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錠前

 取り敢えず防犯の為集合ポストの自分のところにはダイヤル式の錠前、南京錠なるものをつけている。
 なんでダイヤル式にしたか、鍵式だったら南京錠みたいな小さい鍵穴にこれまた小さい鍵を差し込むのが甚だ困難でありその鍵を失くすリスクが高いからダイヤル式のにした。
 三桁のものにして動かすのは頭の一桁だけにして残り二桁は動かさない様にして使っていたがこの間、なんかの拍子で動かさなかった桁のダイヤルが動いておりいつも通りにしたら開かない。
思いつく数字をダイヤルするが開かない。
 根負けして使わなきゃ良いやと、郵便受けの口をガムテープで塞いでいた。
 郵便物を入れられたら出しようがないからね。
 こうしておけば部屋まで持ってきてくれるだろうと期待して。
 一度は持ってきてくれたがそれっきりだった。
 ある日とある場所から電話があり出てみると郵便物が返ってきました、引っ越されたのですか?と。
 いえいえ引っ越してませんよと答えて再配送をしてくれるとのことでお願いする。
 疑問符を浮かべながらただ一つの心当たり、郵便局に問い合わせの電話をする。
 すると基本郵便物は郵便受けにしか入れずそこが封鎖されている様なら住民不在とみなして返送するらしい。
 なので、ほっとこうと思った開かない錠前を開ける必要に迫られた。
 まずは鍵屋に電話する。HPでは2000〜などと謳っており、最高でも一万あれば大丈夫かな?などと聞いたら最低15000〜で、壊すとなると50000は見たほうがいいと言われ断る。
 自分で壊す方を探す。
 うってつけのHPを見つけて必要機材もあったから早速実践、しかさ片手では全くできなかった。
 で思案する。
 シルバー人材センターにお願いしてみよう。
何度か使っており使い勝手は知れている。

 電話してお願いするが最初は渋られたが以前蹴られた方に聞いてくれと言うと翌日には今から行きますよ、と依頼内容を知った上で了解してくれた。
 来てもらいHPにあったやり方をやってもらったらほんとすぐに開いた、というより壊れた。
 これで一安心と、それだけで帰ってもらうのは心引けるので今まで気になっていたヘルパーがしてくれない作業をお願いしてしてもらう。
 計20分満たない作業で終えてもらう。
 感謝して送り出す。
 多分いつも通りなら2000円満たない。
 ありがとうございます、いつもお世話になります。

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