銭湯
昔から温泉が好きで北海道に旅行した時も道中途中下車して川湯温泉に行ったり雪見温泉に入りたいだけで当日予約で湯檜曽温泉に行ったりなどしていた。北海道の時などは行き道に慣れないから盛大に転んだりした。痛みが引かないなと、鏡で見るとお尻が真っ青になってたりしてこら痛いわ、などいうことがあったりしたのはいい思い出だ。湯檜曽温泉ではホテルに家族風呂があり無制限で入れたので大きい石造りの湯船に入りながら窓の外に雪を見ながら一人で堪能していた。
また、学生時代は風呂なしのアパートに住んでいたから銭湯は必需品だった。そして東京に出てきてからはスーパー銭湯に通っていた。
そんな感じで大きい風呂が好きなのだがこの身体になって大衆浴場に行くなんてことはできない。誰かに手伝ってもらったらいけるのだろうがなんか迷惑かけたくないし一人がいいのでほぼ諦めていた。
私も昔バイトで訪問入浴をしていた。利用者の満足そうな顔はやっぱり湯船に浸かるのは日本人なんだなぁなんて思ったりしたものだった。
しかしそれは嫌なので数年前にネットで探していたら福祉湯なるものをしている銭湯が今のうちからさほど遠くないところにあるのを見つけた。今の家はシャワーブースしかないから足を伸ばして風呂に入りたいから取り敢えず行ってみた。家族風呂みたいな大きさの浴室で障害者にも浴槽に入りやすくなっており肩まで湯船につかり十分満足できた。
それからというものこの季節になったら行くようになった。電話でそこを使いたい旨をして日時を予約して行くのだがこの日は電話した当日に行くことができた。予約の際名前を告げるといつもありがとうみたいな感じで対応してくれて年一くらいでしか使わないのに嬉しい対応をしてくれた。この銭湯温泉らしく東京らしく黒湯だった。
行く時は寒かったが風呂に入り終わり外に出たら身体の芯まであったまっていたようでそこまで寒さは感じなかった。取り敢えず年一の楽しみの一つになっている。