)の各要素がどう重要であるか細かく見てくださいます。

💐→先生の言葉ですが、録音などはしていないので全て意訳です。あしからず。

まず、瞳と髪の色をチェックしてもらいます。
💐「瞳は茶色ですね、輪郭がはっきりしている」
「地毛は黒ですね」
瞳が茶色なのはよく言われます。輪郭はカラコンのフチのように少し濃くなっているので、くっきりしているようにも見えます。人によって判断が分かれそうなところ。

季節総当たり戦でジャッジです。
①春VS夏
②春VS冬
③春VS秋

私はこのような順序で進みましたが、どこの季節でどんなことを言っていただいたのか記憶が薄いので、コメントは全てまとめます。

💐「ピンクかわいいね~ピンク似合う」
「朱赤いいですね、夏の赤は色あせたように見える」
「アイドルとしてステージに立つなら?朱赤のほうがいい、夏の赤だと”私最年長だからこの色なの?”ってなる」
「水色(中明度)は少し黄みがあるほうがいい。かわいい」
「黄色は夏(レモンイエロー?)のほうがいい」
「スーツを着るなら?グレーよりベージュのほうがいい」
「曇天じゃない。この色(イエロー)の服を着て夏の日差しの下を歩いている」
「くすませると(布が)古ぼけて見える」
「ロイヤルブルーはユニフォームっぽい、蹴らないけど応援には行く」
「百貨店で8万円の浴衣を買うなら?春の水色がいい、ティ○ァ○ーブルーみたいな」
「春の紫はバイオレット。パンジーみたいなの」
こんなふうに例えを交えながらわかりやすく解説してくださいました。

結果は……春!
先述したように、私は別のところで一度PCを受けています。そこではくすみ重視の夏秋と診断されたため、正直この時点では全然ピンと来ず頭の中は「???」でいっぱいでした。ただ、春のブルー、夏のイエローが似合っていたことを考えても、そこまで黄みが必要な感じもなさそうです。

イズミ先生は「高明度の清色であることと、やわらかさが大事」とも仰っていて、春だからビビッドであれ、というわけではないそうです。前回のPCと異なる結果になったのは、私に必要な「やわらかさ」を「黄み」によって出すのか「くすみ」によって出すのかの違いではということでした。イズミ先生は黄みのあたたかさが欲しい、と。もう清濁で大喧嘩しているのですが、意外な共通点もあるようです。特に高明度の暖色が得意っぽいので、そこが春の要素とリンクしたのかもしれません。先生からは「仲良くさせてあげて」とのことだったので、都合よく使うことにしましょう。くすみも好きだしね。


PC診断の後にドレープをまとめてお花のような形をつくり、デコルテあたりに添えて似合う大きさをチェックします。


💐「大きいね」

💐「まだ大きいかな~」

💐「うん、小~中ですね」
でっかでかの飾りに圧倒される私の顔。これは素人でもはっきりわかりました。ということで、小さいもの~中くらいのサイズが良さそうです。

余談ですが、PC診断用の椅子に移動した時に「小柄ですね…!?」と言われました。鏡の自分がよく見えるようにと浅く腰掛けていたのですが、深く座るべきだったようで、高さ調整のためにクッションを2枚も追加してくださるイズミ先生。ようやくちょうど良くなったようです。歯医者さんでも美容院のシャワー台でも起こる現象だ。(もうちょっと上がれますか~?)
あとは、「顔小さいね~」と言われました。思ったことないけれど、これは主観と客観の違いで、イズミ先生が仰るならそうなのでしょう。小柄相応のサイズというところでしょうか。むしろそうであってほしい。

ドレープを当てる中でなんとなく「かわいい」と言われる回数が多かったような気がします。加えて、同席者さんの診断中に「アイドル」という単語は出てきませんでした。フラグです。

