秋葉原
私は昔は秋葉原の住人だった。ま、ありていに言えばオタクだ。
東京、特に都心に住み出して一番行っていたのは秋葉原だった。
久しぶりに秋葉原に行った。行くところといえばヨドバシアキバなのだが。モバイルバッテリーを物色した後6階のプラモデル売り場へ。
しかしちょっと見ない間にガンプラも増えたものだ。欲しいものばかりなのだが以前から書いている通り作るという行為が甚だ難しくなった為商品を見るだけで終わってしまった。狭いところを車椅子で彷徨いたから周りのお客さんにはちょっと迷惑をかけてしまった。
取り敢えず帰る為浅草橋に向かうのに昭和通りの横断歩道を渡る。
この横断歩道ある良くない思い出がある。
ここで人身事故を見てしまった。
車道の信号が黄色に変わるかといったときに対面にいた人が急に歩道を渡り出した。無論歩行者の信号は赤だ。
ここは首都高の下にある所で車から見たら高架の柱の隙間から急に飛び出した感じに見えただろう。
しかし人が跳ねられるのを目の当たりにしたのは初めてだ。夕方の時間というのもあり人はたくさんいたのでみんな何かしら動いていた。私は自転車に乗っていたので自分まで手を出したら混乱する?と思い最寄りの警察署に急いで行って事故の発生を伝えた。
そこからは自分がいてもしょうがないと自分の用事をしにその場を離れた。
ま、野次馬をする気も邪魔をする気もなかったからね。
この時思ったのは事故を起こした運転手の事だ。あんな事予測もクソもない、どう見ても赤信号で渡り出した歩行者が悪いと思うのだがやはり運転手に何かしらのペナルティーが課せられるのだろう、死亡事故になってしまったらそれこそ前科がついて収監されてしまう。
この頃はすでに車を手放して運転はしていなかったが改めて自動車、それに運転の怖さを思い知った。
と同時に歩行者の側も交通ルールの遵守の大切さを思った。
ルールを守らないと自分だけで無く事故を起こした相手も不幸にしてしまう。
そのあと次の日くらいにニュースを物色したがこの事故のことは見つけることができなかった。だからその後の経過はわからない。
と同時にニュースにならないくらい日々交通事故は起こってるんだろうななどと思った事柄だった。
今では赤信号で渡るなどということはできようはずもない。車椅子だから早く動くなどはできないし事故には遭いたくないから青の点滅はおろか信号の横の経過シグナル?が残り少なくなっていたら渡らない様にしている。それ位が自衛できる最大限だと思って。