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呼吸困難
この病気になって3度呼吸困難になったことがある。
最初、1度目は自室で何かしらのテレビを見ている時だった。
多分笑ったか何かしたのだろう、腹筋がつったのは覚えている。
この時はベッドに腰掛けていたからすぐさま横になっておなか、腹筋を伸ばすようにしたのだがなかなかつりが治らず腹筋がうまく膨らまず息が吸えなくなってしまった。
どうじに息も吐くことがしにくくある種奇声をあげて息をしていた。
なかなか治らずこの時は死ぬのかな?と思ったほどだ。
トイレに行きたくなったがこのままでは動くことができず失禁をしてしまった。
多分数分だったのだろうが、体感では長い時間が過ぎた風に思えたとき、なんとか息ができるようになり今の現状を把握できるくらいにはなった。
とりあえずはトイレへと思い行ったのだが無論下着もシーツも汚れてしまっていた。これは自分ではどうしようもなくヘルパーに連絡して無理を言ってきてもらい後始末をお願いした。
なんとか平穏を取り戻せたがこの時は死を覚悟したのは確かだ。
2度目は新幹線で旅行中に起こった。
新幹線は多目的室を使わせてもらっている。
電車に揺られながら駅弁を食べていたのだがこの時もうまく息が吸えなくなって床に倒れてしまった。苦しい中すぐそこに乗務員を呼ぶボタンがあったから押した。
その後は記憶がない。
息ができなくて失神したのはこの時だけだ。
気づいたら乗務員が目の前におり大丈夫か聞かれたのでなんとか、と答えるだけだった。もう最寄りの駅に救急車を呼んでもらっており駅に着いたら担架で新幹線から降りてそのまま最寄りの救急病院へと運ばれた。
ホームを後にする時アナウンスで急患の対応で遅れますと言っており申し訳ないなと、思いつつそこを後にした。
病院で診察を受ける段ではすでに落ち着いており医師の診察も原因不明と言われたきりだった。
ま、大丈夫だと思うけど気をつけてね、とありきたりの声をかけてもらい病院を後にした。
そのまま旅行を再開したのは良い根性してるなと、自分でも思った。
3度目は部屋でアマプラかなんかでお笑い番組を見ていた時だ。
同じように息ができなくなって声を上げて息を何度か吐いたりしていたがどうしようもなくなって119に連絡をした。
電話が繋がり状態を聞かれるのだがうまい具合に息ができないと言うことは話すことも難しいということだ。
なんとか住所だけは伝えることができたのだろう、サイレンと共に救急車が来てくれた。救急隊の顔を見たら安心したのかだいぶ落ち着いた様になっていた。
バイタルとか問診を受けて病院に向かう段になってそういえば今の車椅子WHILLだから救急車に乗るか疑問に思って尋ねてみたら乗らないと言われた。
バラしたら載せることはできるんだろうがバラし方を説明できないから車椅子と共に救急車に乗るのを諦めざるを得なくなった。
当然なのだが救急車は病院に届けるだけだから帰りは自力で帰らなければならない。私の場合車椅子がないと移動に支障が出る。
もうこの時には呼吸も落ち着いており過去2回の体験から連続の発作はないだろうと思い、このまま部屋で様子を見る様に救急隊員に伝えた。
隊員は即座に了承してくれて病院に行かないこと謝罪したら、いえとりあえず大事ではなくてよかったです、また変だと思ったら遠慮なく呼んでください、と応えてくれた。
これ以来いまのところ呼吸困難の発作は出ていない。
いつ出るか不安はあるがなんとか生活は出来ている。
迷惑を掛けながらだが。
あとWHILLの説明書の一部分はコピーしてラミネートで処理してWHILLに積んでいる。
何かあったらそれをみて対応してもらうためだ。
ま、他者がいないとできることはホント限られている。