💐「今日は血色感が欲しいの会だね」
私は春、同席者さんは秋でしたが、どうも血色感を足したくなる感じの2人。



⑧診断の流れ《パーソナルデザイン分析》


休憩を挟んで、パーソナルデザイン分析です。おやつにはドライプラムがのった小さな焼き菓子を出してくださいました。リキュールが程よく効いていて美味しかったです。

もとい。私はPDについて、事前に自分なりに調べて受けましたが、もちろんイズミ先生が全てのタイプについて、俳優さんやモデルさんを例示しつつ紹介してくださるので安心です。各タイプの特徴については割愛しますが、ロマンスさんの勿体付けるような仕草を、GA…KTさんの格…けチェ…クのシーンを例に出して解説してくださったのがあまりにも似すぎていました。あとカラダにピー○カ○ピスすわりの良さ。ただ、俳優さんたちは各タイプの例としてはわかりやすい一方、ロールモデルとしての落とし込みには向かない点に注意したいところ。

以下、PD診断でのやりとりです。
💐「身長を教えてください」
🍀「154cmです」
💐「小柄ですよね~」

💐「まず何が消えると思いますか?」
🍀「ファッショナブルです(即答)」
💐「そうですね、大きいです(即線を引いて消す)」
でしょうね。
💐「大きなサングラスをかけていたら、誰かを尾行してるの?って感じ」

💐「次に何を消しますか?」
🍀「ナチュラルです(即答)」
💐「そう。長いんだよね~全部が(丈感のこと)」
先生も私も全く迷いがありません。

立って身長や体格をみていきます。
💐「小柄なんだよね」
「スカートタイトにできる?」「いいと思う」
「もうちょっと短く、膝くらいに」「うん、いいね」
「膝上いけるんじゃない?もっと」「うん、似合うよ!」
🍀「え……?(膝上丈など着られないの顔)」
💐「鏡で見てごらん!」
🍀「(いけ……いけるのか……?)」
あまりにも見慣れない自分の脚。しかも記憶にないでっかい打ち身があって、それを晒すことになり恥ずかしかった。

席に戻りました。
💐「もうタイホします」
🍀「もう見えてるんですね……!?笑」(私もわかってる)

💐「次に消えるのは?」
🍀「ロマンスかな?」
💐「露出させたくない感じ」
🍀「襟ぐりが大きい服で苦労したことがあります」

💐「けれどグレース、フェミニンだとさびしい。さびしいって書いとこ」

💐「キュートです。ガーリッシュ優位、ボーイッシュとアバンギャルドはその時によって調整する感じで」

ということでイズミ先生によってPDキュート・ガーリッシュ(優位)が誕生しました。先生の話しぶりや迷いのなさからして、相当わかりやすいようでした。私、あんなに悩んでたのに。キュートは捕まるんだな。

💐「世の中のフリーサイズ信じてないんじゃない?」
🍀「(ぶんぶんうなずく)信用なりません!全部大きい」
💐「インスタとかでさ~、小柄さんにおすすめって流れてきてその人156cmとかだったらさ、いや大きいんだけどってならない?」
🍀「(うなずきまくる)こっちはもっと小さいんです……」
💐「あと3センチ高かったらね~」
🍀「(うんうん)」
💐「これはお買い物同行でちょっと苦労するタイプですね」
サイズ的に服を見つけにくいというニュアンスですが、その通りです。平均より数センチ小さい程度なのに……。お店は試着必須、Z◯Z◯は常にサイズチェックしてます。

💐「だってショートパンツ履きますよね?」
🍀「(うなずく)」
💐「髪はいつもどうしてる?巻き髪かわいい~」
🍀「だいたい巻いて、触角(おくれ毛)をつくって、ハーフアップにして、最後にでかいリボンのクリップを……」
💐「それ!」
「もし前髪ぴちっとしてたら”今から洗顔するの?”って感じ」
「おくれ毛はほしいよね」
「髪の毛はぷるんとして動きがあってほしい、パサッとじゃない」

💐「小花柄いける、でも”違う”って感じるものもあるよね?」
🍀「黒地に白の細かいお花とかだと違うってなります」
💐「だよね」
小さな変化という意味で柄は得意なのでしょうが、配置が規則的だったり、柄が小さすぎたりすると、変化として認識できず足りないようです。

