地震
先日夜、地震があった。
パソコンの前に座っていたのだが結構大きな揺れで周りを見回すことしかできなかった。見たところ台に飾っていたPGのガンダムが倒れていくのを見た。被害としたらそんなものだった。
地震で思い出すのがやはり10年前の東日本大震災を思い出す。
この時は昼下がりで透析の仕事をしている最中だった。発生直後は患者さんの安全を確認しかできなかった。その後患者さんのケアと被害確認を行い取り敢えず大きな被害がないことを確認した。院長に報告してその後の対応を話し合った。先にも書いたが被害も少なく停電、断水もないからこのまま続行した。患者さんは不安がる方もおられたが丁寧に説明して透析は予定通り施行した。明日もやるかどうか話し合い施行することにした。このまま行ければ電気も水も問題ないだろうとの考えからだ。こちらとしてはスケジュールが狂うと後々大変になると思っていたからその辺りでは安堵した。
クリニックでは患者さんの送迎をしていたのだが全員の送迎が終わり車が帰ってきたのはだいぶ遅い時間だった。
恋今日交通機関も動いている気配がなかったので車で来ているスタッフに残っているスタッフの送迎をお願いし、私と事務の男性スタッフは明日のことを考えてクリニックに泊まり込んだ。
次の日の朝早く患者さんの一人から電話があり今どこどこにいるんだけど帰れてない、どうしたらいいかとのことだったので朝早かったけど今からすぐ来るように伝えた。
スタッフも来れないことを前提に動いたのだがそこは何とかなった。
透析というのはスケジュール通りに施行しないと最後患者さんに悪影響が出ることがあるから基本今日はお休みということはない。
また、透析行為は電気と水を大量に使う医療行為だから停電と断水が非常に怖い。
覚えておられるだろうがこの震災で計画停電が行われた。幸いというかこのクリニックはその範囲に入っておらず透析はスケジュール通りにすることができた。近隣の関連クリニックが計画停電の範囲に入っており当クリニックで受け入れて透析を行った。
とにかく慌ただしかったのは覚えている。
この日勤務が終わり家路に着いたのだが駅がダダ混みで直通運転もしていないとのことで普段乗り換えない駅で乗り換えて何とか家に辿り着いた。のだがグチャグチャになった部屋を見て諦めと共に風呂に入って寝た。
これを機にまた、防災の対策を考えて幾つか実行をしたものだ。
防災もだが起きた後の対応、訓練が大事だと思う思ったことだったし、先日の地震でも思いを新たにした。
喉元過ぎれば、などと言う諺もあるがその熱さはわすれないようにしたい。