生理の貧困について
最近コロナ禍の影響で、多くのメディアで見かけるようになったこの言葉。
先進国の日本でこんなことがあるのかと驚くかもしれませんが、実際に少なからずの女性に起きている現象なのです。今回は、今話題の「生理の貧困」について詳しくご紹介します。
生理の貧困ってどういう意味?
まずこの言葉がしっくりくるかと言えば、Noの人が多数派のはずです。
女性に限って起こる生理はタブー視されがちですが、現代はLGBTQや東京オリンピックのトランスジェンダー選手が参加したことも影響し、少しずつ明るみになってきています。
簡潔に言うと「経済的理由で生理用品が購入できない現象」のことです。
特にシングルファザーや父子家庭の場合はより言いにくいでしょうし、男性側も理解が後れているのでどう対応していいか分からないでしょう。
最近ではお笑い芸人の千原ジュニアさんによる「男性も生理のことを知らなあかん」というコメントがSNSで絶賛されたこともあり、女性特有の現象である生理の特徴が徐々に知られるようになってきています。
約3割の女性が生理用品の購入をためらったというデータも
今日の日本経済新聞で特集されていたページでは、約3割の女性がスーパーやコンビニでの生理用品購入をためらったというデータが紹介されていました。
紙ナプキン、タンポン、月経カップなど多種多様ありますが、例えばレジ店員が男性だった場合はとても恥ずかしく、さらに周囲の目も気になって「欲しくても買えない」という大変困った事態になってしまうのです。
さらに生理用品が高額で買えないという声も多く、日本はまだまだ女性の味方にはなっていないのです。
現代はもう「タブー視」という言葉は通用しない
性教育が後れている日本でも、現代はもうタブー視されていたことが少しずつ温度や味を帯びて明るみになりつつあります。
欧州諸国のように生理用品は原則無料にするのが理想ですし、自然現象なのに恥ずかしさや惨めさを感じてしまうのは、全ての女性にとってあまりにも酷です。
全ての女性が活き活きと暮らせるよう、行政サービスや自治体の管理体制を見守っていきます。