💐「会社にいたら、終業5分前に荷物片付け始めて、時間ぴったりに”お疲れさまでしたぁ~”って帰りそう。仕事はちゃんと片付けてるのかもしれないけど。でも、それをやっても咎められないし、周りもこはくさんだったら仕方ないかぁ~ってなる」
「だってボス(社長)が顔で選んでるから。ね~?」(同席者さんの賛同を得ようとするイズミ先生)
※およそ顔採用してもらえる顔ではありませんが。

💐「雨が降ってきたとして、ボーイッシュだったら”わ~!”とか”きゃ~っ!”ってはしゃいで、走って濡れて帰りそう。でも、そうじゃない。大丈夫?これ(傘)差して帰りな?っていう感じ」

💐「今日の服だったら(深い緑の小花柄ワンピース)、アイボリー系の丈の短いカーディガン合わせてもいいかも、前がリボンになっててもいいね」
🍀「まさに着てこようと思ってました……(慌てていて着そこねた)」

ちなみに同席者さんは背が高い方で、私のPDであるキュートと、最後まで残ったフェミニンを真っ先に消していました。結果はナチュラル・ファッショナブルさん。こんなに違うのか……奥が深いですね。

💐「(同席者さん)さんよりも足速そうな感じするもん」
50m走は8秒台半ばでした。あながち外れてもないのか?

それでは伏線回収のお時間です。

・ソフトクリームみたいなドレス
→キュートに必要な変化だったのかも
・シフォンかチュールの服
→袖や裾に切替で入っているケースがほとんど。キュート案件
・ゆるいフリルがしっくりくる
→私の感覚では”ゆるい”だったけど、世間的には”小さめ”っぽい?
 結果としてキュートらしい小さなフリルが似合っていた
・フェミニンど真ん中はなんか違う
→「静」の印象に寄ってしまうので、もっと動きが欲しかった
・仕事ができそう、厳しそうなイメージを持たれる
→キュートは仕事できる方も多い(イズミ先生談)※意訳です
・「若いのにしっかりしてる」と言われていた
→”見た目はキュートなのにごりごり仕事する”のギャップ?
・スーツ・制服が似合いにくい
→変化がないものなので得意ではない
・プリーツとの相性が良くない
→規則的すぎた
 選ぶならプリーツの自我が薄いもの(イズミ先生談)

・「お兄ちゃんいそう」「妹っぽい」と言われる
・男女問わず年上の方に好印象を持ってもらえる
・人見知りしていても声をかけてもらえる
・同性との飲み会の後「ねぇ大丈夫?帰れる?」と世話を焼かれる(酔ってないし地図も読める)
・仕事中は怖そうに見えるはずなのに、わりと後輩に頼られる
→キュート要素の影響が大きそう

特に知りたかった活かし方については少し答えが見えてきました。

・ウエディングフォト
→着られるものの幅は広いので、王道のシルエット(好き)の中から変化(似合う)のあるものを見つける
TPO重視のシーン
→素材やシルエットで変化をつける、高明度のPCを活かす



⑨診断の流れ《パーソナルメイク》


最後に、PCPDに合った簡単なセルフメイクを行います。私はリップを10本くらい持参したのですが、ことごとくくすんでいたのでその日は出番がありませんでした。アイシャドウもくすみ系が多かったものの、ニュートラルなピンクがほとんどだったので良しとしていただきました。アイブロウ、アイシャドウ、アイライナー、チーク、リップとほぼピンクだったので、ピンクレンジャーの称号をさずかりました、やったね。PCの時にピンクだけは「(季節またいで)似合うね~」と言っていただいたので、ここはそれほどPC気にしないでもいいのかなと思っています。春の範囲に入れるなら、あえて青み吸収させてしまうのも手ですね。

ファンデーションは2種類持っていったのですが、うち1つはオレンジ寄りの黄みで「暗い」とのこと。自分でも扱いに困っていたので、高かったけれど別々の道を歩むことにしましょう……アイボリー系の明るいもののほうが良さそうです。ピンクが入っていても良いとのこと。

