思いがけない恐怖
これは私だけの気持ちなのかもしれないが、背中におんぶされるのが非常に怖い。片麻痺で片方の手足が不自由な為相手の首や肩に手を回して自身の身体を安定させるのが難しく非常に怖い。相手を信用してないわけでは無いが自分自身が信用できてないからどうしても恐怖が先に立ち、提案されても拒否をして最後は諦めるとなってしまう。
昔仕事をしていた頃地震があってエレベーターが止まった時は歩けない患者さんを背中に負ぶって階下に連れて行ったことがあるがその時はこちらもなんとかしなきゃといった思いでしたのだが今となっては患者さんの恐怖たるや思い返しても謝罪しか出てこない。
こういうことがあり防災備品の一つに階段用の車椅子を購入した。これも使い慣れないと結構難しいものだが今となっては絶対必要なものと思っている。操作の困難さは日頃訓練してればなんとかなるし。
しかし、なってみないと分からないことは多い。しかも座学で勉強しただけではその奥にある思いなどは理解できない。
その意味でも私の立場としてこの病気になってしまったのを活かしてレンタル障がい者をしている。利用していだだけると幸いです。