ポイントメイクはウォーム系カラーのアイシャドウ、コーラルピンクのチーク、シアー系オレンジのリップでまとめ、さらに手持ちのグリッターを盛り盛りにトッピングした、キラキラ多幸感メイクができあがりました。ガーリッシュだ。

💐「まつげめっちゃ伸ばすでしょ?」
「普段もっと目の下やるでしょ?」
「もっとキラキラでいい」
「こはくさんが目の下をキラキラさせるのを待ってるの、早くやって?」

キラキラにせよ、とイズミ先生。まぶただけじゃなく目頭、目尻、涙袋に好き勝手グリッターを足していてもな~んにも言われません。大人になったら、化粧が濃すぎるとか、落ち着いた感じにしなさいと窘められることはあっても、その逆はまず言われないでしょう。なんて自己肯定感の上がる時間なんだ。私はオフィスメイクを求められる環境にはいないので、だいたいキラキラさせておいて良さそうです。

推し活の時はさらにラベンダーやオリーブグリーンのカラコンを使うとお伝えしたところ、
💐「だってその目(裸眼)の時点で(カラコン入ってる)っぽいよね。普通のじゃおもしろくないでしょ?」
🍀「はい。(全同意)」

私がアイシャドウを何色も重ねて、キラキラさせて、アイライン引いて、涙袋をつくって、まつげを一生懸命上げて塗って、キラキラ足して……とあれやこれややっているうちに、同席者さんはサーッとリップまで仕上げておられました。使うアイテムの数は少なくても、もともとの美しさが引き立てられているような感じ。なんてこと。ないものねだりですが、飾らずとも美しいナチュラルさん、羨ましいね……。

チークは細かいラメがチラチラっとするものを選んでいただきました。
顔の中央寄りにぽわんと丸く入れようとしたところ、
💐「わかってるよね~。そこ!そこに塗るんだよね!」
といった感じで、解釈一致のようでした。良かった。

ただ、そこそこ塗ったので不安になりました。
🍀「おてもやんになりませんか?」
💐「大丈夫!!」
背中を押されました。
自分では、PD案件ではなく単に中顔面が長いからチークが必要だ(=しっかり入れないと間延びする)と思っていたのですが、それを言ったら「長い?絶対ないよ~!!」とイズミ先生と同席者さん。2対1で私の負けです。なお、帰ったらオレンジのほっぺができていました。ピンクどこいった?

リップはPC診断の時にどギツイオレンジを塗り、メイクでは透け感のあるオレンジ系をお借りしました。ただ、あんなに塗ったはずが不思議なまでに私の唇は黄みを吸い込んで、かわいらしいピンクになりました。オレンジどこいった?関係ないけどリップブラシの使い方を褒められました。嬉しい。

最後に似合うドレープとメイクで写真を撮ります。
💐「もう目がキラキラしてる」
「かわいい~」
いっぱい褒めてもらって自己肯定感高まりました。


番外編
💐「ピアス開いてないです?イヤリングって重くないですか?」
この日のイズミ先生は、大きくてゆらんゆらんと揺れる輪っかのピアスをつけておられました。たぶんROOMに載っているやつ。
🍀「あの、私、先生みたいな大きいのつけない……」
💐「wwwwww」
🍀「wwwwww」
💐「今日やってよかった、よかったよ!」
グレース・ファッショナブルタイプのイズミ先生は、大ぶりで存在感のあるものをお召しになっている。片やキュート・ガーリッシュの私にとってのイヤリングは、小さくて軽くてキラキラしたものでも十分なようです。私が持っていったものは指先に乗るくらい小さくて、何なら揺れてすらないものもありました。なのでイヤリングを重いと感じたことがなかったんですね……

同席者さん「このメガネなんですけど……」
🍀「えぇっおっしゃれ~!」(鏡を覗き込んで目を塗っている)
💐「ギャルwww学校にこういう子いたよねwww」
ウケました。
ちなみに同席者さんのPCの時も「きれい~」「ほんとだ茶色に見える」「髪がツヤってする!」と茶々を入れていました。うるさかっただろうか。それでキュートじゃないと思っていたのかい……?キュート案件なのか関西人案件なのか。

その日持っていたリボンのヘアクリップが手のひらサイズとそこそこ大きく、どう考えても小ぶりとは言えなかったのですが、キュート的には正解っぽいです。リボンはアイボリーのオーガンジーでふわふわ、クリップがゴールドだったのもあり、イズミ先生から「そういうの!」と◯をいただきました。もとより、頭の幅以上に大きなリボンがついたカチューシャやヘアゴムが「いける」という肌感があったので、薄々「フェミニンはないかもな」とも思っていました。

あとはコスメや装飾品ではないところですが、メイクの時に愛用しているピアノちゃん(マイメロのお友達)のヘアクリップもキュート認定されました。嬉しいね。

ちなみに当日のワンピースは、柔らかい素材のAラインで裾に切り替えがあり、そこからさらにフレアに広がるような下重心のデザインでした。フェミニンっぽい雰囲気はありつつも、ウエストがレースアップになっていたり、背中側に何の役にも立たない小さなくるみボタンがついていたりして(後ろ前に着てるの?みたいな)、先生は「フェミニンとガーリッシュの間くらいだね」と仰っていました。好きと似合うの間だ。

靴を履いて帰ろうとしたところ、
💐「レースアップのブーツ!」
とイズミ先生が嬉しそうにしておられました。解釈一致だったかな?
🍀「夏はゴツいサンダルになります」
💐「それでいいよ!」
骨格的に重心を下にしたいために、ゴツめの靴でバランスをとっていたのがPD的にも良い傾向だったようです。



⑩感想・考察・まとめ


PCは予想だにしなかった春、さらにPDはキュート・ガーリッシュという大穴を当て、驚きと発見に満ちたイメコンになりました。特に、小柄であることと、それに意外性を感じさせないところは、私の予想以上にPDに反映されていたようです。私、小さいんだなぁ。一方で、願望だったフェミニンも、さみしいという理由でバッサリ消えましたが最後まで残りました。理解を深めるためにAFでお聞きしたところ、私の場合の「優位」は、ガーリッシュの甘さを前提に持っておけば、ボーイッシュ・アバンギャルドの要素をあえて遠ざける必要はないというニュアンスだったので、うまく扱える、活用できる可能性は大いにありそうです。これは楽しみだ。

これは私の表現ですが、おしとやかに日傘を差して、バラの咲くお庭をしゃなりしゃなり歩くご令嬢(想像上のフェミニンさん)というよりは、ふりっとしたワンピースを着て髪をくりっと巻いて、菜の花とかチューリップとかネモフィラの畑で「わぁ、きれいだね~!」とはしゃぐお嬢さん、といった感じなのでしょう。そっちのほうが私らしいかもしれない。同じ怒るでも、フェミニンさんだったら静かに怒ってそうだし、キュートはむすっとしてほっぺた膨らませてわかりやすそう。どっちも「放っておけない」感じはしますけど、ベクトルが違う気はしますね。

キュートの動的な要素という点では自覚していたところもあって、動きがゆっくりだと「どうしたの?眠い?」となるし、基本的にちょこまか動いていてリアクションもわかりやすいです。耳やしっぽをぴくぴく、ゆらゆら動かしている猫のような、ぴょこぴょこ跳ね回るうさぎのような、小動物的なかわいさを見出されたのかもしれません。親しい人の前だと「わぁ~」とか「お~!」とか感嘆詞がよく出ます。ち◯かわ……? 

誤解を恐れずに言えばキュートは「あざとい」んですが、そそっかしくておっちょこちょい(そうじゃない方もいます)にも見えがちなので「しょうがないなぁ」とか「世話焼いてあげたいなぁ」となるのかもしれません。逆に近寄ってほしくない人を引き寄せてしまうケースもなくはないし、あざといセンサーの感度が高い人には好かれないでしょうし、いい大人なので頼りなげに見られるべきではないシーンもあります。そういう意味では、”山椒は小粒でもぴりりと辛い”のように、タダ者じゃなさそうな、ともすればヤな女に見せる術もやはり持ち合わせておきたいところ。

服装に関しては、「大」と「静」の要素に注意しつつ「変化」に着目すれば、キュートはテイストも色もカバーできる範囲が広いので、好みをある程度優先していても見つけられそうです。あとはサイズの問題か。実際、ピンク、水色、黄色、緑など、手持ちの服の色はバリエーションに富んでいて、かつ明るいものが多いです。

ご令嬢的な雰囲気を好む一方で、実は遊び心たっぷりな柄もの(ドット、くらげ、ちょうちょ、気球など)も多く持っているのですが、「もういい歳だし」と思うところもあって、PDにフェミニンやグレースがついたらこれを機に……のつもりでもいました。でもやめなくていいみたいです。これからも着よう。愛嬌のあるおばあちゃんになれるかもしれないし。振り幅大きくてもなんとかなるのがキュートのすてきなところ。ちなみに最近いいな~と感じたフレガリ系は、先生曰く「ちょっと足りないかもね」とのこと。

そしてAFでわかったのは、今まで集めてきたフェミニン系の服は、PDだとフェミニンではなくガーリッシュだったということ。ほかのアナリストさんの発信でも似たような話を耳にしたことがありますが、日本でフェミニン系と呼ばれる服の中にはかなりPDで言うところのガーリッシュが含まれているみたいです。(あくまでPDの分類上の話であって、ファッションのジャンルとしては「フェミニン」なのだと思います)

確かにPDフェミニン寄りの服を「これどう?」と家族や友人に相談すると「おもしろくない」「っぽくない」と言われることがよくありました。この場合、かわいくない、似合わない、センスがないという意味ではなくて、どこか物足りない、変化が欲しい、というニュアンスだったのでしょう。もし要素が足りなければ小物類でガーリッシュの範囲に寄せてこればいいとも思いますが、どうやらいい感じに選べていたようです。

気をつけたいのは、小さな変化ばかりに意識が向いて全体最適にならない可能性。どこもかしこも変化だらけではちぐはぐのちんちくりんになるし、コスプレ風の痛い人になっても、TPOの観点を失った人になってもいけない。全体の中でどこにどう変化をつけるのか、素材か柄かデザインか、シーンにもよりますが、安易によくばりセットにしない見極めも大切になってきそうです。

前回と相反する結果となったPCについては、なぜそう着地したかの見当がなんとなくついてきました。青み吸収する肌と黄み吸収する唇というように、一見矛盾する特徴を複数併せ持っていることは自分の実感として持っていますが、メソッドが違えば何を重視するかの違いもあって当然なので、どちらかが誤りであるとも思えません。今回のPCはPDとの相性も良さそうですし、春も大好きだし、上手に取り入れていきたいです。


……およそキュート・ガーリッシュが書いているとは思えない文章になっているかもしれません。そろそろまとめます。

結論から言えば、受けて良かった。他人からの見え方を理解できたのは大きな収穫でしたし、かわいらしさを無理に捨てなくていい、という気づきは自分にとってプラスになりました。おしとやかで優美で品のある女性、というイメージへの憧れはありますが、頑張ってます感が出るくらいなら、持っているものを活かしたほうがよほどいい。幅の広いPDなんだし、今の「好き」にとどまらず、チャレンジした先に「好き」が見つかれば、もっと楽しいだろうなぁという期待もあります。私が応援しているある人は、折に触れて「自分はその人にはなれないけど、その人も自分にはなれない」と口にします。「自分は憧れのあの人のような魅力や強みは持っていないけれど、逆も同じだよね」という、ポジティブな意味合いの「よそはよそ、うちはうち」のイメージです。イメコンはまさにそういうものなのだろうなと感じます。こうして長々と書いたところで、これは”私に対するもの”でしかないし、誰かのスタイルの参考になるかというとあまりならないでしょう。みんなちがってみんないい。

とはいえ、他の方々のレポートが受診を後押ししてくれたのも事実なので、誰かの背中を押せる存在になれたならとも思います。このPDと向き合う作業を丁寧に進めたら、もう少しイメコンを深堀りしたいので、今後何かの気づきを得たり、別の診断を受けたりすることがあれば、またつらつら書くかもしれません。ここまでお読みくださって、ありがとうございました。


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